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兼六園ジュニアカップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
兼六園ジュニアカップ
開催国 日本の旗 日本
主催者 石川県(2022年)
競馬場 金沢競馬場
創設 1999年9月26日
2022年の情報
距離 ダート1500m
格付け 重賞
賞金 1着賞金300万円
出走条件 サラブレッド系2歳、金沢所属
負担重量 馬齢(55kg、牝馬1kg減)
出典 [1]
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兼六園ジュニアカップ(けんろくえんジュニアカップ)は、金沢競馬場で施行されていた地方競馬重賞競走である。正式名称は「中日スポーツ杯 兼六園ジュニアカップ」、中日スポーツを発行する中日新聞社が優勝杯を提供している。競走名は、日本三名園の一つで石川県金沢市にある大名庭園兼六園から。

概要

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1999年金沢競馬場のダート1400mのサラブレッド系3歳(現2歳)牡馬・騸馬の北陸・東海・近畿地区交流の定量の重賞競走「ほくてつ杯 兼六園ジュニアカップ」として創設。創設当初から2012年まで中央競馬朝日杯フューチュリティステークス(旧・朝日杯3歳ステークス)へのGIステップ競走として位置付けられ、1着馬のみ、朝日杯フューチュリティステークスのトライアル競走の北陸・東海・近畿地区(2003年からは中国地区を含む)のブロック代表馬として、朝日杯フューチュリティステークストライアル(デイリー杯2歳ステークス京王杯2歳ステークス東京スポーツ杯2歳ステークス)への出走権が与えられていた。さらにこのいずれかの競走で上位2着までに入賞すると朝日杯フューチュリティステークスへ出走可能であった。

2003年からは北陸・東海・近畿・中国地区交流競走として施行され、福山所属の競走馬が出走可能になり、2004年からは牝馬の出走が可能となる。2013年から北陸地区(金沢)限定に出走条件が変更されるとともに未来優駿シリーズに加えられた。

2005年からは優勝杯の提供が北陸鉄道から中日新聞社に変更され、名称を「ほくてつ杯 兼六園ジュニアカップ」から「中日スポーツ杯 兼六園ジュニアカップ」に変更された。

2014年から2022年までは1500mで施行されている。また、JRA認定競走でもあった。

ネクストスター金沢の新設に伴い、本競走は2022年をもって廃止された[2]

負担重量は1999年 - 2000年、2004年、2009年、2012年 - 2014年は定量、2001年 - 2003年、2005年 - 2008年は馬齢、2010年 - 2011年、2015年- 2022年は別定。

条件・賞金等(2022年)

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出走条件
サラブレッド系2歳、金沢所属
負担重量[1]
馬齢(55kg、牝馬1kg減)
賞金等
1着300万円、2着84万円、3着42万円、4着30万円、5着24万円、着外5万円[1]

歴史

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  • 1999年 - 金沢競馬場のダート1400mのサラブレッド系3歳(現2歳)牡馬・騸馬の北陸・東海・近畿地区交流の定量の重賞競走「ほくてつ杯 兼六園ジュニアカップ」として創設。
  • 2000年 - 当時、笠松所属の安藤勝己が騎手として史上初の連覇。
  • 2001年
    • 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「サラブレッド系3歳牡馬・騸馬の北陸・東海・近畿所属馬」から「サラブレッド系2歳牡馬・騸馬の北陸・東海・近畿所属馬」に変更。
    • 負担重量を「定量」から「馬齢」に変更。
  • 2003年 - この年から北陸・東海・近畿・中国地区交流競走として施行され、出走条件を「サラブレッド系2歳牡馬・騸馬の北陸・東海・近畿・中国所属馬」に変更。
  • 2004年
    • 出走条件を「サラブレッド系2歳牡馬・騸馬の北陸・東海・近畿・中国所属馬」から「サラブレッド系2歳の北陸・東海・近畿・中国所属馬」に変更(牝馬の出走が可能となる)。
    • 負担重量を「馬齢」から「定量」に戻す。
  • 2005年
    • 優勝杯の提供を北陸鉄道から中日新聞社に変更。それに伴い、名称を「ほくてつ杯 兼六園ジュニアカップ」から「中日スポーツ杯 兼六園ジュニアカップ」に変更。
    • 負担重量を「定量」から「馬齢重量」に再度変更。
  • 2008年 - 3位入線の笠松のマジョリーフェアが進路妨害により6着に降着。
  • 2009年 - 負担重量を「馬齢」から「定量」に再度戻す。
  • 2010年 - 負担重量を「定量」から「別定」に変更。
  • 2012年 - 負担重量を「別定」から「定量」に変更。
  • 2013年
  • 2014年 - 距離が1500mとなる。
  • 2015年 - 負担重量が「定量」から「別定」に変更。
  • 2019年 - HITスタリオンシリーズから外れる。
  • 2021年
    • 2歳チャンピオンシリーズの対象競走に指定。
    • 地方全国交流に変更。
  • 2022年
    • 金沢所属限定戦に戻る。
    • 本年の開催をもって廃止。

