コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

利用者:紅い目の女の子/持続可能なエネルギー

平原上に長方形状に配置された集光型太陽熱発電機に太陽の陽が当たっている。円形には頂上付近に雪をかぶった山脈がある
赤土の道沿いに建つ風力タービン
大量に輸送できる電車
電気ストーブで女性がパンを焼いている
持続可能なエネルギーの例。左上:スペインにある溶解塩電池を備えた集光型太陽熱発電。右上:南アフリカ風力発電。左下:シンガポールの電化された公共交通機関。右下:エチオピアでのクリーンクッキング

エネルギー持続可能であるとは、将来世代のニーズを満たす能力を損なうことなく、現在の世代のニーズを満たせることをいう[1][2][3]持続可能なエネルギー(じぞくかのうなえねるぎー、英語: Sustainable energy)、持続可能エネルギーの定義は、その環境や経済、社会への影響に注目することが多い。与える影響は、温室効果ガスの排出英語版大気汚染から、エネルギー貧困英語版有害廃棄物まで多岐に渡る。太陽地熱などの再生可能エネルギー資源は環境へ負荷を与えることもあるものの、化石燃料と比較するとはるかに持続可能であるといえる。

再生可能でないエネルギー資源が、エネルギーの持続可能性という観点でどのように評価されるかについては、さまざまである。原子力発電は、二酸化炭素を排出せず英語版大気汚染も引き起こさないが、一方で放射性廃棄物の問題や核拡散原子力事故のリスクといった欠点がある。石炭から天然ガスへ移行することで、気候変動を抑えられるなど環境への負荷は低減できるが、他方でより持続可能な選択肢への移行が遅れる可能性もある。CCSを発電所に設置することで二酸化炭素の排出をなくすことができるが、こうした技術の導入は非常に高価で、社会実装はほとんど進んでいない。

化石燃料は世界のエネルギー消費の85%を占めており、温室効果ガスの排出量で見ても76%にのぼる。発展途上国の7.9億人が未電化の環境で暮らしており、木炭や薪のような汚染源になる燃料を調理に使わざるを得ない人々が世界に26億人いる。バイオマスを利用した調理英語版や化石燃料由来の汚染によって、年間で700万人が死亡していると推定される。地球温暖化を2 °C (3.6 °F)以内に抑えるというパリ協定の目標を達成するには、生産・分配・貯蔵・消費などすべての側面でエネルギー革命が不可欠である。また、SDGsの7番目の目標である「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」は、気候や人類の健康、発展途上国の経済に大きな利益があると考えられる。

地球温暖化を2 °C (3.6 °F)以内に抑制するための道筋が提案されている。具体的には、石炭火力発電所の段階的な廃止、省エネルギー、風力や太陽などのクリーンエネルギーによる発電へのシフト、輸送や暖房の化石燃料から電気へのシフト等が挙げられる。発電に用いるエネルギー源の一部英語版は、風の強さや太陽の明るさなどの要因で発電量が変動する。そのため、再生可能エネルギーへの切り替えには、エネルギーを貯蔵する仕組みを追加するなどの電力網の改善が必要になる。また、電化が困難なプロセスについては、低排出エネルギーから生産した水素燃料を活用することも選択肢となる。国際エネルギー機関(IEA)が提唱する2050年までのネットゼロ英語版の達成にあたっては、必要な排出削減量のうち35%は2023年現在まだ実用段階にない技術を前提としている。

風力や太陽を利用した発電の市場におけるシェアは、2019年には世界の8.5%を占めるまでに成長しており、そのコストも低下し続けている。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、気温上昇を1.5 °C (2.7 °F)以下に抑えるには、2016年から2035年までに毎年世界のGDPの2.5%をエネルギー分野に投資する必要があると推計している。新たなクリーンエネルギー技術の研究開発や実証実験への投資、電化や持続可能な交通に向けたインフラの構築、クリーンエネルギーの拡大を促進するためのカーボンプライシング英語版RPS制度英語版、 化石燃料への補助金の段階的廃止、などの政策の導入が各国政府に求められている。また、これらの政策はエネルギー安全保障にも寄与する可能性がある。

定義と背景

[編集]

定義

[編集]

国連のブルントラント委員会英語版は、エネルギーがその重要な要素の一つに位置付けられる持続可能な開発の概念について、1987年の報告書『Our Common Future』で説明している。そこでの持続可能な開発の定義は、「将来の世代のニーズを満たす能力を損なうことなく、今日の世代のニーズを満たすような開発」であった[1][3]。この説明は、持続可能なエネルギーについて説明・定義する際にも、多数参照されている[1][4][5][6]

一方で、「持続可能性」の概念を地球規模でエネルギーにどう適用するかについては、普遍的に受け要られている解釈は存在しない[7]。持続可能なエネルギーの実用的な定義には、環境、経済、社会など様々な側面における持続可能性が包含される[6]。当初は、持続可能なエネルギー開発の概念は、排出量やエネルギー安全保障が特に重視されてきた。その後、1990年代の前半には社会、経済的な課題をも包含するように拡張された[8]

温室効果ガスの排出を含む環境の側面からは、生物多様性や生態系、有害廃棄物や有毒物質の排出[7] 、水消費[9]、枯渇性資源の枯渇等の諸問題への影響がある[6]。環境への負荷が低いエネルギー資源のことを、グリーンエネルギークリーンエネルギーと呼ぶこともある。経済的な側面には、経済の発展、効率的なエネルギー利用、各国がコンスタントに十分なエネルギーを利用できるエネルギー安全保障等が含まれる[7][10][11]。社会的な側面には、全ての人々が無理のない価格で信頼性の高いエネルギーを使えるようにすることや、労働者の権利、土地の権利等が含まれる[6][7]

環境への影響

[編集]
大気汚染や事故による死亡率を表した面積グラフ
化石燃料の利用による死亡率は、持続可能なエネルギーの生産によるものよりもはるかに高い[12]
女性が薪を自身の頭の上に担いでいる様子の写真
インドラージャスターン州の郊外の女性が薪を運んでいる写真。木材やその他汚染源となる燃料を料理に使う英語版ことで、屋内の空気の汚染や大気中の汚染による死者が毎年数百万人発生している。

今日のエネルギーシステムは、気候変動、大気汚染、生物多様性の喪失、有毒物質の放出、水不足等、多岐にわたる課題に寄与している。2019年には、世界のエネルギー需要の85%が化石燃料によって賄われている[13]。また2018年時点で、人類が年間で排出する温室効果ガスの76%を、エネルギーの生産・消費が占めている[14][15]2015年に採択されたパリ協定では、地球温暖化を2 °C (36 °F)以内、可能であれば1.5 °C (34.7 °F)以内に抑制することを目標としている。達成するためには、排出量を可能な限すぐに削減し、2050年までにネットゼロ英語版を達成することが必要である[16]

化石燃料やバイオマスの燃焼は、大気汚染の主要な要因の一つになっており[17][18]、毎年700万人が死亡していると推計されるなど、低所得国や中所得国ではこれに起因する疾病負荷が最大になっている[19]。また、大気中の酸素と結合し酸性雨の原因にもなる排気の主要な発生源は、発電所や乗り物、工場における化石燃料の燃焼である[20]。 大気汚染は、感染性ではない疾患の死因の中では第2位である[21]。世界の人口の99%が、WHOが推奨する大気汚染の基準を超えた地域で居住していると推定されている[22]


薪や動物の糞、石炭やケロシンは燃料として使用したときに大気汚染へ与える影響が大きく、こうした汚染源となる燃料を利用した調理英語版は屋内における大気汚染の非常に大きな要因となっていて、年間で160万~380万人が死亡していると推定されている[23][21]。また、汚染源となる燃料を使用した調理は、屋外の大気汚染にも大きく寄与している[24]。これらの調理によって特に健康への影響を受けるのは、調理を担当することが多い女性や子どもたちである[24]

さらに、化石燃料の燃焼による副産物だけが環境に影響をあたえるわけではない。海洋における石油の流出によって、海洋生物に危害が及んだり、有害廃棄物を放出する火災に発展することもある[25]。また、世界の水の10%は、主に火力発電の冷却等のエネルギーの生産に関連して消費されており、乾燥地帯では水不足が問題になる。他にも、石炭の採掘や加工、石油の掘削には大量の水を消費する[26]。燃料として燃やす目的で、木材やその他の可燃性物質を過剰に採取すると、砂漠化など、周辺の地域環境に深刻な被害を及ぼすこともある[27]

持続可能な開発目標

[編集]
電気を利用できる人口を表した世界地図。アクセスできない人々は特に、インドやサブサハラアフリカ、東南アジアに集中している。
電気を利用できない人々は、2016年時点で主にサブサハラアフリカインド亜大陸に多い。

経済成長を維持しながら生活水準の底上げを図ることと気候変動を抑制する目標を達成することの両立にあたっては、持続可能な方法で現在・将来世代のエネルギー需要を満たすことが非常に重要な課題となる[28]。エネルギー、とりわけ電気の信頼性が高く、なおかつ手ごろなコストでアクセスできることは、健康や教育、経済発展の面で最重要である.[29]。2020年時点で、発展途上国の7.9億人が電気を利用できておらず、26億人が大気汚染への寄与が大きい燃料を燃焼して調理をせざるを得ない状況にある[30][31]

後発開発途上国におけるエネルギーへのアクセスの改善や、よりクリーンなエネルギーへの転換は、SDGsのほとんどの項目を達成する上でのキーとなる[32]。その範囲は、「気候変動に具体的な対策を」から「ジェンダー平等を実現しよう」まで多岐にわたる[33]。特に7番目の目標である「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」は、「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する」をうたっており、2030年までにすべての人々が電気を利用できることやクリーンエネルギーを用いて調理できることが求められる[34]

省エネルギー

[編集]
2019年時点の一人あたりのエネルギー使用量を国別に表した地図グラフ。アメリカやカナダは、日本や西欧諸国の2倍で、アフリカの一部の国と比較すると100倍もの使用量になっている。
世界のエネルギー使用量英語版は国によってかなり不平等である。アメリカやカナダなどの裕福な国では、アフリカの一部の後発開発途上国と比較すると一人あたりのエネルギー使用量が100倍にものぼる[35]

エネルギー利用の効率化は、多くの持続可能なエネルギー戦略の基礎となる[36][37]。エネルギー効率化とは、同じ作業をしたり同じ結果を得ようとしたりするときに、より少ないエネルギー消費で実行することを指す[38]。例えば、家庭で使われる窓を断熱性の高いものにすることで、間接的に冷暖房の使用を抑制し、結果としてエネルギー消費の削減に寄与することになる[39]国際エネルギー機関(IEA)によると、エネルギー効率化により、パリ協定の目標を達成するのに必要な排出削減量の40%を満たせると推計している[40]

家電や乗り物、製造・加工工程、建築等の技術効率を高めることにより、省エネルギー化を図ることができる[41]。他のアプローチとしては、例えば建築デザインの改良やリサイクルの活用を積極化するような、生産に大量のエネルギーを必要とする材料の利用を減らすことが挙げられる[42]。また、出張で打ち合わせをする代わりにビデオ会議を活用したり、都市部での旅行で車を使う代わりに公共交通機関や徒歩、自転車を利用するようにしたりといった行動様式の変容も、省エネルギー化に貢献する一手法である[43]。エネルギー効率化を促進するための政策としては、建築基準英語版の改善、性能標準英語版の策定、カーボンプライシング英語版モーダルシフトを促進するためのエネルギー効率性の高いインフラの開発等がある[43][44]

単位GDPあたりのエネルギー消費量で計算できる世界経済のエネルギー効率は、経済生産のエネルギー効率をざっくりと図る指標である[45]。2010年には、GDPで1ドルあたり、5.6メガジュール (1.6 kWh)のエネルギーを消費している[45]。国連は、この経済面のエネルギー効率を、2010年から2030年にかけて、毎年2.6%低下させることを目標としている[46]。しかし、2017年から2018年のエネルギーの経済効率の改善幅は1.1%に留まるなど、この目標は達成できていない[46]

エネルギー効率の改善により、たいていの場合はジェボンズのパラドックスという、効率改善により生まれたリソースが従来に増してエネルギー集約的なモノやサービスの利用に向かい、エネルギー消費量が却って増加するという事象を引き起こす[47]。例えば、近年の輸送や建築分野の技術効率の改善により、消費者のトレンドは自動車や家屋の大型化英語版にシフトしている[48]

持続可能なエネルギー資源

[編集]

再生可能エネルギー資源

[編集]
風力や太陽から作られる発電量が2030年までに30%を超えると、2023年に予測された[49]
再生可能エネルギーの容量は着実に伸びており、特に太陽光発電が筆頭である[50]
2015年から2023年にかけてのエネルギー分野への1年毎の投資額の変動を表した折れ線グラフ。化石燃料とクリーンエネルギーが分けて記載されており、2015年以降クリーンエネルギーへの投資額は化石燃料を上回っており、増加し続けている。
クリーンエネルギーへの投資は、パンデミック後の経済回復や化石燃料価格の高騰を伴う世界的なエネルギー危機、各国での政策による後押しの影響を受けて増えている[51]

再生可能なエネルギー資源は、一般にエネルギー安全保障を高めることや、化石燃料よりも温室効果ガスの排出量がはるかに少ないことにより、持続可能なエネルギーにおいて非常に重要である[52]。他方で、再生可能エネルギーを利用するための取り組みは、バイオエネルギー生産や風力発電太陽発電等への転換を図る中で、その地域の生物多様性を損なうリスクが生じるなど、持続可能性に対して大きな懸念を生じさせることがある[53][54]

太陽を利用した発電や風力発電が急速にシェアを伸ばしているとはいえ、水力発電は再生可能なエネルギー源による発電方法としては最大の割合を占めている。太陽光発電風力発電は、多くの国で最も安価に新エネルギーを利用できる発電方法である[55][56]。 SDGsの7番目の目標である、全ての人々が2030年までに電気を利用できるようにすることを達成するにあたり、太陽光発電などを利用したミニグリッドのような再生可能なエネルギーを利用した分散型電源は、2020年時点で電気を利用できない状態にある7億9000万の半数以上にとって最も安価な方法であると考えられている[57]。国際連合は、2030年までに全世界のエネルギー供給量のうち再生可能なエネルギーが占める割合を、大幅に引き上げることを目標としている[34]

