劇団急旋回
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劇団急旋回(げきだんきゅうせんかい)は、俳優の石坂浩二が主宰する日本の劇団。 1988年に結成、1996年の公演を最後に活動を休止。
来歴
[編集]1983年に、前身の「IME(石坂ミュージカル・エンタープライズ)附属ミュージカル研究所」を設立。ダンス、歌、演技の総合的なレッスンを行い、定期的に作品を発表した。 1988年に名称を「劇団急旋回」と命名、以降本格的なミュージカル公演を上演した。 上演作品はほとんどが石坂浩二の脚本・演出によるオリジナルミュージカル。 1996年の公演を最後に活動を休止。
その他
[編集]- 1990年に、ニュージーランド公演を行い、現地の話題となった。
- 「十二人の怒れる男」(1985年 パルコSPACE PART3)や「お気に召すまま」(1990年 銀座セゾン劇場)など外部の石坂浩二演出作品にも、劇団員が多数起用された。
- 1994年には、倉田保昭が主宰する倉田プロモーションと組んでナムコ・ワンダーエッグでのイベント「キャプテン・ティアラ」を上演、ウッチャンナンチャンの南原清隆が振付を担当し「ウンナン世界征服宣言」で放映された。
- 石坂浩二は「世界まるごとHOWマッチ」のホールインワン賞で得た世界一周旅行のチケットで、多数の劇団員をニューヨーク研修に派遣したらしい。
- 「伊馬家騒動顛末記」(1993年)には殺陣師の林邦史朗が特別出演し、石坂とコンビの「夜警」役でコントを披露した。
- 音楽に小針克之助(六三四Musashi)や山下透、金森隆らが参加していた。
上演作品
[編集]劇団急旋回
[編集]- ユノーの休日(1989年 浅草常盤座)
- アリン・カングリ(1989年 浅草常盤座)
- ドンナ・ドッチ綺譚(1990年 浅草常盤座)
- ALING KHANGLI(1990年 ニュージーランド ジェイムス・ヘイ劇場)
- らんらん学園漂流記(1990年 表参道THE SPACE)
- SAH・LA・VA〜然らば〜(1991年 浅草常盤座)
- 吉野山幻終始千本桜(1992年 表参道THE SPACE)
- 麻可部十兵衛の謀事(1992年 北沢タウンホール)
- 伊馬家騒動顛末記(1993年 東京芸術劇場)
- 風説津久見城縁起(1993年 SPACE ZERO)
- ザ・龍ーたひこの夢(1994年 SPACE ZERO)
- ザ・龍ーたひこの夢 再演(1995年 SPACE ZERO)
- 白虎茜坂紅蓮隊(1996年 スフィアメックス)
IME附属ミュージカル研究所
[編集]- TOKYO235(1984年)
- Words Wars(1985年)
- エンビアス(1986年)
- ノアノア - 楽園 -(1986年) ※ポール・ゴーギャン『ノアノア』を参照
- ザ・龍(1987年)
- 235TOKYO(1987年)
- ザ・龍 再演(1987年)
- Doji-Dotch(1988年)
出身俳優
[編集]- 大野ちかこ(俳優)
- 夏樹紗英子(俳優)
- 坂井成紀(俳優)
- 瀬下尚人(THE CONVOY)
- 伽藍琳(俳優)
- 藤原麻由(俳優)
- おいかどいちろう(大道芸人)
- 小山けいと(ヴォーカリスト)
- 白神直子(ヴォーカリスト)
- 戸田ダリオ(タレント)
- 大成修司(声優)
- 三波伸一 (コメディアン)
- 菊地美奈子(俳優)
外部リンク
[編集]- Standardsong Entertainment(宇治川まさなり)
- Air studio(藤森一朗)
- 四代目隅田川馬石
- 真下有紀
- 西村直人
- 大野ちかこ
- 夏樹紗英子 - ウェイバックマシン(2002年12月15日アーカイブ分)
- 坂井成紀
- THE CONVOY(瀬下尚人)
- 伽藍琳
- おいかどいちろう - ウェイバックマシン(2001年5月17日アーカイブ分)
- 小山けいと - ウェイバックマシン(2002年12月17日アーカイブ分)
- ねこマジ(白神直子)
- 戸田ダリオ
- 大成修司
- 萬天舘(三波伸一) - archive.today(2013年4月27日アーカイブ分)