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筑前前原駅

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前原駅 (福岡県)から転送)
筑前前原駅*
北口(2009年2月)
ちくぜんまえばる
Chikuzen-Maebaru
JK07 糸島高校前 (1.4 km)
(1.6 km) 美咲が丘 JK09
地図
所在地 福岡県糸島市前原中央一丁目1-15
北緯33度33分25.51秒 東経130度11分57.55秒 / 北緯33.5570861度 東経130.1993194度 / 33.5570861; 130.1993194座標: 北緯33度33分25.51秒 東経130度11分57.55秒 / 北緯33.5570861度 東経130.1993194度 / 33.5570861; 130.1993194
駅番号 JK  08 
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 筑肥線
キロ程 12.7 km(姪浜起点)
電報略号 マエ←マヱ
駅構造 地上駅橋上駅[1]
ホーム 2面4線[1]
乗車人員
-統計年度-
6,267人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1924年大正13年)4月1日[2]
備考 直営駅
みどりの窓口
* 1937年に前原駅から改称。
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北口遠望(2006年11月)
南口(2006年11月)

筑前前原駅(ちくぜんまえばるえき)は、福岡県糸島市前原中央一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)筑肥線である。駅番号JK08。糸島市の中心駅であり、福岡空港方面と唐津方面の乗換駅となっている[3]

当駅より東側(姪浜・福岡空港方面)は複線で、西側(唐津方面)は単線となっている[1]。東側は福岡市地下鉄相互直通運転を実施している。

快速の停車駅で、平日は当駅より東側が各駅停車、西側が主要駅停車区間になる。筑肥線電化開業までは急行平戸」が停車していた。

歴史

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駅構造

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島式ホーム2面4線を有する地上駅[1]、折り返し可能な配線となっている。橋上駅舎を備える[1]

唐津方面からの電車の殆どが、福岡空港発着の電車と対面接続する。

直営駅で、みどりの窓口が設置されている。自動改札機を備え、SUGOCAの利用が可能である。

深夜から早朝の間、数本の電車が夜間滞泊する。

改札内にはグランドピアノストリートピアノとして設置されている。

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 - 4 JK 筑肥線 上り 天神博多福岡空港方面
下り 筑前深江唐津西唐津方面

利用状況

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2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員6,267人で、JR九州の駅としては箱崎駅に次いで第26位である[10]

長らく筑肥線の単体の駅(福岡市営地下鉄空港線と接続している姪浜駅を除いた場合)としては最も多かったが、2014年(平成26年)度に九大学研都市駅に追い抜かれた。

JR九州及び糸島市統計白書によると、近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。

年度 1日平均
乗車人員
出典
2005年 7,449 [11]
2006年 7,569
2007年 7,488
2008年 7,445 [12]
2009年 7,291 [13]
2010年 7,189 [14]
2011年 7,184 [15]
2012年 7,196 [16]
2013年 7,347 [17]
2014年 7,195 [18]
2015年 7,354 [19]
2016年 7,353 [20]
2017年 7,443 [21]
2018年 7,612 [22]
2019年 7,095 [23]
2020年 5,364 [24]
2021年 5,509 [25]
2022年 5,911 [26]
2023年 6,267 [10]

駅周辺

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糸島市の中心部にあたる。駅の北側約300メートルの場所を国道202号が筑肥線に並行する形で通っている。北口前から国道202号との交差点までの間には県道筑前前原停車場線が通り、そこから北側には県道福岡志摩前原線が延びている。北口周辺は前原中央商店街であり店舗が多い。

南口周辺は住宅地が広がっている。

バス路線

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昭和バスが駅北口・駅南口と糸島市内各地域や福岡市西部との間を結んでいる。一部の路線は糸島市コミュニティバス「はまぼう号」として運行しており、乗合タクシーとして運行している路線もある。

※以下すべて昭和自動車による運行

  • 前原駅北口(駅北口ロータリー内)
    • 前原
    • 加布里・道目木 - 芥屋
    • 師吉 - 初 - 船越
    • 師吉 - 初 - 野北 - 谷
    • 産の宮・周船寺・今宿駅前
    • 糸島市役所前・一貴山駅入口・波呂・浜窪・筑前深江駅前
    • 産の宮 - 周船寺駅 - 川原 - 雷山の森
    • 産の宮 - 曽根グラウンド - 井原山入口
    • 波多江駅・油比・泊 - 九大工学部前
    • 市街地循環線(ぐるりんバス)
  • 前原駅南口(駅南口ロータリー内)
    • 有田 - 曽根グラウンド
    • 中学校前・伏龍団地 - 有田 - 雷山観音前
    • 長野 - 白糸
    • 伊都文化会館前
    • 篠原 - 波多江駅 - 井原山入口