国際エネルギー機関(IEA)によると、風力や太陽などの再生可能なエネルギー資源はもはやありふれた発電方法になりつつあり、世界の発電分野への新規投資の7割がこれら再生可能なエネルギーに向けられている[58][59][60][61]。IEAは2022年の報告で、今後3年以内のうちに再生可能なエネルギーを使用した発電の世界シェアは、石炭を上回り、主要なエネルギー源になるだろうと予測している[62]

太陽

[編集]
long rows of dark panels, sloped about 45 degrees at the height of a person, stretch into the distance in bright sunshine
アメリカのカリフォルニア州にあるソーラーファーム

太陽は、地球における主要なエネルギー源であり、クリーンでかつ多くの地域で豊富に利用できる資源である[63]。2019年時点で、太陽を利用した発電は全世界の電力の約3%を占めており[64]、そのほとんどがソーラーパネルによる太陽光発電である。太陽光発電は、2027年には世界で最大の電力容量を持つ発電方法になると予測されている[62]。ソーラーパネルは、建物の屋上や、ソーラーファームに設置される。 太陽光発電が拡大している大きな要因の一つは、太陽電池素子のコストが急速に低下していることである[65]。新規のソーラーファームによる発電コスト英語版は、多くの地域において既存の石炭発電所における発電コストよりも安く、それ以外の地域でも同等程度である[66]。将来のエネルギー利用についての様々な予測において、太陽光発電は持続可能なエネルギーミックス英語版[注釈 1]における主要な要素として位置付けられている[69][70]

ソーラーパネルを構成する部品のほとんどは容易にリサイクルできるが、規制がないために実際には必ずしもリサイクルされているわけではない[71]。パネルは通常重金属を含有しているため、埋め立て処分では環境へのリスクが生じる[72]。ソーラーパネルが自身を製造するのに消費したエネルギーを生産するまでに必要な期間は2年にも満たない。そのため、ソーラーパネルの生産に必要な資源を採掘するよりもリサイクルする方が、必要な総エネルギー量も少なくなる[73]

集光型太陽熱発電において、太陽光は鏡面上で集光され、液体を温める。そして、発生する蒸気によって熱機関を作動させることにより発電を行う。集光型太陽熱発電は需要に応じて発電量を調整できる発電英語版[注釈 2]方法であり、発生した熱の一部は需要に応じて発電できるように保存しておくことができる[74][75]。電力生産以外の面でも、太陽由来のエネルギーはより直接的に利用されている[76]太陽熱を利用して水を沸かしたり、建造物の暖房に利用したり、乾燥に用いたり、水の脱塩に用いたりするのはその一例である[76]


風力

[編集]
夕日を背景に立っている風力タービンの写真
中国の新疆における風力タービン

風は、工業からポンプ、帆船に至るまで様々なものへの力学的エネルギーを提供し、何千年にもわたって人類の発展の重要な原動力になっている[77]。現代でも、風力タービンが発電に利用されており、2019年時点で世界の発電量の6%が風力によるものである[64]。陸上型のウィンドファームによる発電は、たいていの場合既存の石炭火力発電所による発電よりも安価で、天然ガス原子力による発電と比較しても遜色はない[66]。また、風力タービンは水上にも設置されることがある。陸上よりも風が安定していてなおかつ強い風が吹きやすいことが利点だが、一方で建設や維持管理にかかるコストが高いことが欠点である[78]

陸上型の風力タービンは、自然豊かなエリアや郊外に建設されることが多く、景観に与える視覚的な影響が大きい[79]。一方で、風力タービンと衝突したコウモリや数は少ないが鳥が死ぬこともある[80][81][注釈 3]。また、風力タービンから発生する騒音や大きな影は周辺に住む人には迷惑になる場合もあり[82][83]、人口密度の高い地域では建設が制限されることもある[84]。 風力発電は、原子力発電や化石燃料を用いた発電と異なり、水を消費しない[85]。また、風力発電が生み出すエネルギーに比べると、それ自身を建設するのに必要なエネルギーはわずかである[86]。なお、風力タービンの翼は完全にはリサイクルできないのが現状で、より容易にリサイクルできる翼を製造する方法の研究が進められている[87]

水力

[編集]
a river flows smoothly from rectangular openings at the base of a high sloping concrete wall, with electricity wires above the river
グリダム英語版ベネズエラにある水力発電用のダム。

水力発電は、水の運動エネルギーを電力に変換する発電方法である。2020年時点で水力発電は世界の電力供給の17%を占めているが、20世紀中盤から終盤にかけては約20%を占めており、当時と比較するとその割合は低下している[88][89]

従来の水力発電は、ダムの手前に貯水池を作るのが一般的である。従来型の水力発電は供給量の調整が非常に柔軟で、需要に応じて出力を調整英語版できる。風力発電や太陽を利用した発電と組み合わせることで、風が弱かったり日が出る時間が短いときでも、需要のピークに合わせて発電量を補うことができる[90]

貯水式の水力発電と比較すると、流れ込み式水力発電英語版は環境への負荷が一般に小さい[91]。しかし、その発電能力は川の流れに依存しており、日々の天気や季節的な天候の変化の影響を受けて大きく変動する[92]。貯水式の水力発電は、洪水対策や柔軟な電力供給を目的とした水量の制御が可能であるだけでなく、干ばつ時の飲料水の供給といった安全保障や灌漑なども可能にする点で利点がある[93]

水力発電は、単位エネルギー生産当たりの温室効果ガス排出量が最も少ない水準のエネルギー源に位置付けられるが、その排出量の水準はプロジェクトによって非常に幅がある[94]。最も排出量が多くなりがちなのは、熱帯地域に作られた巨大ダムである[95]。ダムによって温室効果ガスが排出されるのは、生体物質が貯水池に沈んで分解される際に、二酸化炭素やメタンを放出するためである[96]。 また、森林破壊や気候変動によって、水力発電から得られるエネルギーは減少する可能性もある[90]。場所によっては、巨大なダムの建造によって住民が移住を余儀なくされたり、地域環境に深刻な被害を及ぼす恐れがある[90]。さらには、ダムが決壊英語版すれば、多くの人が危険に晒されるリスクもある[90]


地熱

[編集]
手前の建物が小さく見えるほど巨大な、中間部がくびれた垂直に立っているコンクリート塔が3本ある。そのうちの1本は排煙している。
イタリアのラルデレロ英語版にある、地熱発電所の冷却塔

地熱エネルギーは、地下深くの熱を利用することで得られるエネルギー源で[97]、発電や温水、暖房に利用される[97]。 地熱エネルギーが活用されているのは、熱の抽出が経済的に実行できるような温度の高さや熱の流れ、透水性[注釈 4]等の条件が揃っている地域に集中している[98]。地熱発電は、地下の貯留層で生成された蒸気から電力を生産している[99]。2020年次店で、世界のエネルギー消費に占める地熱の利用の割合は、1%に満たない[100]

地熱エネルギーは、近接するより高温のエリアや天然放射性物質英語版崩壊により絶えずエネルギーが供給されることにより、再生可能な資源である[101]。平均すると、地熱発電の温室効果ガス排出量は、石炭発電と比較すると5%未満である[94]。一方で、地熱エネルギーの活用には、地震を引き起こすリスクや、水質汚染を避けるための保全活動の必要性、有毒物質の排出といった課題もある[102]

バイオマス

[編集]
白壁の室内の天井から吊るされたランプに火を点ける男性が写っている写真
ケニアの酪農家がバイオガスランプに明かりをつけている。バイオマスから製造されるバイオガスは調理や照明に利用できる再生可能エネルギーである。
高さ1メートル程度の草が生い茂っている作物畑で、遠くには都市が見える森林に囲まれている。
エタノール燃料を作るためのブラジルのサトウキビ畑。

バイオマスは、動植物由来の再生可能な有機原料である[103]。バイオマスは、燃焼させることにより熱や電気を生産したり、バイオディーゼルバイオマスエタノール等の、乗り物の動力源として利用できるバイオ燃料へ変換したりという形で利用される[104][105]

バイオマスエネルギーが環境に与える影響は、その製法や原料の産地によって大きく異なる[106]。例えば、木材を燃やすと二酸化炭素が排出されるが、適切に手入れされた森林で新しい木に置き換えながら燃料として木材を利用するなら、燃料として利用したときに排出される二酸化炭素は新しい木が二酸化炭素を吸収するので、大きく相殺できる[107]。しかし、バイオエネルギー作物の栽培や育成には、生態系の破壊英語版土壌劣化、水や化学肥料の消費といった問題もある[108][109]

熱帯地域において伝統的な暖房や調理方法に使われる木材の約3分の1が、持続不可能な形で伐採されている[110]。バイオエネルギーの原料の収穫や乾燥、輸送には大量のエネルギーを必要とするものもあり、これらの過程で消費するエネルギーは温室効果ガスを排出して生産されたエネルギーかもしれない[111]。場合によっては、土地利用の変化や作物の生育、加工によって、化石燃料を利用するよりも多くのエネルギーを消費してしまうこともある[111][109][112]

バイオマス原料を育てるために農場を活用することで、食料と燃料の需給や相場にも影響を与えることがある。アメリカでは、ガソリンの約10%がトウモロコシ由来のエタノール英語版に置き換わっているが、この需要を満たすのには収穫量の大部分を利用する必要がある[113][114]。またマレーシアインドネシアでは、バイオディーゼルに利用するためのパーム油を作るために森林伐採が進んだことにより、深刻な社会的・環境的な影響が生じた[115]。これらの森林は、多様な生物種にとっての生息地であったり、二酸化炭素の吸収源であるためである[115][116]光合成は太陽光のエネルギーのごく一部しか活用できないため、バイオエネルギーによって一定量のエネルギーを生産するには、他の再生可能なエネルギー源と比較して大量の陸地面積を要する[117]

非食用の植物や廃棄物を原料とする第二世代バイオ燃料は、従来のバイオ燃料に対して食料生産との競合を抑えるものだが、一方で生態系の多様性を保全するのに重要な地域と競合したり、大気汚染が進んだりといったリスクとのトレードオフでもある[118]。より持続可能なバイオマス資源としては、微細藻燃料や廃棄物、食料生産に適さない土壌で栽培した作物等が挙げられる[118]

二酸化炭素を回収、貯留する技術(CCS)は、バイオエネルギー発電所からの温室効果ガスの排出を回収するために使われることもある[119]。この工程はBECCSとして知られており、大気中から二酸化炭素を除去英語版することができる[119]。しかし、BECCSはバイオマス原料の栽培や収穫、輸送の方法によっては、正味の排出量がプラスになってしまうこともある[119]。一部の気候変動の緩和策で説明されているような規模でBECCS技術を実用するには、大量の農地を転換する必要がある[119]

海洋エネルギー

[編集]

海洋エネルギーは、エネルギー市場に占めるシェアが最も少ない部類のエネルギーである[120]。具体的には、技術的にはかなり成熟しつつある潮力発電、まだ開発の初期段階に当たる波力発電海洋温度差発電等が含まれる[120][121]。海洋エネルギーを利用する世界のエネルギー生産量のうち、フランスと韓国の2箇所の潮力発電所だけで、9割を超える[120]。単一の装置だけではほとんど海洋環境に影響を及ぼさないことがわかっているが、複数の装置を連結したときの影響についてはわかっていない[122]

再生可能でない資源

[編集]

化石燃料の転換

[編集]

石炭から天然ガスへ転換することで、持続可能性の側面で恩恵を得られる。エネルギー生産において、単位エネルギーあたりの天然ガスのライフサイクルGHGは風力や原子力の約40倍にもなるものの[123] [124][125]、石炭と比較すれば少ない[126]。天然ガスを燃焼させたときの排出量を石炭と比較すると、発電に利用する場合は石炭の約半分で、熱生成のために利用する場合は石炭の約3分の2である[127]。また、大気汚染の側面でも、石炭よりも天然ガスの方が影響が少ない[128]。一方で、天然ガスはそれ自身が温室効果ガスでもあり、また輸送中や抽出中のガス漏れによる影響英語版が、石炭から天然ガスへ移行する利点を消してしまうかもしれない[129]メタンの漏洩英語版を抑える技術が広く利用できるようになっているが、実際には常に利用されているわけではない[129]

石炭から天然ガスに移行することで、短期的には排出量を削減でき、気候変動の抑制にも貢献できる[130]。しかし、長期的にはネットゼロ英語版の達成には寄与しない[130]。したがって、天然ガスのインフラを構築するということは今後何十年にもわたって温室効果ガスを排出する(カーボンロックイン英語版)か、十分に投資分の利益を回収できる前に閉鎖するか(座礁資産)を選ぶ必要があるというリスクがある[131][132]

化石燃料やバイオマスを用いた発電所由来の温室効果ガスの排出は、CCS技術により大幅に削減できる可能性がある。ほとんどの研究が、CCSの導入により発電所から排出される二酸化炭素の85-90%を回収できるという仮定に基づいている[133][134]。ただ、たとえ石炭火力発電所から排出される二酸化炭素の90%を回収したとしてもなお、単位エネルギー生産あたりの排出量では、原子力や風力、太陽のエネルギーを利用したエネルギー生産の何倍も大きい[135][136]。 また、CCSを導入した石炭火力発電所の効率はより低下するため、より多くの石炭が必要となり、結果として石炭の採掘や輸送による汚染が増大することもある[137]。さらに、CCSは非常に高価で、地理的にも二酸化炭素の貯留に適した地質があるかどうかに左右される[138][139]。この技術の実用は非常に限定的で、2020年時点で世界の稼働中の大規模なCCS発電所は21箇所にとどまる[140]

