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別冊文藝春秋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

別冊文藝春秋』(べっさつぶんげいしゅんじゅう、: Bungeishunju extra)は、株式会社文藝春秋が発行している隔月刊の電子小説誌。奇数月8日発売。紙媒体の小説誌として長く展開したが、2015年6月号より電子小説誌『つんどく!』と合体して電子小説誌に移行した。

文藝春秋が発行している小説誌には他に、『オール讀物』『文學界』がある。

名称

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『別冊文藝春秋』の「冊」の字は、紙媒体の小説誌として刊行されていた際は異体字「册」が用いられていたが[1]、電子小説誌移行後は「冊」の字が用いられている[2]

沿革と概要

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1946年(昭和21年)2月、同社発行の月刊誌『文藝春秋』の臨時増刊として刊行が開始される。同年12月に創刊された[3][4]。創刊当時の社名は文藝春秋新社で、1966年3月に現社名となっている。創刊以降は季刊であったが、2002年1月に隔月刊化された[5]。並列タイトル"Bungeishunju extra"が、2002年1月から表示されていたが、2013年5月からはなくなっている。判型はA5。雑誌コードは、07705[6]

2013年4月26日、別册文藝春秋電子増刊『つんどく!』が創刊される。文藝春秋では初の電子小説誌となる。誌名の由来は、スマートフォンやタブレット、電子書籍端末を指で「つんつん」して読むことからとされる[7]。『別册文藝春秋』2015年3月号にて紙媒体での発行は終了し、2015年6月号より『つんどく!』と合体して電子版に完全移行した[8]。これに伴い、発売日がそれまでの偶数月8日から、奇数月8日に変更された[8]

ミステリーSF時代小説など様々なジャンルの大衆小説を収録しており、月刊誌の『オール讀物』が読み切り小説が中心であるのに対し、本誌は連載小説の発表の場となっている。元編集長である豊田健次により「文藝春秋が直木賞をとらせたい作家のための媒体として確立」[要出典]しており、実際に本誌連載の後に単行本化されて直木賞に輝くケースが多い。

本誌掲載を経て直木賞を受賞した作品

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脚注

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出典

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  1. ^ 文藝春秋|雑誌|別册文藝春秋_1503”. 文藝春秋. 2015年5月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月15日閲覧。
  2. ^ 『別冊文藝春秋 電子版1号』 | 電子書籍”. 文藝春秋BOOKS. 文藝春秋. 2022年6月15日閲覧。
  3. ^ 文藝春秋|会社案内|会社概要・小史
  4. ^ 別冊文藝春秋 - 昭和21年12月に創刊された「別冊文藝春秋」
  5. ^ WebOPAC Local書誌詳細(2014年6月21日時点のアーカイブ
  6. ^ 東京都北区立図書館 雑誌・新聞目録[リンク切れ]
  7. ^ 4月26日 文藝春秋 初の電子小説誌『つんどく!』を創刊!』(プレスリリース)文藝春秋、2013年4月25日https://www.atpress.ne.jp/news/35141 
  8. ^ a b 「別冊文藝春秋」6月号より全面電子化!”. 文藝春秋 (2015年2月10日). 2015年3月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月23日閲覧。

外部リンク

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