加藤幸治 (民俗学者)
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加藤 幸治(かとう こうじ 1973年 - )は、日本の民俗学研究者、博物館学芸員、武蔵野美術大学教授[1]。民俗学、民具研究を専門とする[1]。日本民俗学会、日本民具学会、京都民俗学会、和歌山地方史研究会、東北民俗の会所属。
人物情報 | |
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生誕 |
1973年(50 - 51歳) 日本・静岡県 |
国籍 | 日本 |
出身校 |
京都外国語大学外国語学部 帝塚山大学大学院人文科学研究科 総合研究大学院大学大学院文化科学研究科 |
学問 | |
研究分野 |
民俗学(物質文化研究) 博物館学 |
研究機関 | 武蔵野美術大学 |
学位 | 博士(文学)(総合研究大学院大学) |
学会 |
京都民俗学会 日本民具学会 現代民俗学会 日本民俗学会 |
主な受賞歴 | 第21回小谷賞 |
経歴
[編集]静岡県生まれ。京都外国語大学を卒業し、帝塚山大学大学院人文科学研究科日本伝統文化専攻に学んだ[1]。その後、和歌山県立紀伊風土記の丘に民俗学担当の学芸員として10年間勤めた[1]。在職中に、総合研究大学院大学文化科学研究科比較文化学専攻(国立民族学博物館に設置)に学んだ[1]。 2003年、第十七回日本民具学会研究奨励賞[2]、第二一回小谷賞を受賞。 2011年、第十六回総合研究大学院大学研究賞を受賞。
2009年、東北学院大学文学部歴史学科専任講師となり、2011年に准教授に昇任した[1]。2019年から武蔵野美術大学教授。
2010年には、「農業技術改善の民俗誌 : 紀ノ川下流域村落の一七~二〇世紀前半における動向の分析」により、総合研究大学院大学から博士(文学)を取得した[3]。
2011年の6月末からは宮城県石巻市、特に鮎川地区をフィールドに東日本大震災の被災文化財を活用した地域のくらしのイメージを再構築する民俗誌の意義について取り組んでいる[1]。
主な著書
[編集]単著
[編集]- モノと環境の民俗誌、大阪府島本町教育委員会、1999年
- 郷土玩具の新解釈 無意識の“郷愁”はなぜ生まれたか、社会評論社、2011年
- 紀伊半島の民俗誌 技術と道具の物質文化論、社会評論社、2012年
- 復興キュレーション 語りのオーナーシップで作り伝える“くじらまち”、社会評論社、2017年
- 文化遺産シェア時代 価値を深掘る“ずらし”の視角、社会評論社、2018年
- 渋沢敬三とアチック・ミューゼアム 知の共鳴が創り上げた人文学の理想郷、勉誠出版、2020年
共著
[編集]- 国立歴史民俗博物館編 被災地の博物館に聞く、吉川弘文館、2012年
- 岩井宏實編 技と形と心の伝承文化、慶友社、2002年
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 加藤幸治. “プロフィール 加藤幸治(かとうこうじ)”. 加藤幸治. 2009年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月5日閲覧。
- ^ 日本民具学会. “研究奨励賞 受賞業績”. 日本民具学会. 2016年1月6日閲覧。
- ^ “農業技術改善の民俗誌 : 紀ノ川下流域村落の一七~二〇世紀前半における動向の分析 加藤幸治”. 国立国会図書館. 2015年1月5日閲覧。
外部リンク
[編集]- 加藤幸治 - researchmap
- 加藤幸治 - J-GLOBAL
- 加藤幸治 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- 教員紹介 - 武蔵野美術大学
- 加藤幸治(folklorist/curator)のリサーチ・オフィス