原子力発電

[編集]
1985年から2020年にかけての世界の発電量において、化石燃料、原子力、再生可能なエネルギーそれぞれが占める割合の変化を示すグラフ
1985年以降、低炭素発電が総発電量に占める割合はわずかに増加したにすぎない。再生可能なエネルギーが導入されたことによる増分は、原子力発電の減少により相殺されている[141]

原子力発電は、低炭素英語版ベースロード電源として1950年代から利用されている[142]。原子力発電所は30カ国以上に存在し、世界の発電量の約10%を占める[143]。2019年時点で、原子力発電による発電量は低炭素発電英語版の発電量の4分の1以上を占めており、これは水力発電に次いで第2位である[100]

原子力発電において、ウランの採掘や処理を含めたライフサイクルGHGは、再生可能なエネルギーからのそれと同等である[94]。単位エネルギーの生産あたりに必要な面積で見ると、主要な再生可能なエネルギー源に比べると少なく済む[144]。さらには、原子力発電は周辺地域の大気汚染を引き起こさないという利点もある[145]。 核分裂炉の燃料として用いられるウラン鉱は再生可能な資源ではないものの、今後数百年から数千年にかけての需要を満たすのには十分な埋蔵量がある[146][147]。ただし、経済的に実現可能な方法で利用できるウラン資源は現時点では限られており、原子力発電の利用が拡大する段階においてその需要に供給が追いつかない可能性はある[148]。なお、気候変動の抑制を目指すうえで、かなり意欲的な目標を目指す場合には、原子力発電の拡大が見込まれる[149]

原子力発電が持続可能であるかについては、放射性廃棄物核拡散原子力事故などの観点から様々な議論がある[150]。放射性廃棄物は数千年にわたって管理する必要がある[150]し、原子力発電所によって生成される核分裂性物質は、武器にも転用可能である[150]。原子力事故や汚染の観点では、単位エネルギーの生産あたりの事故や汚染による死者は、化石燃料に由来するそれらよりもはるかに少ないし、これまでの死亡率は再生可能なエネルギー源にも匹敵する[135]。とはいえ、原子力エネルギーの活用は人々の反発を招くこともあり、原子力発電所の設置は政治的に困難なことも多い[150]

原子力発電所の新設にかかる費用や所要時間の短縮は数十年来の目標であるが、依然としてコストは高止まり英語版し、その時間スケールも長い[151]。従来の原子力発電所の欠点に対処するために、様々な新しい形の原子力エネルギーの開発が進展中である。高速増殖炉使用済み核燃料再利用英語版を可能にするもので、通常地層処分が必要な廃棄物を大幅に削減できるが、大規模かつ商業ベースでの導入例はない[152]

トリウムを用いる原子力発電英語版は、ウランの供給量が少ない国々にとっては、エネルギー安全保障の面でよりよい選択肢になりうる[153]小型モジュール炉は、より速く建設できる点やモジュール化することで実用の中でコスト削減を図れる点などで、現在の大型の原子炉よりも有利となる可能性がある[154]

いくつかの国では、より放射性廃棄物が少なく爆発事故のリスクもない、核融合炉の開発に取り組んでいる[155]。核融合技術は研究段階にあり、商業化まで進展するには10年単位の時間がかかると見込まれているため、地球温暖化対策として2050年までにネットゼロ英語版を目指す目標には寄与しないと考えられている[156]

エネルギー転換

[編集]
ブルームバーグNEFは2022年の報告で、世界のエネルギー転換分野への投資がはじめて化石燃料分野への投資と同規模になったとした[157]

世界のエネルギーの脱炭素化

[編集]

地球温暖化を2 °C (3.6 °F)以内に抑えるという目標の達成に求められる排出量の削減には、エネルギーの生産から分配、保存、消費に至るまで、システム全体にわたっての変革が不可欠である[13]。社会があるエネルギーを他のエネルギーに変えるためには、エネルギーに関する様々な技術や行動を変えなければならない。例えば、車のエネルギー源を石油から太陽に変えるには、太陽光発電であったり、ソーラーパネルの出力変動や可変バッテリー充電器の導入、全体的な需要の増加に対応できるような送電網の改修であったり、電気自動車の広がりであったり、電気自動車を充電するためのネットワークや修理工場の増加など、様々な技術・サービス・行動様式が関わっている[158]

多くの地球温暖化対策において、低炭素なエネルギーシステムには以下の3つの側面があるべきだと提案されている[159]

  • 発電の際に低排出エネルギー源を利用する
  • 電化 - 化石燃料等を直接燃やす代わりに、電気の利用が増えている
  • エネルギー効率化手法の利用の加速

エネルギー集約型の技術や工程の中には、航空や船舶、製鉄など、電化が困難なものもある[160]。そのような分野でも排出量を削減するための選択肢がいくつかあり、例えばバイオ燃料やカーボンニュートラルな合成燃料英語版は、化石燃料を燃焼させる前提の車両の動力源になる[161]。しかし、バイオ燃料は必要な量を継続的には生産できておらず[162]、合成燃料は非常に高価である[163]。特に有力な電化の代替手段としては、持続可能な方法で製造された水素燃料が挙げられる[164]

世界のエネルギーシステムを完全に脱炭素化するには数十年かかると予測されており、既存の技術でその大部分を達成できるとされている[165]。2050年までのネットゼロを求めるIEAの提案では、必要な排出削減量のうち35%にあたる部分が、2023年時点で開発中の技術に依存しているとされている[166]。中でも比較的成熟していない分野としては、バッテリーやカーボンニュートラル燃料の製造工程等がある[167][168]。これら新たな技術の拡大には、研究開発や技術デモ実用に向けたコスト削減が必要不可欠である[167]

ゼロカーボンエネルギーシステムへの転換は、人間の健康にも大きなメリットがある。WHOは地球温暖化を1.5 °C (2.7 °F)以内に抑える取り組みにより、大気汚染の削減だけでも毎年数百万人の命を守ることができると推定されている[169][170]。良い計画や管理によって、気候変動の目標を達成する方法と一致するやり方で、2030年までに世界の人々に地方の電化やクリーンな調理英語版を実現することができる[171][172]。 歴史的に、石炭の利用を通じて急速な経済発展を遂げてきた国もある[171]。しかし、十分な国際的な投資や知識・技術の転移が与えられるなら、多くの貧困国や地域にも、再生可能なエネルギーに基づくエネルギーシステムを開発することで化石燃料への依存を飛び越えるチャンスが残されている[171]

変動性エネルギー源の統合

[編集]
傾斜した屋根全体がソーラーパネルに覆われた、テラスハウス群
ドイツのシュリアベルクのソーラーセツルメント英語版の建物群。この地域では消費量よりも多くのエネルギーを生産している。屋根の上にはソーラーパネルが埋め込まれており、最大限高いエネルギー効率で稼働するように建てられている[173]

風力や太陽光といった変動性のある再生可能エネルギー英語版から信頼性の高い電力を提供するためには、電力システムの柔軟性が必要である[174]。ほとんどの送電網は、石炭火力発電のような途切れることのないエネルギ-のために構築されてきた[175]。より多くの太陽光や風力による発電量を送電網に取り込むにあたり、需要に合わせた電力供給の確保できるようなエネルギーシステムに変える必要がある[176]。2019年時点で、これらの変動性のエネルギー源による発電量は世界の8.5%を占めており、その割合は急速に拡大している[64]

電力系統の柔軟性を高める方法は様々である。多くの場所では、風力や太陽光による発電は日々の変動や季節の変動に合わせて相補的な役割を果たしており、例えば夜間や冬など太陽光発電の出力が低いタイミングには、風力発電の発電量がより多くなる[176]。また、地理的に異なる地域同士を長距離の送電線で接続することで、変動の影響をさらに抑えることができる[177]エネルギー需要管理英語版スマートグリッドを通して、エネルギー需要が高まるタイミングを時間的にコントロールし、エネルギー生産量が最も高まるタイミングに合わせることができたり、過剰に生産したエネルギーを必要なときに供給することができる[176]。さらなる柔軟性を確保するには、セクターカップリング英語版と呼ばれる、P2Xシステムや電気自動車を介して、電力領域と熱やモビリティの領域を結合することも考えられる[178]

風力発電や太陽光発電の余剰を用意しておくことで、悪天候下でも十分な量の電力を供給することができる。最適な天候下においては、過剰な電力を使用したり貯蔵したりできないなら、出力を調整する必要があるかもしれない。最終的な需給の調整は、水力やバイオエネルギー、天然ガス等の出力調整可能な発電英語版でカバーしてもよい[179]

エネルギーの貯蔵

[編集]
白いコンテナ状の建物が建ち並んでいる。
バッテリー保管施設

エネルギーの貯蔵は、供給が断続的になる再生可能エネルギーの障壁の克服に有用で、持続可能なエネルギーシステムの重要な一側面でもある[180]。最も一般的に使われていて容易に利用できる貯蔵技術は揚水発電であり、揚水発電は高低差がありなおかつ水場が近い立地を必要とする[180]。特にリチウムイオンバッテリーを代表とするバッテリー貯蔵英語版もまた、広く活用されている[181]。通常バッテリーは短期間だけ電気を貯蔵できるが、より長期にわたって保存できる十分な容量を持つバッテリー技術の研究も進展中である[182]

実用規模のバッテリーのコストは、アメリカでは2015年比で7割程度に減少しているが、それでもなおそのコストや低いエネルギー密度が理由で、多様なエネルギー生産において季節間レベルのバランスを取るのに必要な、超大規模なエネルギー貯蔵を目的とするものは依然として実用化できる段階にない[183]。数か月レベルの利用に堪える容量を備えた揚水発電所やPower-to-gas施設も、数か所で設置されている[184][185]

電化

[編集]
二つの通気ファンが並んでいる写真。ヒートポンプの屋外部分が映っている。
ヒートポンプの屋外部分。石油やガスを利用するボイラーとは対照的に、ヒートポンプは電気を利用しており、効率性が高い。そのため、熱を電化することで排出量をかなり削減できる[186]

エネルギーシステムの他の部分と比べると、電力部門の排出量はかなり速く削減できる可能性がある[159]。2019年時点で、世界の発電量の37%は低炭素エネルギー源(再生可能なエネルギー源や原子力)によるものである[187]。残りの発電量は、化石燃料、中でも石炭が占める[187]。温室効果ガスの排出量を削減する、最も容易かつ速い方法の一つは、石炭火力発電を段階的に廃止し、代わりに再生可能な発電を増やすことである[159]

地球温暖化の一対策としては、暖房や交通のために化石燃料を直接燃やす代わりに電気を利用する、大規模な電化が想定されている[159]。特に意欲的な地球温暖化対策に向けた政策では、2020年時点で20%である電力として消費されるエネルギーの割合を、2050年までに倍増させるとしている[188]

世界中が普遍的に電気を利用できるようにするにあたっての課題の一つは、地方部に電力を届けることである。村落に電力を供給するのに十分な小規模な太陽光発電・蓄電設備のような、オフグリッドミニグリッドシステムは重要な解決策である[189]。信頼性の高い電力供給が幅広くなされることで、発展途上国で一般に使われている灯油ランプやディーゼル発電器等の利用は減ると考えられる[190]

再生可能な電力を発電、蓄電するインフラは、バッテリーに必要なコバルトチタン、ソーラーパネルに必要なといった、鉱物や金属を必要とする[191]。もしこれら製品のライフサイクルをうまく設計できるのであれば、リサイクルによって需要の一部を賄うことができる[191]。それでも、ネットゼロを達成するには17種類の金属や鉱物の採掘量を大幅に増やさなければならない[191]。また、これら原料の一部は、少数の国や企業によって独占されていることもあり、地政学的リスクが増大している[192]。例えば、世界のコバルトの生産量のうちのほとんどを、コンゴ民主共和国英語版が占めているが、この国は政治的に不安定であり、採掘に人権侵害のリスクが生じることも多い[191]。原料の生産を地理的に分散させることで、サプライチェーンがより弾力的になる可能性がある[193]

水素

[編集]

水素はエネルギーの文脈では、温室効果ガスを削減できる可能性を秘めるエネルギーキャリアとして、広く議論されている[194][195]。このためには、より安価でかつよりエネルギー効率の高い地球温暖化対策となる代替策が限られている分野や使い道に十分な量を供給できるだけの水素を、クリーンにかつ継続的に生産することが求められる[196][197]。これらの使い道には、重工業や長距離輸送が含まれる[194]

水素は、燃料電池のエネルギー源として使って電気を生産したり、燃焼により熱を生成できる[198]。燃料電池で水素を消費しても、排出されるのは水蒸気に限られる[198]。一方で水素を燃焼させると、有害な窒素酸化物が生成されることもある[198]。水素に関するライフサイクル中の温室効果ガス排出は、水素の生産方法に依存する。現在の世界中の水素の生産のほぼすべてが、化石燃料から生産されている[199][200]

水素の主な製法は水蒸気改質であり、天然ガスの主な構成要素であるメタンと水蒸気の化学反応により水素を生産する[201]。この工程を通して、1トンの水素を生産するのに6.6-9.3トンの二酸化炭素を排出する[201]二酸化炭素貯留技術(CCS)により排出のうち大部分を除去できるが、天然ガスから水素を生産する際の全体のカーボンフットプリントを解析・評価するのは2021年時点では難しく、その原因は天然ガス自体の採掘・輸送時などに発生する、大気中のメタンの漏れ出しなどを含む排出があるためである[202]

電気は水の分解に使うことができ、特に持続可能な方法で作られた電気によって持続可能な水素を生産することができる[164]。しかし、この電気分解により水素を生産する方法は、CCSなしでメタンから水素を生産する方法に比べると高価であり、また本質的にエネルギー変換の効率も低い[164]。水素は再生可能な発電の余剰で生産することもでき、それらは貯蔵して熱を生成したり再度電気に変換したりすることができる[203]。さらに、グリーンアンモニアグリーンメタノールのような液体燃料にも変換することができる[204]水の電気分解英語版にイノベーションが起これば、よりコスト競争力のある方法で電気から水素を大量に生産できるようになる[205]

