利用者:黙考する叫/sandbox
ここは黙考する叫さんの利用者サンドボックスです。編集を試したり下書きを置いておいたりするための場所であり、百科事典の記事ではありません。ただし、公開の場ですので、許諾されていない文章の転載はご遠慮ください。
登録利用者は自分用の利用者サンドボックスを作成できます(サンドボックスを作成する、解説)。 その他のサンドボックス: 共用サンドボックス | モジュールサンドボックス 記事がある程度できあがったら、編集方針を確認して、新規ページを作成しましょう。 |
『感覚は道標』 | ||||
---|---|---|---|---|
くるり の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
2022年 - 2023年8月頃 伊豆スタジオ(日本・静岡県)など | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | SPEEDSTAR RECORDS | |||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
くるり アルバム 年表 | ||||
|
解説
[編集]『愛の太陽 EP』から7ヵ月ほどの期間でリリースされた作品であり、オリジナルフルアルバムとしては『天才の愛』以来2年半ぶりとなる。また、翌年6月30日にSPEEDSTAR RECORDSとの契約満了を発表したことを受け[1]、本アルバムがSPEEDSTAR RECORDS在籍時にリリースされた最後のフルアルバムとなった。
本作品には通常盤、生産限定盤の2形態が存在しており、生産限定盤には特製Tシャツの他、前述のドキュメンタリー映画『くるりのえいが』のサウンドトラックが付属されている[2]。
元メンバーの参加
[編集]本アルバムはくるりのオリジナルメンバーである岸田繁と佐藤征史、森信行の3名によって制作・録音が行われた[2]。そのため、くるりを脱退したメンバーが再びアルバム・レコーディングに参加した初めての作品となった[3]。なお、森自身は2002年にバンドから離脱した後も2010年の京都音楽博覧会でのセッションや『くるりの20回転』記念リリースツアーへの参加[4]、『ミュージックステーション』での共演など、度々くるりのサポートを務めている。
元メンバーを交えての制作となったが、森への扱いについて佐藤は「くるりのメンバーに戻ったかと言うとそういうわけでもない」、「もっくんはくるりにとって絶対的に特別な人ですけど、彼には彼の生活があるし、また完全にくるりになれるかって言ったらそれは別の話」と語っており[5]、今回のケースは正式メンバーへの復帰ではないことを主張している。
制作
[編集]本アルバムの制作過程の模様は佐渡岳利監督の下で撮影されており、同年10月13日にくるり初となるドキュメンタリー映画『くるりのえいが』が劇場公開・デジタル配信された[6]。アルバムジャケットには静岡県伊豆でメンバー3名を撮影したコーポレート写真が使用されている[2][7]。
楽曲について
[編集]楽曲の殆どが岸田と佐藤、森によるジャム・セッションによって制作された。以下の解説はオフィシャルライナーノーツを出典とする。
- happy turn
- I'm really sleepy
- 朝顔
- 「ばらの花」のオマージュ曲。
- California coconuts
- window
- LV69
- doraneco
- 馬鹿な脳
- 歌詞の内容は中野信子著作の『脳の闇』から着想を得たものとなっている。
- 世界はこのまま変わらない
- 伊豆スタジオでのセッションで一番最初に形となった楽曲である[8]。
- お化けのピーナッツ
- no cherry no deal
- 全編英語詞。歌詞のテーマは「青臭い反抗的態度とナルシシズム」と「甘美な悦楽とフェティシズムへの興奮」、「若さや少年性、少女性への異様な執着、そして、それらの裏側にある支配と暴力、罪悪感と現実逃避」であり、岸田によればモチーフが存在することを明かしている。
- In Your Life (Izu Mix)
- aleha
- 本作品で唯一のバラード曲。
収録曲
[編集]- CD収録内容
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「happy turn」 | |
2. | 「I'm really sleepy」 | |
3. | 「朝顔」 | |
4. | 「California coconuts」 | |
5. | 「window」 | |
6. | 「LV69」 | |
7. | 「doraneco」 | |
8. | 「馬鹿な脳」 | |
9. | 「世界はこのまま変わらない」 | |
10. | 「お化けのピーナッツ」 | |
11. | 「no cherry no deal」 | |
12. | 「In Your Life (Izu Mix)」 | |
13. | 「aleha」 | |
合計時間: |
- 生産限定盤付属特典CD
# | タイトル |
---|---|
1. | 「メインテーマ」 |
2. | 「いがいが根」 |
3. | 「伊豆スタジオ宿泊所」 |
4. | 「三村さんのおもてなし」 |
5. | 「伊豆のテーマ」 |
6. | 「スタジオの大きな窓」 |
脚注
[編集]- ^ Inc, Natasha. “くるり、ビクターSPEEDSTAR RECORDSとの契約満了 デビュー時から約26年在籍”. 音楽ナタリー. 2024年10月10日閲覧。
- ^ a b c Inc, Natasha. “くるり、オリジナルメンバーで制作のニューアルバム詳細発表”. 音楽ナタリー. 2024年10月10日閲覧。
- ^ レコーディングでの共演は脱退以降も果たしており、2009年にリリースされたトリビュート・アルバム『くるり鶏びゅ〜と』で松任谷由実のサポートとしてくるりのオリジナル・メンバーでの演奏が実現している。
- ^ “くるり、20周年イヤーの締め括りとなるツアー“「チミの名は。」”最終日をレポート | ライブレポート | Fanplus Music”. music.fanplus.co.jp. 2024年10月10日閲覧。
- ^ “【INTERVIEW】佐藤征史(くるり)|初期メンバーと作り上げた『感覚は道標』。アルバム制作背景と3人の不思議な関係性” (2023年10月20日). 2024年10月10日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “くるりがオリジナルメンバーで新アルバム発表、制作過程を追ったドキュメンタリー映画公開”. 音楽ナタリー. 2024年10月10日閲覧。
- ^ 岸田、佐藤、森の3名を撮影した写真がアルバムジャケットとして扱われるのは1stアルバム『さよならストレンジャー』以来となる。
- ^ “くるりのニューアルバム『感覚は道標』のHidden Story前編 ― 魅惑の伊豆スタジオ秘話。 – J-WAVE 81.3 FM JK RADIO TOKYO UNITED”. www.j-wave.co.jp (2023年10月13日). 2024年10月10日閲覧。