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刀剣ワールド財団

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一般財団法人 刀剣ワールド財団
団体種類 一般財団法人
設立 2018年4月16日
所在地 愛知県名古屋市中区丸の内2丁目1番33号
法人番号 6180005017792 ウィキデータを編集
主要人物 左右田稔(代表理事)
活動地域 日本
主眼 伝統文化の普及・発展
活動内容 日本刀、甲冑等の伝統工芸品、及び美術品の収集・保存・展示
活動手段 Webサイト運営、博物館運営
親団体 東建コーポレーション株式会社
ウェブサイト https://www.meihaku.jp/about-foundation/
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一般財団法人 刀剣ワールド財団(とうけんわーるどざいだん 英: Touken World Foundation)は、日本刀甲冑等の伝統工芸品、及び美術品を収集・保存・展示することを通じて、日本の伝統文化を守り、文化の振興・発展に寄与することを目的とした財団法人。東建コーポレーション株式会社によって、2018年4月16日に設立された[1]

概要

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日本刀や甲冑などの貴重な文化財の散逸・海外流出を防ぎつつ、文化の振興・発展に寄与することを目的としている。美術品としての日本刀を身近に感じられるよう、刀剣コレクション名古屋・丸の内刀剣コレクション桑名・多度、名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」(2024年5月開館)などの施設運営を行なう。

財団のコレクションは、東建コーポレーション創業者で財団代表理事の左右田稔が40年に渡り収集してきた刀剣類や、東建コーポレーション株式会社が所有していた美術品などから構成され[2]、2022年3月時点で日本刀約500振を有する[3]京都国立博物館桑名市博物館など、他館への美術品貸し出しを行なっており、九州国立博物館とは共催で特集展示を実施した。

また、東建コーポレーション株式会社、株式会社東通エィジェンシーと共同で刀剣・日本刀の専門サイト「刀剣ワールド」を運営している。

主な事業

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  1. 刀剣、甲冑、及び鉄砲(以下「刀剣類」と言う。)の収集
  2. 刀剣類の研究、及び普及ならびにこれらに対する支援
  3. 刀剣類に関する博物館の運営
  4. 刀剣類に関する出版物の発行、及び販売 など

活動内容

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  1. 史料・書籍の収集及び管理
  2. 名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」(メーハク)の運営
  3. Webサイト「刀剣ワールド」の制作
  4. 美術品の保存・修復
  5. 出版事業
  6. 映像制作
  7. 講演・発表
  8. 歴史体験会・歴史旅行

沿革

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  • 2018年4月 一般財団法人「刀剣ワールド財団」設立
  • 2018年5月 多度大社「刀剣奉納鍛錬見学の旅」実施[4]
  • 2018年9月 京都国立博物館「京のかたな 匠のわざと雅のこころ」へ刀剣を出品[5]
  • 2018年10月 桑名市博物館「村正Ⅱ―村正と五箇伝―」へ、村正3振を含む刀剣17振を出品。[6]刀剣博物館「諸国漫遊 -多彩なるお国拵と日本刀五ヶ伝を巡る旅-」へ葛飾北斎「加藤清正図」を出品[7]
  • 2018年11月 バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」サイト公開
  • 2019年3月 国宝「有楽来国光」を取得
  • 2019年4月 多度大社と共催で「多度刀剣特別展」を実施[8]。多度大社への奉納刀制作を追ったテレビ番組「刀匠魂 多度~鍛冶神に捧げる太刀」(テレビ愛知)放送
  • 2019年6月 名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」サイト公開
  • 2019年7月 天下三名槍 写し制作プロジェクト開始
  • 2020年1月 九州国立博物館・福岡県のコラボ特集展示「刀剣ことはじめ 刀剣ワールド財団と九博の名刀」開催[9]。「麒麟がくる~岐阜 大河ドラマ館」へ織田信長ゆかりの刀剣や書状などを出品
  • 2020年8月 名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」(メーハク)サイトリニューアル公開
  • 2020年10月 ムック本『名将と名刀との邂逅 明智光秀三英傑』(鈴屋出版)を出版[10]大阪歴史博物館・刀剣博物館で実施の特別展「埋忠〈UMETADA〉桃山刀剣界の雄」へ刀剣を出品[11]
  • 2020年11月 「 [名古屋刀剣ワールド]サイト公開記念第2弾/刀剣コスプレ写真コンテスト」を実施
  • 2021年2月 ミュージアムショップグッズのネット通販を開始
  • 2021年6月 名古屋市瑞穂生涯学習センター主催講座 学習プログラム「〈なごや学〉刀剣と名古屋」を実施
  • 2021年8月 楽天市場におけるミュージアムショップグッズのネット通販を開始
  • 2021年10月 京都府立丹後郷土資料館(ふるさとミュージアム丹後)「“玉の輿”大名家の栄光と苦悩」へ刀剣を出品。桑名市博物館創設50年・本多忠勝桑名入封420年特別企画展「本多忠勝と桑名」へ刀剣を出品
  • 2021年11月 刀剣博物館「特別重要刀剣等指定制度五十周年記念 -日本刀 珠玉の名品展-」へ刀剣を出品

脚注

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  1. ^ 刀剣ワールド財団について”. 名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」(メーハク). 2020年10月28日閲覧。
  2. ^ 【東建コーポレーション】7.文化活動 - 東建コーポレーションのCSRへの取り組み”. www.token.co.jp. 2020年10月28日閲覧。
  3. ^ 博物館の概要”. 名古屋刀剣ワールド/名古屋刀剣博物館(メーハク). 2022年3月16日閲覧。
  4. ^ 【東通トラベル】刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」おすすめバスツアー 多度大社「刀剣奉納鍛錬」見学の旅|ゴルフ旅行・ゴルフツアー・温泉旅行”. www.totsu-tr.co.jp. 2020年10月28日閲覧。
  5. ^ 特別展 京(みやこ)のかたな 匠のわざと雅のこころ「出品一覧表」”. 京都国立博物館. 2020年10月28日閲覧。
  6. ^ 【刀剣ワールド】特別企画展 村正Ⅱ―村正と五箇伝―”. www.touken-world.jp. 2020年10月28日閲覧。
  7. ^ 展示目録”. 刀剣博物館. 2020年10月28日閲覧。
  8. ^ 多度刀剣特別展”. 多度大社. 2020年10月28日閲覧。
  9. ^ 特集展示:刀剣ことはじめ - 刀剣ワールド財団と九博の名刀 -”. 九州国立博物館Webサイト. 2020年10月28日閲覧。
  10. ^ 刀剣ワールド財団が企画監修!「明智光秀と三英傑」を徹底解剖!”. 名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド」(メーハク). 2020年10月28日閲覧。
  11. ^ 出品一覧・展示替えリスト”. 大阪歴史博物館. 2020年10月28日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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