水素燃料は、鉄鋼やセメント、ガラス、化学薬品などの大量生産に必要な高温の熱を生成することができるため、製鉄向けのアーク炉のような他の技術とあわせて、産業分野の脱炭素化に寄与する[206]。製鉄向けには、水素はクリーンなエネルギーキャリアとして機能するとともに、石炭由来であるコークスに代わる低炭素触媒としても機能する[207]。輸送の脱炭素化に使われる水素の大きな利用先としては、船舶や航空、それらに比べると少ないが大型貨物車両等が見込まれる[194]。乗用車を含む小型車両における水素を燃料とするものは、特に電気自動車の普及率が比較対象になるが、他の代替燃料自動車英語版には遠く及ばず、将来的にも小型車両の脱炭素化において大きな役割を果たすことはないかもしれない[208]

エネルギーキャリアとしての水素の欠点は、水素の爆発性の高さや他の燃料と比べて体積が大きい点、輸送に用いるパイプの老朽化を早める傾向などにより、貯蔵や配送のコストが高くなることである[202]

エネルギーを利用する技術

[編集]

交通

[編集]
車道の横に生け垣で区切られた自転車専用道路があり、数台の自転車が通行している
この写真はカナダのバンクーバー自転車レーンで、日常の自転車移動を支援するインフラを構築することで持続可能な交通を促進できる[209]

交通は、世界の温室効果ガス排出量の14%を占めているが[210]、交通の持続可能性を高める方法がいくつもある。一般に電車やバスは一度に大量の乗客を運べるため、公共交通機関は個人で移動するよりも乗客一人あたりの温室効果ガス排出量が少ない[211][212]。また、短距離のフライトを高速鉄道で代替することで、特に電化されている場合はエネルギー効率が高くなる[213][214]。他にも、特に都市部において、自転車や徒歩のようなモーターに依存しない移動手段を奨励することで、移動をよりクリーンにかつ健康的なものにできる[215][216]

車のエネルギー効率英語版は年々向上している[217]が、それでもなお電気自動車への移行は大気汚染の減少や交通の脱炭素化に向けた重要なステップである[218]。交通に由来する大気汚染の大部分が、道路の粉塵や摩耗したタイヤやブレーキパッドに由来する粒子状物質から構成される[219]。これらの排気ガス以外からの汚染を大幅に減らすには、電化以外の取り組みが必要になる。具体的には、車両の軽量化や走行距離を短くするなどの対策が挙げられる[220]。世界の二酸化炭素排出量の約25%が依然として交通部門に由来している[221]

長距離貨物の陸送や空輸は、長距離の運行に必要なバッテリーの重量や充電にかかる時間の長さ、バッテリーの寿命の短さなどの理由により、現代の技術では電化が難しい部門である[222][183]。利用できるのであれば、一般には船舶による海上輸送や鉄道による輸送が、車両や航空機を使うよりも持続可能性が高い傾向にある[223]タンクローリーのようなより大型の乗り物については、水素自動車も選択肢の一つである[224]。船舶や航空における排出量を削減するための技術の多くが、未だ開発の初期段階にあるが、中でもアンモニアは船舶の燃料の候補として期待がある[225]。また、燃料の製造時に発生する温室効果ガスを貯留できるなら、航空バイオ燃料はバイオエネルギーの有力な利用用途の一つになる可能性がある[226]

建造物

[編集]

建造物の内部やその建築に使われるエネルギーの割合は、全体の3分の1を超える[227]。建物の暖房について、化石燃料やバイオマスを燃焼させるのに代わる手段としては、ヒートポンプ電気ストーブによる電化や、地熱廃熱の再使用、季節間熱エネルギー貯蔵英語版等がある[228][229][230]。ヒートポンプは単体で冷暖房の両方ともの機能を備える[231]。IEAは、ヒートポンプが、室内や水を温める世界の需要のうち9割以上を満たせると推計している[232]

建物を暖房する効率性の高い方法として、地域熱供給と呼ばれる、熱を一箇所で生成しその熱を 断熱パイプを通して複数の建物に配送するものがある。伝統的に、ほとんどの地域熱供給には化石燃料が用いられてきているが、現代的なコールドディストリクトヒーティング英語版[注釈 5]システムは、再生可能エネルギーを高い割合で活用できるように設計されている[234][235]

自然空調のために風を取り入れる塔を備えた建物
画像はイランのバードギール。このようなパッシブクーリング英語版設備は、エネルギーを消費することなく建物に冷風を送り込める[236]

建物の冷房は、パッシブデザインヒートアイランド現象を最小限に抑える都市計画、管を送水される冷水で複数の建物を冷房する地域冷房英語版等によって、より効率化できる[237][238]空調には大量の電気が必要で、貧困家庭にとっては必ずしも手頃に利用できるとは限らない[238]。未だに、温室効果ガスを排出する冷媒を使用している空調もあるが、これは気候変動への影響が少ない冷媒だけを使うことを課すキガリ改正英語版を批准していないためである[239]

調理

[編集]
電磁調理器
調理において、電磁調理器は最もエネルギー効率が高くかつ安全な選択肢の一つ[240][241]

多くの人々がエネルギー貧困に喘いでいる発展途上国では、しばしば調理に薪や動物のフンのような汚染源となる燃料が使われる。これらの燃料を利用して行う調理は、有害な煙を発したり、森林破壊につながる伐採のために、一般に持続可能性が低い[242]。既に先進国では普及している[240]が、世界的にクリーンな調理設備が広まることで、気候に与える悪影響が最小化できるだけでなく、人々の健康も飛躍的に増進するだろう[243][244]。例えば屋内での煤の発生量が少ない調理設備等があるが、クリーンな調理設備は、天然ガスや液化石油ガス[注釈 6]、電気をエネルギー源として使用することが多い。バイオガスも場合によっては選択肢になり得る[240]。従来型の調理ストーブよりも効率的にバイオマスを燃焼させられる改良型調理ストーブ英語版は、クリーンな調理への移行が難しい場合には暫定的な対策になる[245]

産業

[編集]

世界のエネルギーの3分の1以上が産業分野で消費されている。そのエネルギー消費の殆どが、熱プロセスにおけるものであり、熱の生成や乾燥、冷蔵等が含まれる。産業分野における再生可能エネルギーの占める割合は2017年時点で14.5%であり、そのほとんどがバイオエネルギーや電気から作られる低温熱である。再生可能エネルギーから得られる出力では200 °C (390 °F)以上の熱を発生させるのに限界があるため、産業の中でも最もエネルギー集約的な分野で、特に再生可能エネルギーの占める割合は低い[246]

工業的なプロセスの中には、温室効果ガスの排出をなくすために、まだ大規模に構築・運用されていない技術の商業化が必要になるものもある[247]。例えば製鉄においては、コークスと呼ばれる高温の熱を発生させるとともにそれ自身も鉄の成分となる、石炭由来の原料を伝統的に使用してきたため、電気で代替するのは困難である[248]。プラスチックやセメント、合成肥料の生産も、大量のエネルギーを利用するため、脱炭素化の可能性が限定されてしまう[249]サーキュラーエコノミーへの転換により、リサイクルを増やすことによって原材料を新たに採掘・生成するために消費するよりもエネルギー消費を抑えられるため、産業の持続可能性をより高めることができる[250]


政策

[編集]

エネルギーシステムの転換を奨励するためによく練られた政策により、温室効果ガスの削減や大気汚染の改善が見込めるとともに、多くの場合でエネルギー安全保障を高めたり、エネルギー面の財政負担を抑えることができる[251]

エネルギー利用における持続可能性の向上を促すために、1970年代頃から環境規制がされるようになった[252]。国によっては石炭火力発電所の段階的な廃止英語版を達成する時期や新たな化石燃料の探査を行わないことを約束している。また、政府は新車が温室効果ガスの排出量が0になるよう規制したり、新たな建築物の暖房をガスではなく電気で行うよう規制することができる[253]。導入している国もあるRPS制度英語版は、電力会社に再生可能資源からの発電割合を増やすことを義務付けるものである[254][255]

政府は、長距離送電線やスマートグリッド、水素のパイプライン等のインフラの開発を進めることによって、エネルギーシステムの転換を加速できる[256]。交通の面では、適切なインフラとインセンティブがあれば、人々の移動をより効率的に、かつ車への依存度を下げることができる[251]。また、都市計画によってスプロール現象を抑えることで、生活の質を向上させつつ、地域の建物や交通でのエネルギー使用量を削減できる[251]。研究開発への政府資金の提供や資金調達、またそうした技術へのインセンティブを与えるような政策が、これまで太陽電池やリチウム電池といったクリーンエネルギーの技術の開発や成熟に重要な役割を果たしてきた[257]。2050年までにネットゼロを達成するIEAのシナリオでは、多様な新しい技術を実証実験の段階に乗せたり、導入を促したりするために、公的資金をますます投入していく必要がある[258]

屋根の下にある低めの金属製の箱にプラグを挿している車の列の写真
EUやいくつかの国では、全ての新車をゼロエミッション車にするとしてその時期を公約している[253]

二酸化炭素の排出量に課税する炭素税等のカーボンプライシング英語版により、産業界や消費者に排出量を削減するインセンティブを与えるとともに、どのように削減するかを選択させる。例えば、低炭素エネルギー源に移行したり、エネルギー効率を高めたり、エネルギー集約的な製品やサービスの利用を減らしたり等が挙げられる[259]。カーボンプライシングは強い政治的な反発を受けることもある一方、エネルギーに特化した政策はそのコストが有権者からは見えづらいこともあり、政治的に安全な傾向にある[260][261]。ほとんどの研究が、地球温暖化を1.5 °C (34.7 °F)以内に抑えるには、カーボンプライシングに加えて他にも厳格なエネルギー特化の政策が必要だと述べている[262]

2019年時点で、ほとんどの地域で炭素価格が低すぎることによりパリ協定の目標を達成できないと考えられている[263]炭素税は、他の税金を引き下げたり[264]、低所得世帯へのエネルギー利用を支援したりする原資にできる[265]。EUやイギリス等、国境炭素税の導入を検討している国もある[266]。これは、国内の炭素価格が適用される産業の競争力を維持するために、温暖化対策が厳格でない国からの輸入品に関税をかけるものである[267][268]

2020年時点で、政策改善の規模やペースは、パリ協定の目標を達成するのに必要なレベルを相当下回っている[269][270]。国内の政策に加えて国際協力をさらに増進することが、貧しい国が完全にエネルギーを利用できるような持続可能な方法を確立するのを支援することやイノベーションを加速するのに必要である[271]

各国政府は、雇用の創出のために再生可能エネルギーを支援することもあり得る[272]国際労働機関の予測によると、地球温暖化を2 °C (36 °F)以内に抑えるよう務めることで、ほとんどの経済分野で雇用が創出できるとしている[273]。この予測では、再生可能な発電や建物のエネルギー効率の向上、乗り物の電動化等の分野で、2030年までに2400万人分の雇用が生まれるとしている。一方で、鉱業や化石燃料の分野では、600万人の雇用が失われるとしている[273]。政府は、化石燃料産業に依存する地域や労働者に公正な移行を約束したり、代わりの雇用機会や手当を保証することによって、持続可能なエネルギーへの転換をより政治的かつ社会的に実現可能なものにできる[171]

金融

[編集]
縦軸に金額、横軸に西暦をとった棒グラフ。横軸は2005年から始まり2023年まである。エネルギー革命分野への世界の投資額の合計と、その内訳の推移を示したグラフで、2019年以降急激に投資額が増加していることを表している。
再生エネルギー革命英語版への投資の中でも、交通の電化と再生可能エネルギーが特に重要な分野である[274][275]

エネルギー革命の前提条件となるのは、イノベーションや投資のための十分な資金調達ができることである[276]。IPCCは地球温暖化を1.5 °C (34.7 °F)に抑えるためには、2016年から2035年にかけて、毎年約2.4兆ドルのエネルギーシステムへの投資が必要になると想定している[277]。この金額は世界のGDPの2.5%にあたるが、ほとんどの研究・調査では、これらの投資によって得られる経済的・健康的な恩恵の方がより大きいと予測している[278]。IPCCは、低炭素エネルギー技術やエネルギー効率への毎年の投資を、2015年比で2050年までに6倍以上にする必要があるとしている[279]。しかし投資の不足は、民間部門にとっては魅力がない後発開発途上国で特に深刻である[280]

気候変動に関する国際連合枠組条約の試算によると、2016年時点の気候ファイナンス英語版[注釈 7]の総額は約6810億ドルとされている[282]。このうちのほとんどが、民間部門の再生可能エネルギーの開発やエネルギーの効率化、公的部門の持続可能な交通に向けた投資である[283]。 パリ協定では、地球温暖化対策のために、先進国から発展途上国に対してさらに年間1000億ドル規模の資金投入を行うと公約している。しかしこの目標は達成されておらず、不透明な会計規則によってその進捗度合いを計ることもできていない[284][285]。2050年までに、産業界で使用されるエネルギーのうち水素や合成燃料が占める割合は5~20%になると予想されているが、さらに化学や肥料、窯業や鉄鋼、非鉄金属などのエネルギー集約型の産業分野が研究開発に大規模な投資をするならば、それ以上の目標を達成できる可能性がある[286]

