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ユ・ジェハ | |
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生誕 |
1962年6月6日 キョンサンブク道アンドン市 |
出身地 | 韓国 |
死没 |
1962年6月6日(-26歳没) ソウル・ハンナム大橋北端川岸道路 |
ジャンル | K-POP |
職業 | シンガーソングライター |
活動期間 | 1984年 - 1987年 |
ユ・ジェハ | |
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各種表記 | |
ハングル: | 유재하 |
漢字: | 柳在夏 |
発音: | ユ・ジェハ |
ユ・ジェハ(柳在夏)(1962年6月6日 - 1987年11月1日) は、韓国のシンガーソングライター。
1987年、第1集アルバムの『サランハギッテムネ(愛しているから)』を残して、25歳という若さで交通事故で死去した。このアルバムの影響と価値によって、韓国ポピュラー音楽界の伝説となっている歌手・作曲家である。
遺作アルバムとなった『サランハギッテムネ(愛しているから)』に収録されているうちの何曲かはユ・ジェハ本人の体験にもとづいて作られている。
生涯
[編集]1962年6月6日、キョンサンブク道アンドン市で、男3人と女3人のきょうだいの末っ子として生まれた。
1981年、テイル高校を卒業し、ハニャン大学校音楽大学作曲課に進学した。クラシック音楽を専攻したが、ポピュラー音楽にもつよい関心をしめした。
大学在学中に「チョヨンピルガ ウィデハン タンセン (チョー・ヨンピルと偉大な誕生)」のキーボード奏者として本格的な音楽活動を始めた。このころ、のちにユ・ジェハの代表曲になる「サランハギッテムネ(愛しているから)」を、チョ・ヨンピルが第7集アルバムで先に録音している。
作曲だけでなく、作詞、編曲や、ヴァイオリン、ピアノ、ギター、キーボードなどの演奏も得意だった彼は、大学卒業をひかえた1984年、クラシック音楽やジャズ(の方法や技術)をポピュラー音楽でいかそうと考えた。
大学卒業後の1986年、(新たに結成された)「キムヒョンシクカ ポム ヨルム カウル キョウル (キム・ヒョンシクと春夏秋冬)」で活動を始めた。
1987年8月、デビュー・アルバムで遺作となった『サランハギッテムネ(愛しているから)』をソウル音盤から発売した。このアルバムは当初「音程が不安定」と言われて(発売前の)審議で何度もさしもどされ、発売後にも音楽評論家たちから良い評価をえられなかった。クラシック音楽の和声の方法やさまざまな楽器の音色を生かす方法を学んだユ・ジェハは、今までのポピュラー音楽とはまったくちがう感じの曲を作ったのだが、音楽関係者でさえ、ただ「歌が変だ」という反応しか見せなかった。
アルバム発売後の1987年11月1日早朝、ソウル市ヨンサン区ハンナムドン付近で、酒に酔った友人の運転する乗用車に同乗中、乗っていた車がセンターラインを越え、反対車線を走行して来たタクシーと正面衝突して死亡した。
死亡後、一般の人たちや音楽専門家のあいだでユ・ジェハに関心を持つ人が増え、ユ・ジェハの音楽が評価され始める。 25年の短い人生でただ1枚のアルバムを残しただけだが、「バラードの父」と呼ばれ、キム・グァンジン、シン・スンフンなどの後輩ミュージシャンに大きな影響を及ぼすようになった。
ユ・ジェハを記念する音楽大会が1989年から続いている。
ユ・ジェハがもし生きていれば、韓国のポピュラー音楽、とくにバラードの分野で大きな変化があっただろうと話す人がいる。アルバム1枚のみだが、その音楽の力で韓国のポピュラー音楽界に少なからぬ貢献をしたと言える。
没後
[編集]ユ・ジェハの父が、息子の音楽的業績をたたえるために、アルバムの収益金と寄付金の寄託によって『ユ・ジェハ音楽奨学会』を設立した。
この奨学会の主催で1989年から開催されているユ・ジェハ音楽競演大会は、韓国ポピュラー音楽界に多くの逸材を輩出している。その受賞者の中には第1回大会のチョ・ギュチャルを始め、ユ・ヒヨル、コ・チャンヨン、キム・ヨヌ、ナ・ウォンジュ、チョン・ジチャンなどがいる。
ユ・ジェハの曲は、1985年に録音したチョー・ヨンピルを筆頭に、イ・ムンセ、ハン・ヨンエ、キム・ヒョンシク、「ポム ヨルム カウル キョウル(春夏秋冬)」、パク・チニョン、DJ DOC、チョ・ギュチャン、ワックス、イ・ギチャン、チョン・スラ、ナオルなど多くの歌手やグループによって歌われている。
1997年、後輩ミュージシャンたちによって、トリビュート・アルバム『タシ トラオン クデル ウィヘ (再びもどって来たあなたのために)』が発表された。
2003年、(デビュー)アルバム発表当時には大きくヒットしなかった「ウウラン ピョンジ(ゆううつな手紙)」が、映画『殺人の追憶』の重要な場面の挿入曲として使われ、ヒットした。
2007年、アルバム『サランハギッテムネ(愛しているから)』が、キョンヒャン新聞の「韓国ポピュラー音楽名盤100選」で第2位に選ばれた。
2007年、ヒップホップ・グループのエピック・ハイが第2集アルバムの収録曲「11月1日」で、(1987年と1990年の同じ11月1日に亡くなった)ユ・ジェハとキム・ヒョンシクを追慕した。
ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]- 1集 サランハギッテムネ(愛しているから) (1987年8月)