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利用者:ND0426/sandbox

ヴィアシスティーナ
欧字表記 Via Sistina
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2018年3月27日(7歳・現地表記)
Fastnet Rock
Nigh
母の父 Galileo
生国 アイルランドの旗 アイルランド
生産者 Laundry Cottage Stud Farm
馬主 Mrs R G Hillen
→Yu long Investments
調教師 ジョセフ・ツイート(英国)
→ジョージ・バウヒー(英国)
→クリス・ウォーラー(豪州)
競走成績
生涯成績 19戦9勝
勝ち鞍
G1 プリティポリーS 2023年
G1 ランヴェットS 2024年
G1 ウィンクスS 2024年
G1 ターンブルS 2024年
G1 コックスP 2024年
G2 ダリアS 2023年
G3 フィユドレール賞 2022年
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ヴィアシスティーナ(Via Sistina)は、アイルランド生産・オーストラリア調教の競走馬である。主な勝ち鞍は2023年プリティーポリーステークス2024年ランヴェットステークスウィンクスステークスターンブルステークスコックスプレート

概要

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3歳(2021年)

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5月1日のサークス競馬場の未勝利戦でサム・ジェームスを背にデビューして3着。続いて22日のグッドウッド競馬場の条件戦でジム・クローリー英語版を背に初勝利を挙げた[1]

その後は7月14日のマルレ賞(G2)に鞍上ウィリアム・ビュイックで出走するも10着。10月2日のニューマーケット競馬場の条件戦を鞍上ジェイミー・スペンサーで制して2勝目を挙げた。11月6日のギリーズフィリーズ(L)は13着に敗れた[1]

4歳(2022年)

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8月27日のウィンターヒルステークス(G3)にデーン・オニール英語版を背に出走して4着。10月7日のプライドステークス(G3)はスペンサーを背に2着となった[1]

その後は11月11日のフィユドレール賞(G3)を制してグループ競走初制覇を果たした[1]

5歳(2023年)

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5月7日のダリアステークス(G2)に出走して勝利を挙げてグループ競走連勝とした[1]

7月1日のプリティーポリーステークス(G1)では単勝オッズ2.5倍の1案人気で出走[2]。発馬で行き脚が付かずに後方2番手で中間点を通過するが、緒戦では馬群の切り目を通って大外に持ち出して豪脚を炸裂。2着のステイアラートに2馬身差を付けて、グループ競走3連勝でG1初制覇を果たした[3]。なお、残り2ハロンから斜行し続けたことによってステイアラートと4着馬のロスカーベリーが被害を受けるもそのまま確定。ステイアラート陣営が異議申し立てをするも走行妨害はあったが着順を改善することは不可能だったとして棄却された[4][5]

その後は7月14日のファルマスステークス(G1)に1番人気で出走るも圧勝したナシュワの3着[6]。8月20日のジャンロマネ賞(G1)でも1番人気で出走して、大外から猛追するもマルキーズドセヴィニエにハナ差競り負けて2着に敗れた[7]

10月21日のチャンピオンステークス(G1)はオイシン・マーフィーを背に4番人気で出走[8]。直線は手応えよく残り1ハロンで叩き合いから抜け出すも、キングオブスティールにゴール前で差し切られて3/4馬身差の2着に敗れた[9]

6歳(2023/2024年シーズン)

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イギリスのジョージ・バウヒー厩舎からオーストラリアのクリス・ウォーラー英語版厩舎に移籍して、3月23日のランヴェットステークス(G1)にジェームズ・マクドナルドを背に1番人気で出走。最後方の6番手の追走から直線に入ると、残り400mのところで大外に持ち出して鞍上が満を持して追い出しを開始。末脚を炸裂させて2着争いを横目に突き抜けて、2着のプラスデュキャルゼルに1.2馬身差を付けて移籍初戦で2度目のG1制覇を果たした[10]

その後は4月13日のクイーンエリザベスステークス(G1)に単勝オッズ1.85倍の1番人気で出走。後方3番手の追走から直線入口のところで2番手に並び掛けたが、大逃げを打ったプライドオブジェニを捕えらず6.54馬身差の2着に敗れた[11]

7歳(2024/2025年シーズン)

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8月24日のウィンクスステークス(G1)にケリン・マカヴォイ英語版を背に6番人気タイで出走。中団後方の9番手の追走から、内埒沿いを通って進出。直線では馬群の内から最短距離を通って、押し切りを図るズーガッチャを0.07馬身で際どく差し切って3度目のG1制覇を挙げた[1][12]

続いて9月14日のマカイビーディーヴァステークス(G1)に鞍上マクドナルドで1番人気で出走するも、ミスターブライトサイドから0.46馬身差の5着と完敗を喫した[1][13]