化石燃料への補助金英語版や資金投入は、エネルギー革命への重大な障壁となっている[287][276]。世界の、化石燃料への直接的な補助金は、2017年時点で3190億ドルにものぼった。さらに、そこから生じる大気汚染の影響等間接的なコストも考慮に入れると、総額5.2兆ドルにものぼる[288]。これらを打ち切ることで、世界の温室効果ガス排出量を28%削減できるとともに、大気汚染による死者も46%減少させることができると見積もられている[289]。また、クリーンエネルギーへの資金投入は新型コロナウイルスの世界的な流行の影響をほぼ受けておらず、むしろグリーンリカバリー等パンデミック関連の景気刺激策にあわせて環境対策も実施されている[290][291]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 社会に必要な電力を安定して供給するために、複数の発電方法を効率的に組み合わせること[67][68]
  2. ^ 訳語は、環境省 2011, p. 12による。
  3. ^ とはいえ、それらの割合は、建物の窓や送電線に衝突することによるものよりは小さい[80]
  4. ^ 岩石が流体を通過させる能力のこと。
  5. ^ 通常の地域熱供給に対し、地中の温度と同レベルの水を利用する場所の近くまで運び、そこで初めて必要な温度まで加熱する方法。利点としては、熱損失が少ないことや必要な人が新たに増減しても対応しやすいことが挙げられる[233]
  6. ^ どちらも酸素を消費し、二酸化炭素を排出する。
  7. ^ UNFCCCの定義では、地球温暖化対策を支援する目的である、公的・民間を問わない財源から得られる地方・国内・国際的な資金調達のこと全般を指す[281]