歴代優勝馬

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回数 施行日 距離 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1999年9月26日 1400m レジェンドハンター 牡3 笠松 1:28.1 安藤勝己 高田勝良 廣瀬普
第2回 2000年9月24日 1400m フジノテンビー 牡3 笠松 1:29.5 安藤勝己 中山義宣 大橋清助
第3回 2001年9月25日 1400m ホクザンフィールド 牡2 西脇 1:30.6 小牧太 橋本忠男 木本弘孝
第4回 2002年9月17日 1400m オペラコロナリー 牡2 金沢 1:31.9 平瀬城久 鈴木正也 (有)岡本牧産
第5回 2003年9月16日 1400m セトノシェーバー 牡2 愛知 1:32.4 安部幸夫 角田輝也 難波澄子
第6回 2004年9月14日 1400m サイキョウカチドキ 牡2 笠松 1:32.0 川原正一 藤田正治 奥本重幸
第7回 2005年9月13日 1400m メイホウホップ 牡2 金沢 1:31.5 向山牧 伊藤勝好 末武憲俉
第8回 2006年9月12日 1400m ブラックムーン 牝2 金沢 1:32.3 鬼束亮 平床良博 中村好太郎
第9回 2007年9月10日 1400m エムザックライアン 牡2 金沢 1:33.4 吉原寛人 加藤和宏 寺西正彰
第10回 2008年9月9日 1400m ニュースターガール 牝2 笠松 1:33.8 阪上忠匡 森山英雄 荒木克己
第11回 2009年9月13日 1400m ハヤテカムイオー 牡2 金沢 1:31.4 吉原寛人 宗綱泰彦 畑中政雄
第12回 2010年9月19日 1400m エルウェーオージャ 牡2 園田 1:30.6 吉村智洋 橋本忠男 雜古隆夫
第13回 2011年9月20日 1400m アウヤンテプイ 牡2 笠松 1:30.6 尾島徹 柴田高志 若林千代惠
第14回 2012年9月18日 1400m ホウライジェントル 牡2 愛知 1:31.7 柿原翔 藤ヶ崎一人 橋元幸平
第15回 2013年10月22日 1400m フューチャースター 牡2 金沢 1:30.3 米倉知 岩切敏男 谷岡正次
第16回 2014年11月4日 1500m アロマベール 牡2 金沢 1:36.0 平瀬城久 金田一昌 (同)JPN技研
第17回 2015年11月1日 1500m ブライトエンプレス 牝2 金沢 1:37.6 平瀬城久 金田一昌 西森鶴
第18回 2016年11月1日 1500m ヴィーナスアロー 牝2 金沢 1:38.4 田知弘久 金田一昌 村山忠弘
第19回 2017年11月14日 1500m フウジン 牡2 金沢 1:36.3 佐藤友則 中川雅之 (有)新生ファーム
第20回 2018年11月20日 1500m アイオブザタイガー 牡2 金沢 1:38.6 畑中信司 中川雅之 (有)新生ファーム
第21回 2019年10月15日 1500m ハイタッチガール 牝2 金沢 1:37.1 青柳正義 中川雅之 (有)新生ファーム
第22回 2020年10月11日 1500m サブノタマヒメ 牝2 金沢 1:37.1 畑中信司 金田一昌 中川三郎
第23回 2021年10月5日 1500m エンリル 牡2 北海道 1:34.1 吉村智洋 角川秀樹 (株)オリオンファーム
第24回 2022年10月30日 1500m ノブノビスケッツ 牡2 金沢 1:36.6 青柳正義 加藤和宏 佐野信幸

※馬齢は2000年以前では旧表記を用いる。

脚注・出典

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c 令和4年度 石川県営第13回金沢競馬番組表〔通算第16回〕 概 定” (PDF). 金沢競馬場 Official Website. 2022年10月26日閲覧。
  2. ^ 令和5年度 重賞レース等石川県競馬事業局、2023年3月10日閲覧

各回競走結果の出典

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1999年2000年2001年2002年2003年2004年2005年2006年2007年2008年2009年2010年2011年2012年2013年2014年2015年2016年2017年2018年2019年2020年2021年2022年