他に駅北側の県道筑前前原停車場線上に前原駅前バス停が、駅北側の国道202号線上に前原バス停がある。前原バス停は福岡 - 前原・志摩間特急バス「いと・しま号」が発着する。

駅名改称騒動

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1997年頃に当駅を「伊都国前原駅」と改称する運動が地元商工会から上がったことがある。これは、福岡市西区内の新駅(現在の九大学研都市駅)の駅名案に「伊都駅」が有力となったことが発端で、「伊都国の本家は前原である」との意見から運動が起こったとされる。当時の前原市議会や市長も前向きな態度を示し、実際にJR九州に対し陳情も行われた。

しかしながら、地元でのシンポジウムで高校生が「生まれ育ったのは前原で、伊都国の名前になじみはありません。看板を替えてもまちは元気になりません」と発言、結局この意見が採り入れられて駅名改称は沙汰止みとなった。この騒動の名残として駅の階段下に「伊都国 前原市」と刻まれたモニュメントが設置されている[27]

隣の駅

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九州旅客鉄道(JR九州)
JK 筑肥線
快速
九大学研都市駅 (JK04) - (平日は糸島高校前駅 (JK07)) - 筑前前原駅 (JK08) - 筑前深江駅 (JK12)
普通
糸島高校前駅 (JK07) - 筑前前原駅 (JK08) - 美咲が丘駅 (JK09)

脚注

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  1. ^ a b c d e 『週刊 JR全駅・全車両基地』 08号 博多駅・伊万里駅・西戸崎駅ほか81駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月30日、25頁。 
  2. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、724頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 朝晩時間帯は両方向間の直通列車もある。
  4. ^ “筑前前原駅 橋上化工事始まる JR九州 完成予定は2000年3月”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1998年6月2日) 
  5. ^ 鉄道ジャーナル』第33巻第2号、鉄道ジャーナル社、1999年2月、90頁。 
  6. ^ 「前原新駅舎19日開業 6億円かけた橋上式 南口も新設」『西日本新聞西日本新聞社、1999年12月18日、朝刊、18面。
  7. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '00年版』ジェー・アール・アール、2000年7月1日、190頁。ISBN 4-88283-121-X 
  8. ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (2010年3月16日) 
  9. ^ 2021年3月にダイヤを見直します』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2020年12月18日、19頁。オリジナルの2020年12月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201218142214/https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2020/12/18/2021daiyaminaoshi_1_1.pdf2020年12月21日閲覧 
  10. ^ a b 駅別乗車人員上位300駅(2023年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2024年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月2日閲覧。
  11. ^ 糸島市統計白書(運輸・交通) 九州旅客鉄道駅別乗降者数(JR筑肥線)
  12. ^ 駅別乗車人員上位30位(平成20年度)”. 九州旅客鉄道. 2016年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
  13. ^ 駅別乗車人員上位30位(平成21年度)”. 九州旅客鉄道. 2012年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
  14. ^ 駅別乗車人員上位30位(平成22年度)”. 九州旅客鉄道. 2012年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
  15. ^ 駅別乗車人員上位30位(平成23年度)”. 九州旅客鉄道. 2015年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
  16. ^ 駅別乗車人員上位30位(平成24年度)”. 九州旅客鉄道. 2016年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
  17. ^ 駅別乗車人員上位30位(平成25年度)”. 九州旅客鉄道. 2016年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
  18. ^ 駅別乗車人員上位30位(平成26年度)”. 九州旅客鉄道. 2015年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
  19. ^ 駅別乗車人員上位30位(平成27年度)”. 九州旅客鉄道. 2016年9月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
  20. ^ 駅別乗車人員上位300駅(平成28年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2017年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月31日閲覧。
  21. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2017年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月24日閲覧。
  22. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2018年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月27日閲覧。
  23. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2019年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月24日閲覧。
  24. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月25日閲覧。
  25. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2021年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2022年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月2日閲覧。
  26. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2022年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2024年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月2日閲覧。
  27. ^ “九州の駅 ゆったり紀行 JR筑肥線 筑前前原駅 改称で揺れた伊都国の駅”. 西日本新聞 (西日本新聞社). (2007年5月18日). オリジナルの2008年9月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080906230625/http://qnet.nishinippon.co.jp/travel/station/2007/05/post_55.shtml 2020年11月7日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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