出典

[編集]
  1. ^ a b c Kutscher, Milford & Kreith 2019, pp. 5–6.
  2. ^ Zhang, Wei; Li, Binshuai; Xue, Rui; Wang, Chengcheng; Cao, Wei (2021). “A systematic bibliometric review of clean energy transition: Implications for low-carbon development”. PLOS ONE 16 (12): e0261091. Bibcode2021PLoSO..1661091Z. doi:10.1371/journal.pone.0261091. PMC 8641874. PMID 34860855. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8641874/. 
  3. ^ a b 塚本 2018, p. 3.
  4. ^ Definitions: energy, sustainability and the future”. The Open University. 27 January 2021時点のオリジナルよりアーカイブ30 December 2020閲覧。
  5. ^ Golus̆in, Popov & Dodić 2013, p. 8.
  6. ^ a b c d Hammond, Geoffrey P.; Jones, Craig I. "Sustainability criteria for energy resources and technologies". In Galarraga, González-Eguino & Markandya (2011).
  7. ^ a b c d UNECE 2020, pp. 3–4
  8. ^ Gunnarsdottir, I.; Davidsdottir, B.; Worrel, E.; Sigurgeirsdottir, S. (2021). “Sustainable energy development: History of the concept and emerging themes”. Renewable and Sustainable Energy Reviews英語版 141: 110770. doi:10.1016/j.rser.2021.110770. ISSN 1364-0321. オリジナルの15 August 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210815092522/https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1364032121000654 15 August 2021閲覧。. 
  9. ^ Kutscher, Milford & Kreith 2019, pp. 1–2.
  10. ^ Vera, Ivan; Langlois, Lucille (2007). “Energy indicators for sustainable development”. Energy (雑誌)英語版 32 (6): 875–882. doi:10.1016/j.energy.2006.08.006. ISSN 0360-5442. オリジナルの15 August 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210815113307/https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0360544206002337 15 August 2021閲覧。. 
  11. ^ Kutscher, Milford & Kreith 2019, pp. 3–5.
  12. ^ Ritchie, Hannah; Roser, Max (2021). “What are the safest and cleanest sources of energy?”. Our World in Data. オリジナルの15 January 2024時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20240115112316/https://ourworldindata.org/safest-sources-of-energy.  Data sources: Markandya & Wilkinson (2007); UNSCEAR (2008; 2018); Sovacool et al. (2016); IPCC AR5 (2014); Pehl et al. (2017); Ember Energy (2021).
  13. ^ a b United Nations Environment Programme 2019, p. 46.
  14. ^ Global Historical Emissions”. Climate Watch英語版. 4 June 2021時点のオリジナルよりアーカイブ19 August 2021閲覧。
  15. ^ Ge, Mengpin; Friedrich, Johannes; Vigna, Leandro (August 2021). “4 Charts Explain Greenhouse Gas Emissions by Countries and Sectors”. 世界資源研究所英語版. オリジナルの19 August 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210819011608/https://www.wri.org/insights/4-charts-explain-greenhouse-gas-emissions-countries-and-sectors 19 August 2021閲覧。 
  16. ^ The Paris Agreement”. 気候変動に関する国際連合枠組条約. 19 March 2021時点のオリジナルよりアーカイブ18 September 2021閲覧。
  17. ^ Watts, Nick; Amann, Markus; Arnell, Nigel; Ayeb-Karlsson, Sonja et al. (2021). “The 2020 report of The Lancet Countdown on health and climate change: responding to converging crises”. [[ ランセット]] 397 (10269): 151. doi:10.1016/S0140-6736(20)32290-X. ISSN 0140-6736. PMID 33278353. http://gala.gre.ac.uk/id/eprint/33779/1/33779_DOMINGUEZ%20SALAS_2020_report_of_the_Lancet_countdown.pdf. 
  18. ^ Every breath you take: The staggering, true cost of air pollution”. 国際連合開発計画 (4 June 2019). 20 April 2021時点のオリジナルよりアーカイブ4 May 2021閲覧。
  19. ^ New WHO Global Air Quality Guidelines aim to save millions of lives from air pollution”. 世界保健機関 (22 September 2021). 23 September 2021時点のオリジナルよりアーカイブ16 October 2021閲覧。
  20. ^ Acid Rain and Water”. アメリカ地質調査所. 27 June 2021時点のオリジナルよりアーカイブ14 October 2021閲覧。
  21. ^ a b World Health Organization 2018, p. 16.
  22. ^ Ambient (outdoor) air pollution”. 世界保健機関 (22 September 2021). 8 October 2021時点のオリジナルよりアーカイブ22 October 2021閲覧。
  23. ^ Ritchie, Hannah; Roser, Max (2019). “Access to Energy”. Our World in Data英語版. オリジナルの1 April 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210401122036/https://ourworldindata.org/indoor-air-pollution#indoor-air-pollution-is-one-of-the-leading-risk-factors-for-premature-death 1 April 2021閲覧。. 
  24. ^ a b World Health Organization 2016, pp. vii–xiv.
  25. ^ Soysal & Soysal 2020, p. 118.
  26. ^ Soysal & Soysal 2020, pp. 470–472.
  27. ^ Tester 2012, p. 504.
  28. ^ The Global Energy Challenge”. 世界銀行 (28 July 2011). 25 July 2019時点のオリジナルよりアーカイブ27 September 2019閲覧。
  29. ^ Morris et al. 2015, pp. 24–27.
  30. ^ Access to clean cooking”. SDG7: Data and Projections. IEA (October 2020). 6 December 2019時点のオリジナルよりアーカイブ31 March 2021閲覧。
  31. ^ IEA 2021, p. 167.
  32. ^ Sarkodie, Samuel Asumadu (20 July 2022). “Winners and losers of energy sustainability—Global assessment of the Sustainable Development Goals”. Science of the Total Environment 831: 154945. Bibcode2022ScTEn.831o4945S. doi:10.1016/j.scitotenv.2022.154945. hdl:11250/3023660. ISSN 0048-9697. PMID 35367559. 
  33. ^ Deputy Secretary-General (6 June 2018). "Sustainable Development Goal 7 on Reliable, Modern Energy 'Golden Thread' Linking All Other Targets, Deputy-Secretary-General Tells High-Level Panel" (Press release). 国際連合. 2021年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月19日閲覧
  34. ^ a b Goal 7: Ensure access to affordable, reliable, sustainable and modern energy for all”. SDG Tracker. 2 February 2021時点のオリジナルよりアーカイブ12 March 2021閲覧。
  35. ^ Energy use per person”. Our World in Data英語版. 28 November 2020時点のオリジナルよりアーカイブ16 July 2021閲覧。
  36. ^ Europe 2030: Energy saving to become "first fuel"”. EU Science Hub. 欧州委員会 (25 February 2016). 18 September 2021時点のオリジナルよりアーカイブ18 September 2021閲覧。
  37. ^ Motherway, Brian (19 December 2019). “Energy efficiency is the first fuel, and demand for it needs to grow”. IEA. 18 September 2021時点のオリジナルよりアーカイブ18 September 2021閲覧。
  38. ^ Energy Efficiency: Buildings and Industry” (英語). Energy.gov. 2024年10月11日閲覧。
  39. ^ Energy Efficiency | ENERGY STAR” (英語). www.energystar.gov. 2024年10月11日閲覧。
  40. ^ Energy Efficiency 2018: Analysis and outlooks to 2040”. IEA (October 2018). 29 September 2020時点のオリジナルよりアーカイブ2024年10月11日閲覧。
  41. ^ Net zero by 2050 hinges on a global push to increase energy efficiency”. IEA (10 June 2021). 20 July 2021時点のオリジナルよりアーカイブ19 July 2021閲覧。
  42. ^ IEA 2021, pp. 67–68.
  43. ^ a b IEA 2021, pp. 68–69.
  44. ^ Mundaca, Luis; Ürge-Vorsatz, Diana; Wilson, Charlie (2019). “Demand-side approaches for limiting global warming to 1.5 °C”. Energy Efficiency 12 (2): 343–362. doi:10.1007/s12053-018-9722-9. ISSN 1570-6478. https://lup.lub.lu.se/search/files/49859700/Energy_Efficiency3.pdf. 
  45. ^ a b IEA, IRENA, United Nations Statistics Division, World Bank, World Health Organization 2021, p. 12.
  46. ^ a b IEA, IRENA, United Nations Statistics Division, World Bank, World Health Organization 2021, p. 11.
  47. ^ Brockway, Paul; Sorrell, Steve; Semieniuk, Gregor; Heun, Matthew K. et al. (2021). “Energy efficiency and economy-wide rebound effects: A review of the evidence and its implications”. Renewable and Sustainable Energy Reviews英語版 141: 110781. doi:10.1016/j.rser.2021.110781. ISSN 1364-0321. https://eprints.whiterose.ac.uk/171952/1/brockway%20sorrell%20et%20al%202021%20large%20rebound%20paper_2.pdf. 
  48. ^ Energy Efficiency 2019”. IEA (November 2019). 13 October 2020時点のオリジナルよりアーカイブ21 September 2020閲覧。
  49. ^ Report / 2023 / X-Change: Electricity / On track for disruption”. Rocky Mountain Institute (13 June 2023). 13 July 2023時点のオリジナルよりアーカイブ2024年10月19日閲覧。
  50. ^ Source for data beginning in 2017: Renewable Energy Market Update Outlook for 2023 and 2024”. IEA.org. International Energy Agency (IEA). p. 19 (June 2023). 11 July 2023時点のオリジナルよりアーカイブ2023年7月11日閲覧。 “IEA. CC BY 4.0.” ● Source for data through 2016: Renewable Energy Market Update / Outlook for 2021 and 2022”. IEA.org. International Energy Agency. p. 8 (May 2021). 25 March 2023時点のオリジナルよりアーカイブ2023年3月25日閲覧。 “IEA. Licence: CC BY 4.0”
  51. ^ World Energy Investment 2023 / Overview and key findings”. International Energy Agency (IEA) (25 May 2023). 31 May 2023時点のオリジナルよりアーカイブ2023年5月31日閲覧。 “Global energy investment in clean energy and in fossil fuels, 2015-2023 (chart)” — From pages 8 and 12 of World Energy Investment 2023 (archive).
  52. ^ IEA 2007, p. 3.
  53. ^ Santangeli, Andrea; Toivonen, Tuuli; Pouzols, Federico Montesino; Pogson, Mark et al. (2016). “Global change synergies and trade-offs between renewable energy and biodiversity”. GCB Bioenergy英語版 8 (5): 941–951. Bibcode2016GCBBi...8..941S. doi:10.1111/gcbb.12299. hdl:2164/6138. ISSN 1757-1707. 
  54. ^ Rehbein, Jose A.; Watson, James E.M.; Lane, Joe L.; Sonter, Laura J. et al. (2020). “Renewable energy development threatens many globally important biodiversity areas”. Global Change Biology英語版 26 (5): 3040–3051. Bibcode2020GCBio..26.3040R. doi:10.1111/gcb.15067. ISSN 1365-2486. PMID 32133726. https://espace.library.uq.edu.au/view/UQ:902f5a3/UQ902f5a3_OA.pdf. 
  55. ^ Renewable Energy”. Our World in Data英語版 (2019年). 4 August 2020時点のオリジナルよりアーカイブ31 July 2020閲覧。
  56. ^ Renewables 2020 Analysis and forecast to 2025 (PDF) (Report). IEA. 2020. p. 12. 2021年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ
  57. ^ Access to electricity”. SDG7: Data and Projections. IEA (2020年). 13 May 2021時点のオリジナルよりアーカイブ5 May 2021閲覧。
  58. ^ Infrastructure Solutions: The power of purchase agreements” (英語). European Investment Bank. 1 September 2022閲覧。
  59. ^ Renewable Power – Analysis” (英語). IEA. 1 September 2022閲覧。
  60. ^ Global Electricity Review 2022” (英語). Ember (29 March 2022). 1 September 2022閲覧。
  61. ^ Renewable Energy and Electricity | Sustainable Energy | Renewable Energy - World Nuclear Association”. world-nuclear.org. 1 September 2022閲覧。
  62. ^ a b IEA (2022), Renewables 2022, IEA, Paris https://www.iea.org/reports/renewables-2022, License: CC BY 4.0
  63. ^ Soysal & Soysal 2020, p. 406.
  64. ^ a b c Wind & Solar Share in Electricity Production Data”. Global Energy Statistical Yearbook 2021. Enerdata. 19 July 2019時点のオリジナルよりアーカイブ13 June 2021閲覧。
  65. ^ Kutscher, Milford & Kreith 2019, pp. 34–35.
  66. ^ a b Levelized Cost of Energy and of Storage”. ラザード (19 October 2020). 25 February 2021時点のオリジナルよりアーカイブ26 February 2021閲覧。
  67. ^ エネルギーミックスとは? 日本の2030年度目標や現状、課題を紹介”. 朝日新聞. 2024年10月11日閲覧。
  68. ^ エネルギーのベストミックス|原子力って必要なの?|原子力発電について|事業概要|関西電力”. 関西電力. 2024年10月11日閲覧。
  69. ^ Victoria, Marta; Haegel, Nancy; Peters, Ian Marius; Sinton, Ron; et al. (2021). "Solar photovoltaics is ready to power a sustainable future". Joule. 5 (5): 1041–1056. doi:10.1016/j.joule.2021.03.005. ISSN 2542-4351. OSTI 1781630
  70. ^ IRENA 2021, pp. 19, 22.
  71. ^ Goetz, Katelyn P.; Taylor, Alexander D.; Hofstetter, Yvonne J.; Vaynzof, Yana (2020). “Sustainability in Perovskite Solar Cells”. ACS Applied Materials & Interfaces|en|ACS Applied Materials & Interfaces 13 (1): 1–17. doi:10.1021/acsami.0c17269. ISSN 1944-8244. PMID 33372760. https://pubs.acs.org/doi/full/10.1021/acsami.0c17269. 
  72. ^ Xu, Yan; Li, Jinhui; Tan, Quanyin; Peters, Anesia Lauren; et al. (2018). "Global status of recycling waste solar panels: A review". Waste Management. 75: 450–458. Bibcode:2018WaMan..75..450X. doi:10.1016/j.wasman.2018.01.036. ISSN 0956-053X. PMID 29472153. 2021年6月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月28日閲覧
  73. ^ Tian, Xueyu; Stranks, Samuel D.; You, Fengqi (2020). “Life cycle energy use and environmental implications of high-performance perovskite tandem solar cells”. Science Advances 6 (31): eabb0055. Bibcode2020SciA....6...55T. doi:10.1126/sciadv.abb0055. ISSN 2375-2548. PMC 7399695. PMID 32937582. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7399695/. 
  74. ^ Kutscher, Milford & Kreith 2019, pp. 35–36.
  75. ^ Solar energy”. 国際再生可能エネルギー機関. 13 May 2021時点のオリジナルよりアーカイブ5 June 2021閲覧。
  76. ^ a b REN21 2020, p. 124.
  77. ^ Soysal & Soysal 2020, p. 366.
  78. ^ What are the advantages and disadvantages of offshore wind farms?”. American Geosciences Institute英語版 (12 May 2016). 18 September 2021時点のオリジナルよりアーカイブ18 September 2021閲覧。
  79. ^ Szarka 2007, p. 176.
  80. ^ a b Wang & Wang 2015, pp. 441–442.
  81. ^ Soysal & Soysal 2020, p. 215.
  82. ^ Wang & Wang 2015, pp. 438, 441.
  83. ^ Haac et al. 2022, pp. 2–3.
  84. ^ Haac et al. 2022, pp. 13–14.
  85. ^ Soysal & Soysal 2020, p. 213.
  86. ^ Huang, Yu-Fong; Gan, Xing-Jia; Chiueh, Pei-Te (2017). “Life cycle assessment and net energy analysis of offshore wind power systems”. Renewable Energy 102: 98–106. doi:10.1016/j.renene.2016.10.050. ISSN 0960-1481. https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0960148116309156. 
  87. ^ Belton, Padraig (7 February 2020). “What happens to all the old wind turbines?”. BBC. オリジナルの23 February 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210223042808/https://www.bbc.com/news/business-51325101 27 February 2021閲覧。 
  88. ^ Smil 2017b, p. 286.
  89. ^ REN21 2021, p. 21.
  90. ^ a b c d Moran, Emilio F.; Lopez, Maria Claudia; Moore, Nathan; Müller, Norbert et al. (2018). “Sustainable hydropower in the 21st century”. Proceedings of the National Academy of Sciences 115 (47): 11891–11898. Bibcode2018PNAS..11511891M. doi:10.1073/pnas.1809426115. ISSN 0027-8424. PMC 6255148. PMID 30397145. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6255148/. 
  91. ^ Kumar et al. 2011, pp. 462–463.
  92. ^ Kumar et al. 2011, p. 451.
  93. ^ Kumar et al. 2011, pp. 441.
  94. ^ a b c Schlömer, S.; Bruckner, T.; Fulton, L.; Hertwich, E. et al. "Annex III: Technology-specific cost and performance parameters". In IPCC (2014).
  95. ^ Almeida, Rafael M.; Shi, Qinru; Gomes-Selman, Jonathan M.; Wu, Xiaojian et al. (2019). “Reducing greenhouse gas emissions of Amazon hydropower with strategic dam planning”. Nature Communications 10 (1): 4281. Bibcode2019NatCo..10.4281A. doi:10.1038/s41467-019-12179-5. ISSN 2041-1723. PMC 6753097. PMID 31537792. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6753097/. 
  96. ^ Demarty, M.; Bastien, J. (2011-07-01). “GHG emissions from hydroelectric reservoirs in tropical and equatorial regions: Review of 20 years of CH4 emission measurements”. Energy Policy 39 (7): 4197–4206. doi:10.1016/j.enpol.2011.04.033. ISSN 0301-4215. https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S0301421511003168. 
  97. ^ a b László, Erika (1981). “Geothermal Energy: An Old Ally”. Ambio英語版 10 (5): 248–249. JSTOR 4312703. 
  98. ^ REN21 2020, p. 97.
  99. ^ Geothermal Energy Information and Facts”. ナショナル ジオグラフィック (19 October 2009). 8 August 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。8 August 2021閲覧。
  100. ^ a b Ritchie, Hannah; Roser, Max (2020). “Energy mix”. Our World in Data英語版. オリジナルの2 July 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210702082157/https://ourworldindata.org/energy-mix 9 July 2021閲覧。. 
  101. ^ Soysal & Soysal 2020, pp. 222, 228.
  102. ^ Soysal & Soysal 2020, pp. 228–229.
  103. ^ Biomass explained”. US Energy Information Administration (8 June 2021). 15 September 2021時点のオリジナルよりアーカイブ13 September 2021閲覧。
  104. ^ Kopetz, Heinz (2013). “Build a biomass energy market”. ネイチャー 494 (7435): 29–31. doi:10.1038/494029a. ISSN 1476-4687. PMID 23389528. 
