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菊池寛賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

菊池寛賞(きくちかんしょう)は、日本文学振興会が主催する、文芸・映画など様々な文化分野において業績をあげた個人や団体を表彰する

もとは菊池寛の提唱で、年配の作家の業績をたたえるために1939年昭和14年)2月に制定されたもので、文学賞であった。46歳以上の文壇功労者の作家が表彰対象となり、45歳以下の作家・評論家が選考委員を務めた[1]。これは戦争のため6回で中止となったが、戦後、菊池の没後1952年(昭和27年)に復活。そのとき受賞対象が文芸以外の分野に広げられた。

正賞として時計、副賞として100万円が授与される。

受賞者・団体一覧

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戦前

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第1回から第10回

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第1回(1953年)
第2回(1954年)
第3回(1955年)
第4回(1956年)
第5回(1957年)
第6回(1958年)
第7回(1959年)
  • 真山美保(新劇の大衆化、特に文化に恵まれぬ地方公演の成果)
  • NHKテレビ芸能局(「私の秘密」企画の苦心とその成功)
第8回(1960年)
第9回(1961年)
第10回(1962年)

第11回から第20回

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第11回(1963年)
第12回(1964年)
第13回(1965年)
第14回(1966年)
第15回(1967年)
第16回(1968年)
第17回(1969年)
第18回(1970年)
第19回(1971年)
第20回(1972年)

第21回から第30回

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第21回(1973年)
第22回(1974年)
第23回(1975年)
第24回(1976年)
第25回(1977年)
第26回(1978年)
第27回(1979年)
第28回(1980年)
第29回(1981年)
第30回(1982年)

第31回から第40回

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第31回(1983年)
第32回(1984年)
第33回(1985年)
第34回(1986年)
第35回(1987年)
第36回(1988年)
第37回(1989年)
第38回(1990年)
第39回(1991年)
第40回(1992年)

第41回から第50回

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第41回(1993年)
第42回(1994年)
第43回(1995年)
第44回(1996年)
第45回(1997年)
第46回(1998年)
第47回(1999年)
第48回(2000年)
第49回(2001年)
第50回(2002年)

第51回から第60回

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第51回(2003年)
第52回(2004年)
第53回(2005年)
第54回(2006年)
第55回(2007年)
第56回(2008年)
第57回(2009年)
第58回(2010年)
第59回(2011年)
第60回(2012年)

第61回から第70回

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第61回(2013年)
第62回(2014年)
第63回(2015年)
第64回(2016年)[4]
第65回(2017年)[5]
第66回(2018年)
第67回(2019年)
第68回(2020年)
第69回(2021年)
第70回(2022年)

第71回以降

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第71回(2023年)[7]
第72回(2024年)[8]

選考委員

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順不同

1952年 - 1959年
1960年
  • 阿部真之助、大谷竹次郎、永田雅一、山本有三
1964年 - 1969年
  • 大谷竹次郎、永田雅一、山本有三
1970年 - 1972年
1973年
1974年 - 1976年
1977年 - 1983年
  • 飯沢匡、石川達三、内村直也、川口松太郎
1984年
1985年 - 1989年
1990年
  • 井上靖、河盛好蔵、林健太郎、福田恆存、佐伯彰一
1991年 - 1992年
1993年
  • 阿川弘之、佐伯彰一、林健太郎、福田恆存、江藤淳
1994年 - 1998年
  • 阿川弘之、佐伯彰一、林健太郎、江藤淳
1999年
  • 阿川弘之、佐伯彰一、林健太郎
2000年 - 2003年
2004年 - 2006年
  • 阿川弘之、佐伯彰一、城山三郎
2007年 - 2009年
2010年 - 2014年
  • 東海林さだお、養老孟司、半藤一利、平岩弓枝
2015年 - 2018年
  • 東海林さだお、養老孟司、平岩弓枝、保阪正康
2019年 -

その他の「菊池寛賞」

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菊池の出身地である高松市では、1965年に菊池の顕彰と郷土文化・文学の向上を図る目的で「香川菊池寛賞」を制定し、今日まで続いている[9]。こちらは文芸作品を対象とした純粋な文学賞である。

脚注

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注釈

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  1. ^ この企画報道を担当したのは本多勝一記者と藤木高嶺カメラマンであった(『カナダ・エスキモー』として単行本化)。本多は後に、文藝春秋社の政治的スタンスおよび『諸君!』などに掲載された本多に対する攻撃的な論説に反発して、賞品を文藝春秋社に送り返している。
  2. ^ 当時の記者は石川一洋
  3. ^ システィーナ礼拝堂の壁画の修復作業費用を全額負担するかたわら、十三年におよび修復作業をくまなく映像で記録し、世界的文化財の保護と日欧友好に尽くした功績に対して

出典

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  1. ^ 「第一編 菊池寛の生涯 五、文壇の大御所」(小久保 2018, pp. 94–112)
  2. ^ 日外アソシエーツ現代人物情報
  3. ^ 日本漢字教育振興協會創始者
  4. ^ “『こち亀』原作者・秋本治氏に菊池寛賞 「上質な笑いに満ちた作品を堂々と完結させた」”. ORICON STYLE. (2016年10月13日). https://www.oricon.co.jp/news/2079894/full/ 2016年10月13日閲覧。 
  5. ^ “菊池寛賞に浅田真央さん、岸惠子さんら”. 産経新聞. (2017年10月12日). https://www.iza.ne.jp/article/20171012-JWPJHQ5FKFM6BJ5OXAIUI6TA4Y/ 2017年10月12日閲覧。 
  6. ^ “ラグビー日本代表チームに菊池寛賞”. 産経ニュース. (2019年10月21日). https://www.sankei.com/article/20191021-2FQOQRVUNBKR3ICUFJT2O2DQ7E/ 2019年10月21日閲覧。 
  7. ^ 「第71回菊池寛賞」に野沢雅子ら「世代を超え愛され続ける」”. マイナビニュース. マイナビ (2023年10月11日). 2023年10月11日閲覧。
  8. ^ 「菊池寛賞」に「あしたのジョー」ちばてつや氏、「光る君へ」大石静氏ら選出”. スポニチアネックス (2024年10月9日). 2024年10月9日閲覧。
  9. ^ 香川菊池寛賞”. 高松市. 2019年5月14日閲覧。

参考文献

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  • 小久保武 著、福田清人 編『菊池寛』(新装)清水書院〈Century Books 人と作品32〉、2018年4月。ISBN 978-4389401276  初版は1979年6月 ISBN 978-4389400323

関連項目

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外部リンク

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