コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

勝沼町等々力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 山梨県 > 甲州市 > 勝沼町等々力
勝沼町等々力
等々力交差点 (2018年10月10日撮影)
等々力交差点
(2018年10月10日撮影)
勝沼町等々力の位置(山梨県内)
勝沼町等々力
勝沼町等々力
勝沼町等々力の位置
北緯35度39分58.38秒 東経138度42分51.25秒 / 北緯35.6662167度 東経138.7142361度 / 35.6662167; 138.7142361
日本の旗 日本
都道府県 山梨県
市町村 甲州市
地区 勝沼地区
人口
2016年(平成28年)10月1日現在)[1]
 • 合計 955人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
409-1315[2]
市外局番 0553 (山梨MA)[3]
ナンバープレート 山梨
※座標は等々力交差点付近

勝沼町等々力(かつぬまちょうとどろき)は山梨県甲州市の地名。郵便番号は409-1315[2]。本項ではかつて同区域に所在した東山梨郡等々力村(とどろきむら)、勝沼町大字等々力(とどろき)[4]についても述べる。

地理

[編集]

甲府盆地東部、日川田草川との間に位置する[4]。甲州市西部にあたり、ほぼ全域が扇状地にあって水はけがよく果樹栽培に適する。北西で勝沼町綿塚、北で勝沼町休息、北東で勝沼町小佐手、東で勝沼町勝沼、南で勝沼町下岩崎、南西で笛吹市一宮町北野呂、西で山梨市上栗原と接する。それまでも米麦を中心とした農業養蚕が行われてきた農業地帯だったが、昭和30年代よりブドウを中心としたビニールハウスでの果樹栽培に転換した[4]。市役所の行政区域としては勝沼8区から勝沼12区にあたる[5]

河川

[編集]

歴史

[編集]
とどろきむら
等々力村
廃止日 1942年5月10日
廃止理由 新設合併
勝沼町、等々力村勝沼町
現在の自治体 甲州市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中部地方甲信越地方
都道府県 山梨県
東山梨郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 1,044
国勢調査1940年
隣接自治体 東山梨郡勝沼町、日川村東雲村
東八代郡相興村祝村
等々力村役場
所在地 山梨県東山梨郡等々力村
座標 北緯35度39分58.6秒 東経138度42分47.6秒 / 北緯35.666278度 東経138.713222度 / 35.666278; 138.713222 (等々力村)
特記事項 座標はおおよそ
ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

かつては等力軣木轟木とも表記された。縄文時代奈良時代平安時代の遺跡として西林遺跡が、奈良時代・平安時代の遺跡として福泉寺遺跡・箕輪遺跡・古町屋遺跡が残り、古くからヒトの活動があったことが窺える。『和名類聚抄』の巨麻郡巨摩郡等力郷に比定され、後に地理的条件から山梨郡に属するようになったという説がある[4]江戸時代には山梨郡栗原筋に属し、はじめ幕府直轄領だったが、後に甲府藩領となり、享保9年(1724年)から再び幕領となった[6]甲州街道勝沼宿に接する、街道に面した街村であったため助郷のほか勝沼宿の町並掃除役が課せられた[4]。主な生業は栽培のほか、木綿煙草などの商品作物も生産し、養蚕も行われ絹糸も生産した[4]村高は『甲斐国四郡古高帳』(慶長古高帳)によれば470余、『甲斐国三郡村高帳』(宝暦村高帳)では890石余、『旧高旧領取調帳』では892石余とされる[4]

沿革

[編集]

世帯数と人口

[編集]

2016年(平成28年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

大字 世帯数 人口
勝沼町等々力 318世帯 955人

交通

[編集]

鉄道

[編集]

地内に鉄道は通っていない。最寄駅はJR東日本中央本線勝沼ぶどう郷駅になる。

バス

[編集]
勝沼地域市民バス (ワインコース)が通っており、勝沼ぶどう郷駅および塩山駅(平日のみ)へ向かうことができる。画像の等々力交差点は等々力四つ角南バス停下車。

道路

[編集]

施設

[編集]
  • 勝沼等々力簡易郵便局
  • 等々力自治公民館
  • 勝沼保育園
  • 玄正寺 - 浄土真宗本願寺派の仏教寺院。
  • 万福寺 - 浄土真宗本願寺派の仏教寺院。境内のクスノキが県天然記念物に指定されている。
  • 西教寺 - 真宗大谷派の仏教寺院。
  • 光源寺 - 真宗大谷派の仏教寺院。
  • 慶専寺 - 真宗大谷派の仏教寺院。
  • 浄蓮寺 - 真宗大谷派の仏教寺院。
  • 賢正寺 - 真宗大谷派の仏教寺院。
  • 専立寺 - 真宗大谷派の仏教寺院。
  • 円成寺 - 真宗大谷派の仏教寺院。
  • 仙光寺 - 真宗大谷派の仏教寺院。
  • 諏訪神社

脚注

[編集]
  1. ^ a b 「甲州市の統計情報 【2】人口」 より、「4 住民基本台帳登録による町丁字別人口及び世帯数」による”. 甲府市 (2016年10月1日). 2018年9月29日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2018年9月26日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2018年9月26日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j 『角川日本地名大辞典 19 山梨県』、角川書店、1996年6月、P591-593、P1049
  5. ^ 甲州市区長等設置規則-平成17年11月01日規則第22号(甲州市役所HP)、2010-08-07閲覧。
  6. ^ はじめ石和代官所寛延2年(1749年)から谷村代官所、翌寛延3年から再び石和代官所支配となる。『角川日本地名大辞典 19 山梨県』、角川書店、1996年6月、P591 - 593。

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]