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加藤幸治 (民俗学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

加藤 幸治(かとう こうじ 1973年 - )は、日本民俗学研究者、博物館学芸員武蔵野美術大学教授[1]民俗学民具研究を専門とする[1]。日本民俗学会、日本民具学会、京都民俗学会、和歌山地方史研究会、東北民俗の会所属。

加藤 幸治
(かとう こうじ)
人物情報
生誕 1973年(50 - 51歳)
日本の旗 日本静岡県
国籍 日本の旗 日本
出身校 京都外国語大学外国語学部
帝塚山大学大学院人文科学研究科
総合研究大学院大学大学院文化科学研究科
学問
研究分野 民俗学(物質文化研究)
博物館学
研究機関 武蔵野美術大学
学位 博士(文学)(総合研究大学院大学)
学会 京都民俗学会
日本民具学会
現代民俗学会
日本民俗学会
主な受賞歴 第21回小谷賞
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経歴

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静岡県生まれ。京都外国語大学を卒業し、帝塚山大学大学院人文科学研究科日本伝統文化専攻に学んだ[1]。その後、和歌山県立紀伊風土記の丘に民俗学担当の学芸員として10年間勤めた[1]。在職中に、総合研究大学院大学文化科学研究科比較文化学専攻(国立民族学博物館に設置)に学んだ[1]2003年、第十七回日本民具学会研究奨励賞[2]、第二一回小谷賞を受賞。 2011年、第十六回総合研究大学院大学研究賞を受賞。

2009年東北学院大学文学部歴史学科専任講師となり、2011年に准教授に昇任した[1]。2019年から武蔵野美術大学教授。

2010年には、「農業技術改善の民俗誌 : 紀ノ川下流域村落の一七~二〇世紀前半における動向の分析」により、総合研究大学院大学から博士(文学)を取得した[3]

2011年6月末からは宮城県石巻市、特に鮎川地区をフィールドに東日本大震災の被災文化財を活用した地域のくらしのイメージを再構築する民俗誌の意義について取り組んでいる[1]

主な著書

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単著

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  • モノと環境の民俗誌、大阪府島本町教育委員会、1999年
  • 郷土玩具の新解釈 無意識の“郷愁”はなぜ生まれたか、社会評論社、2011年
  • 紀伊半島の民俗誌 技術と道具の物質文化論、社会評論社、2012年
  • 復興キュレーション 語りのオーナーシップで作り伝える“くじらまち”、社会評論社、2017年
  • 文化遺産シェア時代 価値を深掘る“ずらし”の視角、社会評論社、2018年
  • 渋沢敬三とアチック・ミューゼアム 知の共鳴が創り上げた人文学の理想郷、勉誠出版、2020年

共著

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  • 国立歴史民俗博物館編 被災地の博物館に聞く、吉川弘文館、2012年
  • 岩井宏實編 技と形と心の伝承文化、慶友社、2002年

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 加藤幸治. “プロフィール 加藤幸治(かとうこうじ)”. 加藤幸治. 2009年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月5日閲覧。
  2. ^ 日本民具学会. “研究奨励賞 受賞業績”. 日本民具学会. 2016年1月6日閲覧。
  3. ^ 農業技術改善の民俗誌 : 紀ノ川下流域村落の一七~二〇世紀前半における動向の分析 加藤幸治”. 国立国会図書館. 2015年1月5日閲覧。

外部リンク

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