  105. ^ Demirbas, Ayhan (2008). “Biofuels sources, biofuel policy, biofuel economy and global biofuel projections”. Energy Conversion and Management 49 (8): 2106–2116. doi:10.1016/j.enconman.2008.02.020. ISSN 0196-8904. オリジナルの18 March 2013時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130318032539/http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0196890408000770 11 February 2021閲覧。. 
  106. ^ Correa et al. 2019, p. 251.
  107. ^ Daley, Jason (24 April 2018). “The EPA Declared That Burning Wood Is Carbon Neutral. It's Actually a Lot More Complicated”. スミソニアン. 30 June 2021時点のオリジナルよりアーカイブ14 September 2021閲覧。
  108. ^ Tester 2012, p. 512.
  109. ^ a b Smil 2017a, p. 162.
  110. ^ World Health Organization 2016, p. 73.
  111. ^ a b 地球温暖化対策に貢献する木質バイオマスエネルギー | 一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会”. 一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会 | 木質バイオマスの適切なエネルギー利用を推進します (2023年3月6日). 2024年10月13日閲覧。
  112. ^ IPCC 2014, p. 616.
  113. ^ Biofuels explained: Ethanol”. US Energy Information Administration (18 June 2020). 14 May 2021時点のオリジナルよりアーカイブ16 May 2021閲覧。
  114. ^ Foley, Jonathan (5 March 2013). “It's Time to Rethink America's Corn System”. サイエンティフィック・アメリカン. 3 January 2020時点のオリジナルよりアーカイブ16 May 2021閲覧。
  115. ^ a b Ayompe, Lacour M.; Schaafsma, M.; Egoh, Benis N. (1 January 2021). “Towards sustainable palm oil production: The positive and negative impacts on ecosystem services and human wellbeing”. Journal of Cleaner Production 278: 123914. doi:10.1016/j.jclepro.2020.123914. ISSN 0959-6526. 
  116. ^ Lustgarten, Abrahm (20 November 2018). “Palm Oil Was Supposed to Help Save the Planet. Instead It Unleashed a Catastrophe.”. The New York Times. ISSN 0362-4331. オリジナルの17 May 2019時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190517044504/https://www.nytimes.com/2018/11/20/magazine/palm-oil-borneo-climate-catastrophe.html 15 May 2019閲覧。 
  117. ^ Smil 2017a, p. 161.
  118. ^ a b Correa et al. 2019, p. 252.
  119. ^ a b c d National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine 2019, p. 3.
  120. ^ a b c REN21 2021, p. 103.
  121. ^ REN21 2021, pp. 104, 106.
  122. ^ REN21 2021, p. 106.
  123. ^ 19- of the French public think that nuclear energy is a big contributor to greenhouse gas emissions” (英語). orano.group. 2024年10月13日閲覧。
  124. ^ How Wind Can Help Us Breathe Easier” (英語). Energy.gov. 2024年10月13日閲覧。
  125. ^ Clean Energy Ministerial Focuses on Nuclear Future” (英語). www.iaea.org (2021年6月3日). 2024年10月13日閲覧。
  126. ^ Analysis of Lifecycle Greenhouse Gas Emissions of Natural Gas and Coal Powered Electricity” (英語). Clean Air Task Force. 2024年10月13日閲覧。
  127. ^ The Role of Gas: Key Findings”. IEA (July 2019). 1 September 2019時点のオリジナルよりアーカイブ4 October 2019閲覧。
  128. ^ Natural gas and the environment”. US Energy Information Administration. 2 April 2021時点のオリジナルよりアーカイブ28 March 2021閲覧。
  129. ^ a b Storrow, Benjamin. “Methane Leaks Erase Some of the Climate Benefits of Natural Gas” (英語). Scientific American. 31 May 2023閲覧。
  130. ^ a b Gürsan & de Gooyert 2021, pp. 1, 4.
  131. ^ Plumer, Brad (26 June 2019). “As Coal Fades in the U.S., Natural Gas Becomes the Climate Battleground”. The New York Times. 23 September 2019時点のオリジナルよりアーカイブ4 October 2019閲覧。
  132. ^ Gürsan & de Gooyert 2021, p. 4.
  133. ^ Budinis, Sarah (1 November 2018). “An assessment of CCS costs, barriers and potential”. Energy Strategy Reviews 22: 61–81. doi:10.1016/j.esr.2018.08.003. ISSN 2211-467X. 
  134. ^ Zero-emission carbon capture and storage in power plants using higher capture rates”. IEA (7 January 2021). 30 March 2021時点のオリジナルよりアーカイブ14 March 2021閲覧。
  135. ^ a b Ritchie, Hannah (10 February 2020). “What are the safest and cleanest sources of energy?”. Our World in Data英語版. 29 November 2020時点のオリジナルよりアーカイブ14 March 2021閲覧。
  136. ^ Evans, Simon (8 December 2017). “Solar, wind and nuclear have 'amazingly low' carbon footprints, study finds”. Carbon Brief. 16 March 2021時点のオリジナルよりアーカイブ15 March 2021閲覧。
  137. ^ IPCC 2018, 5.4.1.2.
  138. ^ Evans, Simon (27 August 2020). “Wind and solar are 30–50% cheaper than thought, admits UK government”. Carbon Brief. 23 September 2020時点のオリジナルよりアーカイブ30 September 2020閲覧。
  139. ^ Malischek, Raimund. “CCUS in Power”. IEA. 30 September 2020閲覧。
  140. ^ Deign, Jason (7 December 2020). “Carbon Capture: Silver Bullet or Mirage?”. Greentech Media. 19 January 2021時点のオリジナルよりアーカイブ14 February 2021閲覧。
  141. ^ Roser, Max (10 December 2020). “The world's energy problem”. Our World in Data英語版. 21 July 2021時点のオリジナルよりアーカイブ21 July 2021閲覧。
  142. ^ Rhodes, Richard (19 July 2018). “Why Nuclear Power Must Be Part of the Energy Solution”. Yale Environment 360. Yale School of the Environment. 9 August 2021時点のオリジナルよりアーカイブ24 July 2021閲覧。
  143. ^ Nuclear Power in the World Today”. 世界原子力協会 (June 2021). 16 July 2021時点のオリジナルよりアーカイブ19 July 2021閲覧。
  144. ^ Bailey, Ronald (10 May 2023). “New study: Nuclear power is humanity's greenest energy option” (英語). Reason.com. 2024年10月13日閲覧。
  145. ^ Ritchie, Hannah; Roser, Max (2020). “Nuclear Energy”. Our World in Data. オリジナルの20 July 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210720063014/https://ourworldindata.org/nuclear-energy 19 July 2021閲覧。. 
  146. ^ MacKay 2008, p. 162.
  147. ^ Gill, Matthew; Livens, Francis; Peakman, Aiden. "Nuclear Fission". In Letcher (2020).
  148. ^ Muellner, Nikolaus; Arnold, Nikolaus; Gufler, Klaus; Kromp, Wolfgang; Renneberg, Wolfgang; Liebert, Wolfgang (2021). “Nuclear energy - The solution to climate change?”. Energy Policy 155: 112363. doi:10.1016/j.enpol.2021.112363. 
  149. ^ IPCC 2018, 2.4.2.1.
  150. ^ a b c d Gill, Matthew; Livens, Francis; Peakman, Aiden. "Nuclear Fission". In Letcher (2020).
  151. ^ Timmer, John (21 November 2020). “Why are nuclear plants so expensive? Safety's only part of the story”. オリジナルの28 April 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210428140032/https://arstechnica.com/science/2020/11/why-are-nuclear-plants-so-expensive-safetys-only-part-of-the-story/ 17 March 2021閲覧。 
  152. ^ Technical assessment of nuclear energy with respect to the 'do no significant harm' criteria of Regulation (EU) 2020/852 ('Taxonomy Regulation') (PDF) (Report). 共同研究センター英語版. 2021. p. 53. 2021年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ (PDF)
  153. ^ Gill, Matthew; Livens, Francis; Peakman, Aiden. "Nuclear Fission". In Letcher (2020).
  154. ^ Locatelli, Giorgio; Mignacca, Benito. "Small Modular Nuclear Reactors". In Letcher (2020).
  155. ^ McGrath, Matt (6 November 2019). “Nuclear fusion is 'a question of when, not if'”. BBC. オリジナルの25 January 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210125083144/https://www.bbc.com/news/science-environment-50267017 13 February 2021閲覧。 
  156. ^ Amos, Jonathan (9 February 2022). “Major breakthrough on nuclear fusion energy”. BBC. オリジナルの1 March 2022時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220301030807/https://www.bbc.com/news/science-environment-60312633 10 February 2022閲覧。 
  157. ^ “Energy Transition Investment Now On Par with Fossil Fuel”. Bloomberg NEF (New Energy Finance). (10 February 2023). オリジナルの27 March 2023時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230327065546/https://about.bnef.com/blog/energy-transition-investment-now-on-par-with-fossil-fuel/ 
  158. ^ Jaccard 2020, pp. 202–203, Chapter 11 – "Renewables Have Won".
  159. ^ a b c d IPCC 2014, 7.11.3.
  160. ^ IEA 2021, p. 105.
  161. ^ IEA 2021, p. 78.
  162. ^ IEA 2021, p. 106-107.
  163. ^ IEA 2021, p. 110.
  164. ^ a b c In-depth Q&A: Does the world need hydrogen to solve climate change?”. Carbon Brief (30 November 2020). 1 December 2020時点のオリジナルよりアーカイブ1 December 2020閲覧。
  165. ^ Jaccard 2020, p. 203, Chapter 11 – "Renewables Have Won".
  166. ^ Reaching net zero emissions demands faster innovation, but we’ve already come a long way – Analysis” (英語). International Energy Agency (2023年11月13日). 2024年4月30日閲覧。
  167. ^ a b IEA 2021, p. 15.
  168. ^ Innovation - Energy System” (英語). International Energy Agency. 2024年4月30日閲覧。
  169. ^ World Health Organization 2018, Executive Summary.
  170. ^ Vandyck, T.; Keramidas, K.; Kitous, A. et al. (2018). “Air quality co-benefits for human health and agriculture counterbalance costs to meet Paris Agreement pledges.”. ネイチャー コミュニケーションズ 9 (1): 4939. Bibcode2018NatCo...9.4939V. doi:10.1038/s41467-018-06885-9. PMC 6250710. PMID 30467311. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6250710/. 
  171. ^ a b c d United Nations Environment Programme 2019, pp. 46–55.
  172. ^ IPCC 2018, p. 97
  173. ^ Hopwood, David (2007). “Blueprint for sustainability?: What lessons can we learn from Freiburg's inclusive approach to sustainable development?”. Refocus 8 (3): 54–57. doi:10.1016/S1471-0846(07)70068-9. ISSN 1471-0846. オリジナルの2 November 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211102023331/https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1471084607700689 17 October 2021閲覧。. 
  174. ^ United Nations Environment Programme 2019, p. 47.
  175. ^ Introduction to System Integration of Renewables”. IEA. 15 May 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。30 May 2020閲覧。
  176. ^ a b c Blanco, Herib; Faaij, André (2018). “A review at the role of storage in energy systems with a focus on Power to Gas and long-term storage”. Renewable and Sustainable Energy Reviews英語版 81: 1049–1086. doi:10.1016/j.rser.2017.07.062. ISSN 1364-0321. https://pure.rug.nl/ws/files/47678895/A_review_at_the_role_of_storage_in_energy_systems.pdf. 
  177. ^ REN21 2020, p. 177.
  178. ^ Bloess, Andreas; Schill, Wolf-Peter; Zerrahn, Alexander (2018). “Power-to-heat for renewable energy integration: A review of technologies, modeling approaches, and flexibility potentials”. Applied Energy 212: 1611–1626. Bibcode2018ApEn..212.1611B. doi:10.1016/j.apenergy.2017.12.073. hdl:10419/200120. 
  179. ^ IEA 2020, p. 109.
  180. ^ a b Koohi-Fayegh, S.; Rosen, M.A. (2020). “A review of energy storage types, applications and recent developments”. Journal of Energy Storage 27: 101047. doi:10.1016/j.est.2019.101047. ISSN 2352-152X. オリジナルの17 July 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210717132743/https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S2352152X19306012 28 November 2020閲覧。. 
  181. ^ Katz, Cheryl (17 December 2020). “The batteries that could make fossil fuels obsolete”. BBC. 11 January 2021時点のオリジナルよりアーカイブ10 January 2021閲覧。
  182. ^ Herib, Blanco; André, Faaij (2018). “A review at the role of storage in energy systems with a focus on Power to Gas and long-term storage”. Renewable and Sustainable Energy Reviews英語版 81: 1049–1086. doi:10.1016/j.rser.2017.07.062. ISSN 1364-0321. https://pure.rug.nl/ws/files/47678895/A_review_at_the_role_of_storage_in_energy_systems.pdf. 
  183. ^ a b “Climate change and batteries: the search for future power storage solutions”. Climate change: science and solutions. 王立協会. (19 May 2021). オリジナルの16 October 2021時点におけるアーカイブ。. https://royalsociety.org/-/media/policy/projects/climate-change-science-solutions/climate-science-solutions-batteries.pdf 15 October 2021閲覧。 
  184. ^ Hunt, Julian D.; Byers, Edward; Wada, Yoshihide; Parkinson, Simon et al. (2020). “Global resource potential of seasonal pumped hydropower storage for energy and water storage”. ネイチャー コミュニケーションズ 11 (1): 947. Bibcode2020NatCo..11..947H. doi:10.1038/s41467-020-14555-y. ISSN 2041-1723. PMC 7031375. PMID 32075965. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7031375/. 
  185. ^ Balaraman, Kavya (12 October 2020). “To batteries and beyond: With seasonal storage potential, hydrogen offers 'a different ballgame entirely'”. Utility Dive. 18 January 2021時点のオリジナルよりアーカイブ10 January 2021閲覧。
  186. ^ Cole, Laura (15 November 2020). “How to cut carbon out of your heating”. BBC. 27 August 2021時点のオリジナルよりアーカイブ31 August 2021閲覧。
  187. ^ a b Ritchie, Hannah; Roser, Max (2020). “Electricity Mix”. Our World in Data. オリジナルの13 October 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211013212634/https://ourworldindata.org/electricity-mix 16 October 2021閲覧。. 
  188. ^ IPCC 2018, 2.4.2.2.
  189. ^ IEA 2021, pp. 167–169.
  190. ^ United Nations Development Programme 2016, p. 30.
  191. ^ a b c d Herrington, Richard (2021). “Mining our green future”. Nature Reviews Materials 6 (6): 456–458. Bibcode2021NatRM...6..456H. doi:10.1038/s41578-021-00325-9. ISSN 2058-8437. 
  192. ^ Mudd, Gavin M. "Metals and Elements Needed to Support Future Energy Systems". In Letcher (2020), pp. 723–724.
  193. ^ Babbitt, Callie W. (2020). “Sustainability perspectives on lithium-ion batteries”. Clean Technologies and Environmental Policy 22 (6): 1213–1214. Bibcode2020CTEP...22.1213B. doi:10.1007/s10098-020-01890-3. ISSN 1618-9558. 
  194. ^ a b c IPCC AR6 WG3 2022, pp. 91–92.
  195. ^ In-depth Q&A: Does the world need hydrogen to solve climate change?”. Carbon Brief (30 November 2020). 1 December 2020時点のオリジナルよりアーカイブ1 December 2020閲覧。
  196. ^ IPCC AR6 WG3 2022, pp. 91.
  197. ^ IPCC AR6 WG3 2022, pp. 677.
  198. ^ a b c Lewis, Alastair C. (10 June 2021). “Optimising air quality co-benefits in a hydrogen economy: a case for hydrogen-specific standards for NO x emissions” (英語). Environmental Science: Atmospheres 1 (5): 201–207. doi:10.1039/D1EA00037C.  This article incorporates text from this source, which is available under the CC BY 3.0 license.
  199. ^ Reed, Stanley; Ewing, Jack (13 July 2021). “Hydrogen Is One Answer to Climate Change. Getting It Is the Hard Part.”. ニューヨーク・タイムズ. ISSN 0362-4331. オリジナルの14 July 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210714190628/https://www.nytimes.com/2021/07/13/business/hydrogen-climate-change.html 14 July 2021閲覧。 
  200. ^ IRENA 2019, p. 9
  201. ^ a b Dream or Reality? Electrification of the Chemical Process Industries”. CEP Magazine. American Institute of Chemical Engineers (March 2021). 17 July 2021時点のオリジナルよりアーカイブ6 July 2021閲覧。
  202. ^ a b Griffiths, Steve; Sovacool, Benjamin K.; Kim, Jinsoo; Bazilian, Morgan et al. (2021). “Industrial decarbonization via hydrogen: A critical and systematic review of developments, socio-technical systems and policy options”. Energy Research & Social Science 80: 39. doi:10.1016/j.erss.2021.102208. ISSN 2214-6296. http://sro.sussex.ac.uk/id/eprint/108187/1/Griffiths-IDRIC-Hydrogen-Manuscript-REV1_v1.1_tracked-BKS%5B90%5D.pdf 11 September 2021閲覧。. 
  203. ^ Palys, Matthew J.; Daoutidis, Prodromos (2020). “Using hydrogen and ammonia for renewable energy storage: A geographically comprehensive techno-economic study”. Computers & Chemical Engineering 136: 106785. doi:10.1016/j.compchemeng.2020.106785. ISSN 0098-1354. OSTI 1616471. 
  204. ^ IRENA 2021, pp. 12, 22.
  205. ^ IEA 2021, pp. 15, 75–76.
  206. ^ Kjellberg-Motton, Brendan (7 February 2022). “Steel decarbonisation gathers speed | Argus Media” (英語). www.argusmedia.com. 7 September 2023閲覧。
  207. ^ Hydrogen's Decarbonization Impact for Industry”. Rocky Mountain Institute. pp. 2, 7, 8 (January 2020). 22 September 2020時点のオリジナルよりアーカイブ2020年9月22日閲覧。
  208. ^ Plötz, Patrick (31 January 2022). “Hydrogen technology is unlikely to play a major role in sustainable road transport” (英語). Nature Electronics 5 (1): 8–10. doi:10.1038/s41928-021-00706-6. ISSN 2520-1131. https://www.nature.com/articles/s41928-021-00706-6. 
