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利用者:Omotecho/sandbox/発表予定

発表予定 (はっぴょうよてい、TBA : To be Announced)、確認中または続編準備中 (TBC : To be Continued)、決定待ちまたは決定待ち・宣言待ち (TBD : To be Decided・Declaired) およびその派生語とは、イベント立案において非常に広く使われるプレースホルダー用語。それぞれの固有の状況により調整または確認する必要があることを示す。

TBA、TBC、TBD の違い

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これらはよく似た略語でありながら、その不確定性の度合いにばらつきがあり、あいまいながら区別して使用される。

  • 決定待ち (TBD)[1] - 指定されたイベントの妥当性、実現可能性、開催地等は決定されていない。
  • 発表予定 (TBA) または宣言待ち (TBD : To be Declared) – 詳細が決定している場合もあるが、まだ発表段階ではない。
  • 確認中 (TBC : To be Confirmed) – 詳細が決定している場合もあるが、発表前に最終決定が変更される可能性がある。以下も同様。

解決予定 (TBR : To be Resolved)[2]提供予定 (TBP : To be Provided)[3]

同じ意味を伝えるために似た略語を使ったり、同じアルファベットを組みあわせた略語でもその示すところは「確認予定」「手配予定」「裁定待ち」「実施予定」「決定待ち」「宣言待ち」と幅を含んでいる。

特に略語「TBA」の使用は少なくとも1955年には正式に参考文献で確認でき[4]、「TBD」は同様に1967年に文献に記録がある[5]

サンプル

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これらのさまざまな略語は講演者音楽家またはその他の舞台芸術の一部の出演者がまだ決まっていないと一般に示すときによく使われ、「(仮)」と記述することもある。また間もなくリリースされるアルバムや映画など創作物に言及するとき、発表日・発売日の未定を意味する。あるいは開催予定のプロジェクトについて名称が未定の場合、プロジェクトは進行中だと示す意味合いでこれらの略語を指定することも、無題扱いにして進行することもある。この用語は特定のチームについて、プレーオフの日程は決まっていて動かせないが、対戦相手としてシーズンの残りの勝ち負けに応じて候補が複数あるため、まだ対戦チーム名が決まっていないときにも使い、あるいはプレーオフの決定権争いがまだ始まる前という状況を示すこともある[注釈 1]。政府関連および企業がこれられの用語を使用するときは、組織の空席の役職が決定待ち、または言い方を変えると特定の個人の就任予定があり、これまでにない新しい役職が用意されることの2通りの解釈ができる。

金融界の場合

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特定のタイプの簡単な住宅ローン投資として不動産担保証券の説明に「TBA」が使用される (「金利未定」という意味) [7]。これは投資家が取得する段階でその住宅ローンは金利を保留している一連の金融商品のひとつであり、金利が後に発表されることを示し、1980年代からこの用法が存在した[注釈 2]

参考文献

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代表執筆者の姓のABC順

  • "Securities Regulation & Law Report" (Document) (英語). Bureau of National Affairs. 1984. p. 1765. {{cite document}}: 不明な引数|volume=は無視されます。 (説明)
  • De Sola, Ralph (1967) (英語). Abbreviations Dictionary. p. [要ページ番号] 
  • Forsberg, Kevin; Mooz, Hal; Cotterman, Howard (2005) (英語). Visualizing Project Management: Models and Frameworks for Mastering Complex Systems. p. 161. "Requirements whose definition is approximately but not exactly known are called To Be Resolved (TBR)" 
  • Kolb, Robert W.; Overdahl, James A. (英語). Financial Derivatives: Pricing and Risk Management. p. 141 
  • Luntz, Frank (2007). Words That Work: It's Not What You Say, It's What People Hear. p. 189 
  • Schwartz, Robert J. (1955) (英語). The Complete Dictionary of Abbreviations. p. [要ページ番号] 
  • Yilmaz, Levent (2015) (英語). Concepts and Methodologies for Modeling and Simulation. p. 205. ""Also use of the placeholder "TBD" (to be determined or to be defined), "TBR" (to be resolved), "TBP" (to be provided), and use of the phrases such as "as a minimum," "as a maximum," and "not limited to" are indications of incomplete requirements specification""  「プレースホルダー用語の「TBD」(決定待ちまたは定義待ち)「TBR」(解決予定)「TBP」(提供予定)、あるいは「最小」「最大」および「に限定されない」などの語句も、要件の仕様が不完全であることを示す。

脚注

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注釈

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  1. ^ 例えばIndianapolis Monthly の掲載記事にこうある。"INDIANAPOLIS COLTS It's playoff time. Can the Colts pick off their rivals one by one, or will they fall victim to last year's heartbreaking turn of events? Ticket prices and opponents TBD."[6]。(「インディアナポリス・コルツのプレーオフがやってきた。コルツはライバルを1チームずつ選ぶことができるか、それとも昨年の悲惨なイベント転換の犠牲になり果てるか? チケット代金も対戦相手も TBD。」)
  2. ^ 一般企業のBureau of National Affairs 発表資料 Securities Regulation & Law Report 第16巻[8]を参照。"[t]he transactions in question at FCA were TBA (to be announced) Ginnie Mae forward contracts..."(FCA英語版で問題視された相対売買はジニーメイの TBA (未発表) 先渡契約であり……)

出典

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  1. ^ Luntz 2007, p. 189.
  2. ^ Forsbergほか 2005, p. 161.
  3. ^ Yilmaz 2015, p. 205.
  4. ^ Schwartz 1955, p. [要ページ番号].
  5. ^ De Sola 1967, p. [要ページ番号].
  6. ^ (英語)Indianapolis Monthly 32 (5-9). (2008年) 
  7. ^ Kolbほか 2009, p. 141.
  8. ^ Bureau of National Affairs 1984, p. 1765.

関連項目

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  • A. N. Other(英語)もしくはANO、Ann Other、仮の名もしくは限定的に匿名性を重んじるために使う仮名 (イギリス)。略してANO。女性名詞化して Ann(e) Other の例がある。
  • n/a、該当なし
  • Nomen nescio(英語)または NN、匿名または無名の人物、ノメンエスキオ(ラテン語)、照会不能。
  • To be continued(英語)、つづく・続編を待て・乞うご期待 。

外部リンク

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[[Category:英語の語句]]