10月8日のターンブルステークス(G1)ではダミアン・レーンを鞍上に2番人気で出走。12番枠から中団後方あたりの馬群の外に付けて追走して、先頭から9馬身から10馬身ほどの位置で中間点を通過する。直線に向かって進出を開始すると後ろから勢いよく来たバッカスルーとの併せ馬となり、一度は交わされるも差し返して0.2馬身差で勝利。追い比べを制して4度目のG1制覇を挙げた[1][14]

その後は10月26日のコックスプレート(G1)を予定していたが、22日の最終追い切りでジェームズ・マクドナルドが落馬して、空馬となったままコースを約3周走った。管理するウォーラーは出走の可否は当日に決めることを話した[15]

こうして迎えたコックスプレート当日は、鞍上マクドナルドでJRAオッズ6.0倍の4番人気で出走[16]。レースはプライドオブジェニが逃げて、ヴィアシスティーナは7番手を追走。中盤で一つ位置取りを上げて、残り700m吹きから捲って一気に前方との差を詰めにかかる。最終コーナーでプライドオブジェニとプログノーシスを飲み込むと、約170mほどの直線で独走態勢。鞍上が早々に腰を上げてガッツポーズを決める余裕を見せながら2着のプログノーシスに8馬身差を付ける圧勝で5度目のG1制覇。走破時計の2分01秒07は2017年のウィンクスを1秒87も更新するトラックレコードで、8馬身差も2016年にウィンクスが記録した着差レコードに並ぶものであった[17]

血統表

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ヴィアシスティーナ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 デインヒル系
[§ 2]

Fastnet Rock
鹿毛 2001
父の父
*デインヒル
鹿毛 1986
Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Razyana His Majesty
Spring Adieu
父の母
Piccadilly Circus
1995 鹿毛
*ロイヤルアカデミーII Nijinsky
Crimson Saint
Gatana Marauding
Twigalae

Nigh
鹿毛 2010
Galileo
鹿毛 1998
Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Urban Sea Miswaki
Allegretta
母の母
Native Force
鹿毛 1998
Indian Ridge Ahonoora
Hillbrow
La Pellegrina Be My Guest
Spanish Habit
母系(F-No.) トランポリン系(FN:1-t) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer:S4×M4×S5×M5、Natalma:S5×S5×M5  [§ 4]
出典
  1. ^ [18]
  2. ^ [19]
  3. ^ [18]
  4. ^ [18]


脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h ヴィアシスティーナ(Via Sistina) | 競馬データベース | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年10月27日閲覧。
  2. ^ プリティポリーステークス(G1) 2023/7/1(土) | 日程・結果 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年10月27日閲覧。
  3. ^ ヴィアシスティーナが豪脚炸裂、愛G1プリティポリーSで2馬身突き抜け重賞3連勝 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年10月27日閲覧。
  4. ^ プリティポリーSで2着のステイアラート陣営、採決について異議申し立て | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年10月27日閲覧。
  5. ^ ステイアラート陣営の異議申し立ては棄却、プリティポリーSの着順が確定 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年10月27日閲覧。
  6. ^ ナシュワが久々マイル戦で鮮やかな復活、英G1ファルマスSを圧勝 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年10月27日閲覧。
  7. ^ マルキーズドゥセヴィニエがG1連勝、ジャンロマネ賞をハナ差勝ち | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年10月27日閲覧。
  8. ^ 英チャンピオンステークス(G1) 2023/10/21(土) | 日程・結果 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年10月27日閲覧。
  9. ^ G1英チャンピオンS、デットーリ騎乗のキングオブスティールが劇的勝利 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年10月27日閲覧。
  10. ^ ヴィアシスティーナが豪G1ランヴェットSを快勝、欧州からの移籍組が上位独占 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年10月27日閲覧。
  11. ^ プライドオブジェニが衝撃の大逃げ、G1クイーンエリザベスSを着差レコードで圧勝 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年10月27日閲覧。
  12. ^ 豪G1ウィンクスS、ヴィアシスティーナらウォーラー厩舎の牝馬勢が上位独占 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年10月27日閲覧。
  13. ^ ミスターブライトサイド、プライドオブジェニを捕らえ豪G1マカイビーディーヴァS連覇 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年10月27日閲覧。
  14. ^ ミスターブライトサイド、プライドオブジェニを捕らえ豪G1マカイビーディーヴァS連覇 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年10月27日閲覧。
  15. ^ 木南友輔 (2024年10月22日). “【コックスプレート】追い切りで名手マクドナルドが落馬!ヴィアシスティーナ出否決定は当日朝に - 海外競馬”. nikkansports.com. 2024年10月27日閲覧。
  16. ^ 出馬表 | 2024コックスプレート | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World. 2024年10月27日閲覧。
  17. ^ 豪G1コックスプレートを記録的圧勝のヴィアシスティーナ、メルボルンCに参戦も | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年10月27日閲覧。
  18. ^ a b c 5代血統表|血統情報|Via Sistina(IRE)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2024年10月26日閲覧。
  19. ^ Via Sistina (ヴィアシスティーナ)の血統表 | 競走馬データ”. netkeiba. 2024年10月26日閲覧。

外部リンク

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