  209. ^ Fraser, Simon D.S.; Lock, Karen (December 2011). “Cycling for transport and public health: a systematic review of the effect of the environment on cycling”. European Journal of Public Health 21 (6): 738–743. doi:10.1093/eurpub/ckq145. PMID 20929903. 
  210. ^ Global Greenhouse Gas Emissions Data”. アメリカ合衆国環境保護庁 (12 January 2016). 5 December 2019時点のオリジナルよりアーカイブ15 October 2021閲覧。
  211. ^ Bigazzi, Alexander (2019). “Comparison of marginal and average emission factors for passenger transportation modes”. Applied Energy 242: 1460–1466. Bibcode2019ApEn..242.1460B. doi:10.1016/j.apenergy.2019.03.172. ISSN 0306-2619. オリジナルの17 July 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210717132723/https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S030626191930580X 8 February 2021閲覧。. 
  212. ^ Schäfer, Andreas W.; Yeh, Sonia (2020). “A holistic analysis of passenger travel energy and greenhouse gas intensities”. Nature Sustainability 3 (6): 459–462. Bibcode2020NatSu...3..459S. doi:10.1038/s41893-020-0514-9. ISSN 2398-9629. https://discovery.ucl.ac.uk/10096557/1/Energy%26GHG_Intensity.pdf. 
  213. ^ United Nations Environment Programme 2020, p. xxv.
  214. ^ IEA 2021, p. 137.
  215. ^ Pucher, John; Buehler, Ralph (2017). “Cycling towards a more sustainable transport future”. Transport Reviews 37 (6): 689–694. doi:10.1080/01441647.2017.1340234. ISSN 0144-1647. 
  216. ^ Smith, John (22 September 2016). “Sustainable transport”. 欧州委員会. 22 October 2021時点のオリジナルよりアーカイブ22 October 2021閲覧。
  217. ^ Knobloch, Florian; Hanssen, Steef V.; Lam, Aileen; Pollitt, Hector et al. (2020). “Net emission reductions from electric cars and heat pumps in 59 world regions over time”. Nature Sustainability 3 (6): 437–447. Bibcode2020NatSu...3..437K. doi:10.1038/s41893-020-0488-7. ISSN 2398-9629. PMC 7308170. PMID 32572385. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7308170/. 
  218. ^ Bogdanov, Dmitrii; Farfan, Javier; Sadovskaia, Kristina; Aghahosseini, Arman et al. (2019). “Radical transformation pathway towards sustainable electricity via evolutionary steps”. Nature Communications 10 (1): 1077. Bibcode2019NatCo..10.1077B. doi:10.1038/s41467-019-08855-1. PMC 6403340. PMID 30842423. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6403340/. 
  219. ^ Martini, Giorgio; Grigoratos, Theodoros (2014). Non-exhaust traffic related emissions – Brake and tyre wear PM. EUR 26648.. 欧州委員会出版局. pp. 42. ISBN 978-92-79-38303-8. OCLC 1044281650. オリジナルの30 July 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210730193639/https://publications.jrc.ec.europa.eu/repository/handle/JRC89231 
  220. ^ “Executive Summary”. Non-exhaust Particulate Emissions from Road Transport: An Ignored Environmental Policy Challenge. OECD Publishing. (2020). pp. 8–9. doi:10.1787/4a4dc6ca-en. ISBN 978-92-64-45244-2. オリジナルの30 July 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210730195154/https://www.oecd-ilibrary.org/environment/non-exhaust-particulate-emissions-from-road-transport_4a4dc6ca-en 
  221. ^ CO2 performance of new passenger cars in Europe” (英語). www.eea.europa.eu. 19 October 2022閲覧。
  222. ^ IEA 2021, pp. 133–137.
  223. ^ Rail and waterborne – best for low-carbon motorised transport”. 欧州環境機関. 9 October 2021時点のオリジナルよりアーカイブ15 October 2021閲覧。
  224. ^ Miller, Joe (9 September 2020). “Hydrogen takes a back seat to electric for passenger vehicles”. フィナンシャル・タイムズ. 20 September 2020時点のオリジナルよりアーカイブ9 September 2020閲覧。
  225. ^ IEA 2021, pp. 136, 139.
  226. ^ Biomass in a low-carbon economy (Report). UK Committee on Climate Change. November 2018. p. 18. 2019年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月28日閲覧
  227. ^ Buildings”. IEA. 14 October 2021時点のオリジナルよりアーカイブ15 October 2021閲覧。
  228. ^ Mortensen, Anders Winther; Mathiesen, Brian Vad; Hansen, Anders Bavnhøj; Pedersen, Sigurd Lauge et al. (2020). “The role of electrification and hydrogen in breaking the biomass bottleneck of the renewable energy system – A study on the Danish energy system”. Applied Energy 275: 115331. Bibcode2020ApEn..27515331M. doi:10.1016/j.apenergy.2020.115331. ISSN 0306-2619. https://findresearcher.sdu.dk/ws/files/172072129/1_s2.0_S0306261920308436_main.pdf. 
  229. ^ Knobloch, Florian; Pollitt, Hector; Chewpreecha, Unnada; Daioglou, Vassilis et al. (2019). “Simulating the deep decarbonisation of residential heating for limiting global warming to 1.5 °C”. Energy Efficiency 12 (2): 521–550. doi:10.1007/s12053-018-9710-0. ISSN 1570-6478. https://dspace.library.uu.nl/bitstream/handle/1874/375922/Knobloch2019_Article_SimulatingTheDeepDecarbonisati.pdf?sequence=1&isAllowed=y. 
  230. ^ Alva, Guruprasad; Lin, Yaxue; Fang, Guiyin (2018). “An overview of thermal energy storage systems”. Energy 144: 341–378. doi:10.1016/j.energy.2017.12.037. ISSN 0360-5442. オリジナルの17 July 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210717132734/https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S036054421732056X 28 November 2020閲覧。. 
  231. ^ Plumer, Brad (30 June 2021). “Are 'Heat Pumps' the Answer to Heat Waves? Some Cities Think So.”. ニューヨーク・タイムズ. ISSN 0362-4331. オリジナルの10 September 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210910154532/https://www.nytimes.com/2021/06/30/climate/heat-pumps-climate.html 11 September 2021閲覧。 
  232. ^ Heat Pumps”. IEA (June 2020). 3 March 2021時点のオリジナルよりアーカイブ12 April 2021閲覧。
  233. ^ 成田勝彦、前川哲也「地域冷暖房の技術動向」第105巻第1号、電氣學會雜誌、1985年、doi:10.11526/ieejjournal1888.105.35 
  234. ^ Buffa, Simone; Cozzini, Marco; D'Antoni, Matteo; Baratieri, Marco et al. (2019). “5th generation district heating and cooling systems: A review of existing cases in Europe”. Renewable and Sustainable Energy Reviews 104: 504–522. doi:10.1016/j.rser.2018.12.059. 
  235. ^ Lund, Henrik; Werner, Sven; Wiltshire, Robin; Svendsen, Svend et al. (2014). “4th Generation District Heating (4GDH)”. Energy 68: 1–11. doi:10.1016/j.energy.2014.02.089. オリジナルの7 March 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210307230126/https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S0360544214002369 13 June 2021閲覧。. 
  236. ^ Abdolhamidi, Shervin (27 September 2018). “An ancient engineering feat that harnessed the wind”. BBC. 12 August 2021時点のオリジナルよりアーカイブ12 August 2021閲覧。
  237. ^ How cities are using nature to keep heatwaves at bay”. 国際連合環境計画 (22 July 2020). 11 September 2021時点のオリジナルよりアーカイブ11 September 2021閲覧。
  238. ^ a b Four Things You Should Know About Sustainable Cooling”. 世界銀行 (23 May 2019). 11 September 2021時点のオリジナルよりアーカイブ11 September 2021閲覧。
  239. ^ Mastrucci, Alessio; Byers, Edward; Pachauri, Shonali; Rao, Narasimha D. (2019). “Improving the SDG energy poverty targets: Residential cooling needs in the Global South”. Energy and Buildings 186: 405–415. doi:10.1016/j.enbuild.2019.01.015. ISSN 0378-7788. http://pure.iiasa.ac.at/id/eprint/15739/1/1-s2.0-S0378778818323958-main.pdf. 
  240. ^ a b c Smith & Pillarisetti 2017, pp. 145–146.
  241. ^ Cooking appliances”. 天然資源省 (カナダ) (16 January 2013). 30 July 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2021閲覧。
  242. ^ WHO; IEA; クリーンクッキング・アライアンス; 国際連合開発計画; Energising Development; and 世界銀行 (2018). Accelerating SDG 7 Achievement Policy Brief 02: Achieving Universal Access to Clean and Modern Cooking Fuels, Technologies and Services (PDF) (Report). 国際連合. p. 3. 2021年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ (PDF)
  243. ^ World Health Organization 2016, p. 75.
  244. ^ IPCC 2014, p. 29.
  245. ^ World Health Organization 2016, p. 12.
  246. ^ REN21 2020, p. 40.
  247. ^ IEA 2020, p. 135.
  248. ^ United Nations Environment Programme 2019, p. 50.
  249. ^ Åhman, Max; Nilsson, Lars J.; Johansson, Bengt (2017). “Global climate policy and deep decarbonization of energy-intensive industries”. Climate Policy 17 (5): 634–649. Bibcode2017CliPo..17..634A. doi:10.1080/14693062.2016.1167009. ISSN 1469-3062. 
  250. ^ United Nations Environment Programme 2019, p. xxiii.
  251. ^ a b c United Nations Environment Programme 2019, pp. 39–45.
  252. ^ Jaccard 2020, p. 109, Chapter 6 – We Must Price Carbon Emissions".
  253. ^ a b United Nations Environment Programme 2019, pp. 28–36.
  254. ^ Ciucci, M. (February 2020). “Renewable Energy”. 欧州議会. 4 June 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。3 June 2020閲覧。
  255. ^ State Renewable Portfolio Standards and Goals”. National Conference of State Legislators (17 April 2020). 3 June 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。3 June 2020閲覧。
  256. ^ IEA 2021, pp. 14–25.
  257. ^ IEA 2021, pp. 184–187.
  258. ^ IEA 2021, p. 16.
  259. ^ Jaccard 2020, pp. 106–109, Chapter 6 – "We Must Price Carbon Emissions".
  260. ^ Plumer, Brad (8 October 2018). “New U.N. Climate Report Says Put a High Price on Carbon”. ニューヨーク・タイムズ. ISSN 0362-4331. オリジナルの27 September 2019時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190927002827/https://www.nytimes.com/2018/10/08/climate/carbon-tax-united-nations-report-nordhaus.html 4 October 2019閲覧。 
  261. ^ Green, Jessica F. (2021). “Does carbon pricing reduce emissions? A review of ex-post analyses”. Environmental Research Letters 16 (4): 043004. Bibcode2021ERL....16d3004G. doi:10.1088/1748-9326/abdae9. ISSN 1748-9326. 
  262. ^ IPCC 2018, 2.5.2.1.
  263. ^ State and Trends of Carbon Pricing 2019 (PDF) (Report). 世界銀行. June 2019. pp. 8–11. doi:10.1596/978-1-4648-1435-8. hdl:10986/29687. ISBN 978-1-4648-1435-8. 2020年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ (PDF)
  264. ^ Revenue-Neutral Carbon Tax | Canada”. 気候変動に関する国際連合枠組条約. 28 October 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。28 October 2019閲覧。
  265. ^ Carr, Mathew (10 October 2018). “How High Does Carbon Need to Be? Somewhere From $20–$27,000”. ブルームバーグ英語版. オリジナルの5 August 2019時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190805224854/https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-10-10/how-much-does-carbon-need-to-cost-somewhere-from-20-to-27-000 4 October 2019閲覧。 
  266. ^ EAC launches new inquiry weighing up carbon border tax measures”. イギリス議会 (24 September 2021). 24 September 2021時点のオリジナルよりアーカイブ14 October 2021閲覧。
  267. ^ Plumer, Brad (14 July 2021). “Europe Is Proposing a Border Carbon Tax. What Is It and How Will It Work?”. ニューヨーク・タイムズ. ISSN 0362-4331. オリジナルの10 September 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210910225727/https://www.nytimes.com/2021/07/14/climate/carbon-border-tax.html 10 September 2021閲覧。 
  268. ^ Bharti, Bianca (12 August 2021). “Taxing imports of heavy carbon emitters is gaining momentum – and it could hurt Canadian industry: Report”. フィナンシャル・ポスト英語版. オリジナルの3 October 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211003181112/https://financialpost.com/news/economy/border-carbon-adjustments-canada-eu-import-carbon-tax 3 October 2021閲覧。 
  269. ^ United Nations Environment Programme 2020, p. vii.
  270. ^ IEA 2021, p. 13.
  271. ^ IEA 2021, pp. 14–18.
  272. ^ IRENA, IEA & REN21 2018, p. 19.
  273. ^ a b 24 million jobs to open up in the green economy”. 国際労働機関 (14 May 2018). 2 June 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。30 May 2021閲覧。
  274. ^ Catsaros, Oktavia (26 January 2023). “Global Low-Carbon Energy Technology Investment Surges Past $1 Trillion for the First Time”. Bloomberg NEF (New Energy Finance). Figure 1. オリジナルの22 May 2023時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230522001857/https://about.bnef.com/blog/global-low-carbon-energy-technology-investment-surges-past-1-trillion-for-the-first-time/. "Defying supply chain disruptions and macroeconomic headwinds, 2022 energy transition investment jumped 31% to draw level with fossil fuels" 
  275. ^ Global Clean Energy Investment Jumps 17%, Hits $1.8 Trillion in 2023, According to BloombergNEF Report”. BNEF.com. Bloomberg NEF (30 January 2024). June 28, 2024時点のオリジナルよりアーカイブ。2024-06-28閲覧。 “Start years differ by sector but all sectors are present from 2020 onwards.”
  276. ^ a b Mazzucato, Mariana; Semieniuk, Gregor (2018). “Financing renewable energy: Who is financing what and why it matters”. Technological Forecasting and Social Change 127: 8–22. doi:10.1016/j.techfore.2017.05.021. ISSN 0040-1625. https://discovery.ucl.ac.uk/10044043/1/1-s2.0-S0040162517306820-main.pdf. 
  277. ^ de_Coninck et al. 2018, p. 372.
  278. ^ United Nations Development Programme & United Nations Framework Convention on Climate Change 2019, p. 24.
  279. ^ IPCC 2018, p. 96.
  280. ^ IEA, IRENA, United Nations Statistics Division, World Bank, World Health Organization 2021, pp. 129, 132.
  281. ^ Introduction to Climate Finance.”. unfccc.int. 2024-10-18閲覧。
  282. ^ United Nations Framework Convention on Climate Change 2018, p. 54.
  283. ^ United Nations Framework Convention on Climate Change 2018, p. 9.
  284. ^ Roberts, J. Timmons; Weikmans, Romain; Robinson, Stacy-ann; Ciplet, David et al. (2021). “Rebooting a failed promise of climate finance”. Nature Climate Change 11 (3): 180–182. Bibcode2021NatCC..11..180R. doi:10.1038/s41558-021-00990-2. ISSN 1758-6798. https://dipot.ulb.ac.be/dspace/bitstream/2013/319545/3/Rebootingclimatefinance.pdf. 
  285. ^ Radwanski, Adam (29 September 2021). “Opinion: As pivotal climate summit approaches, Canada at centre of efforts to repair broken trust among poorer countries”. グローブ・アンド・メール. オリジナルの30 September 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210930050603/https://www.theglobeandmail.com/business/commentary/article-as-pivotal-climate-summit-approaches-canada-at-centre-of-efforts-to/ 30 September 2021閲覧。 
  286. ^ Here are the clean energy innovations that will beat climate change” (英語). European Investment Bank. 26 September 2022閲覧。
  287. ^ Fossil Fuel to Clean Energy Subsidy Swaps: How to pay for an energy revolution”. International Institute for Sustainable Development. p. iv (June 2019). 17 November 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。2019-11-17閲覧。
  288. ^ Watts, N.; Amann, M.; Arnell, N.; Ayeb-Karlsson, S. (2019). “The 2019 report of The Lancet Countdown on health and climate change: ensuring that the health of a child born today is not defined by a changing climate.”. ランセット 394 (10211): 1836–1878. doi:10.1016/S0140-6736(19)32596-6. PMID 31733928. http://sro.sussex.ac.uk/id/eprint/88053/4/__smbhome.uscs.susx.ac.uk_tjk30_Documents_The%202019%20Report%20of%20the%20Lancet%20Countdown%20-%20revised.pdf 3 November 2021閲覧。. 
  289. ^ United Nations Development Programme 2020, p. 10.
  290. ^ Kuzemko, Caroline; Bradshaw, Michael; Bridge, Gavin; Goldthau, Andreas et al. (2020). “Covid-19 and the politics of sustainable energy transitions”. Energy Research & Social Science 68: 101685. doi:10.1016/j.erss.2020.101685. ISSN 2214-6296. PMC 7330551. PMID 32839704. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7330551/. 
  291. ^ IRENA 2021, p. 5.

参考文献

[編集]



外部リンク

[編集]
英語版ページの音声を再生 (58)
noicon
Spoken Wikipediaのアイコン
この音声ファイルは英語版ページの2022年1月10日 (2022-01-10)版を元に作成されており、以降の記事の編集内容は反映されていません。

{{portal bar|エネルギー}} {{DEFAULTSORT:しそくかのうなえねるぎい}} [[Category:持続可能なエネルギー| ]] [[Category:気候変動防止]] [[Category:気候変動に関する政策]] [[Category:温室効果ガス削減]] [[Category:エネルギー経済学]] [[Category:持続可能な開発]]