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北恵那鉄道デ1形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

北恵那鉄道デ1形電車(きたえなてつどうデ1がたでんしゃ)とは、かつて北恵那鉄道北恵那鉄道線で運用された電車である。

概要

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1924年(大正13年)、梅鉢鉄工所製の木造車両であり、北恵那鉄道開通時の電車である。デ1 - 3・5の4両が存在した[1]。開業時に電気機関車が配備されていなかったこともあり、貨車牽引も行っていた。

新製時の台車はラジアル台車(ブリルE-2)であったが、1957年(昭和32年)の名古屋市交通局より路面電車の台車(ブリル76-E-2)を購入し、ボギー車化されている。また、車体も老朽化のため、1943年頃に更新している。集電装置は当初ポールであったが、1962年(昭和37年)にZ型パンタグラフに変更されている。

1964年(昭和39年)、名古屋鉄道より560形が入線すると、デ1形のうち1・3・4が廃車となる。デ2は電気機関車の代用[2]として残り、1978年(昭和53年)9月18日、北恵那鉄道線の廃止まで運用され、廃車となる。その後は中津川市内で静態保存されていたが、1996年(平成8年)に解体された。

主要諸元

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北恵那鉄道線廃止時

  • 全長:10,710mm
  • 全幅:2,638mm
  • 全高:4,247mm
  • 自量:20.0t
  • 定員:50人(内座席28人)
  • 電気方式:直流600V(架空電車線方式)
  • 主電動機:28.2kW×4基
  • 台車:ブリル76E2

脚注

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  1. ^ 4は忌み番で欠番。
  2. ^ 北恵那鉄道で最初の電気機関車はデキ500形であるが、性能が悪く、本線ではほとんど運用されなかった。

参考文献

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外部リンク

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