原田ひ香
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原田 ひ香 (はらだ ひか) | |
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ペンネーム | 原田 ひ香 |
誕生 |
1970年(53 - 54歳) 日本・神奈川県 |
職業 | 小説家、脚本家 |
言語 | 日本語 |
教育 | 学士(文学) |
最終学歴 | 大妻女子大学文学部日本文学科卒業 |
代表作 | 『三千円の使いかた』 |
主な受賞歴 |
すばる文学賞(2007年) BKラジオドラマ脚本賞佳作(2010年) |
デビュー作 | 「はじまらないティータイム」(2007年) |
原田 ひ香(はらだ ひか、1970年[1] - )は、日本の小説家、脚本家。神奈川県生まれ[1]。東京都杉並区在住。
経歴
[編集]神奈川県立鶴見高等学校を経て[2]、1994年に大妻女子大学文学部日本文学科を卒業[3]。大学では中古文学を専攻し、『更級日記』で卒業論文を書いた[1]。卒業後は秘書として働き[1][3]、29歳で結婚[1]。夫の転勤に伴って北海道帯広市に転居し、シナリオを独学で学ぶ[1]。フジテレビヤングシナリオ大賞に応募し最終選考に残り、3年後に東京に戻った時期と前後してフジテレビから連絡が来て、企画の仕事依頼が来るようになる[1]。
2005年、『リトルプリンセス2号』(中村比香名義)で第34回NHK創作ラジオドラマ脚本懸賞公募(現・創作ラジオドラマ大賞)の最優秀作を受賞し、しばらくプロットライターとして活動する[1][3]。2007年、「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞を受賞して小説家デビューする[1][3]。
2010年、『三十年目のブルーテープ』(樋田春香名義)で第31回BKラジオドラマ脚本賞佳作を受賞。
作品リスト
[編集]単著
[編集]- 『はじまらないティータイム』(2008年1月 集英社 ISBN 9784087712056)
- 初出:『すばる』2007年11月号
- 『東京ロンダリング』(2011年7月 集英社 ISBN 978-4087714111 / 2013年12月 集英社文庫 ISBN 9784087714111)
- 初出:『すばる』2010年2月号
- 『人生オークション』(2011年10月 講談社 ISBN 9784062172875 / 2014年2月 講談社文庫 ISBN 978-4062777605)
- 初出:『群像』2011年3月号
- 『母親ウエスタン』(2012年9月 光文社 ISBN 978-4334928490 / 2015年1月 光文社文庫 ISBN 978-4334768560)
- 『アイビー・ハウス』(2013年3月 講談社文庫 ISBN 978-4062774871)
- 初出:『群像』2012年5月号
- 『彼女の家計簿』(2014年1月 光文社 ISBN 9784334929251 / 2016年7月 光文社文庫 ISBN 978-4334773205)
- 『ミチルさん、今日も上機嫌』(2014年5月 集英社 ISBN 9784087715613 / 2017年7月 集英社文庫 ISBN 978-4087456103)
- 『三人屋』 (2015年6月 実業之日本社 ISBN 9784408536675 / 2018年2月 実業之日本社文庫 ISBN 978-4408554075)
- 初出:ジェイノベルプラス
- 『ギリギリ』 (2015年9月 KADOKAWA ISBN 9784041034620 / 2018年11月 角川文庫 ISBN 978-4041076439)
- 初出:『小説 野性時代』
- 『復讐屋成海慶介の事件簿』 (2015年11月 双葉社 ISBN 9784575239287 / 2018年7月 双葉文庫 ISBN 978-4575521306)
- 初出:『カラフル』
- 『虫たちの家』 (2016年6月 光文社 ISBN 978-4334910990)
- 文庫改題:『彼女たちが眠る家』 (2019年1月10日 光文社文庫 ISBN 978-4334777845)
- 『失踪.com 東京ロンダリング』 (2016年9月 集英社 ISBN 978-4087754315)
- 文庫改題:『事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング』(2022年5月 集英社文庫 ISBN 978-4087443844)
- 『ラジオ・ガガガ』 (2017年5月 双葉社 ISBN 978-4575240344 / 2020年5月 双葉文庫 ISBN 978-4575523546)
- 初出:『カラフル』
- 『ランチ酒』(2017年11月 祥伝社 ISBN 978-4396635343 / 2020年10月 祥伝社文庫 ISBN 978-4396346744)
- 『三千円の使いかた』 (2018年4月 中央公論新社 ISBN 9784120050701 / 2021年8月 中公文庫 ISBN 978-4122071001)
- 『DRY』(2019年1月 光文社 ISBN 978-4334912604 / 2022年12月 光文社文庫 ISBN 978-4334794552)
- 『おっぱいマンション改修争議』(2019年4月 新潮社 ISBN 978-4103525110)
- 初出:『小説新潮』
- 『ランチ酒 おかわり日和』(2019年7月 祥伝社 ISBN 978-4396635664 / 2022年6月 祥伝社文庫 ISBN 978-4396348120)
- 初出:コフレ
- 『まずはこれ食べて』(2019年12月 双葉社 ISBN 978-4575242355 / 2023年4月 双葉文庫 ISBN 978-4575526547)
- 『口福のレシピ』(2020年8月 小学館 ISBN 978-4093865869 / 2023年2月 小学館文庫 ISBN 978-4094072242)
- 初出:『STORY BOX』
- 『一橋桐子 (76) の犯罪日記』(2020年11月 徳間書店 ISBN 9784198651886 / 2022年8月 徳間文庫 ISBN 978-4198947699)
- 初出:『読楽』
- 『三人屋 サンドの女』 (2021年2月 実業之日本社文庫 ISBN 978-4408556468)
- 初出:ジェイノベルプラス
- 『ランチ酒 今日もまんぷく』(2021年6月 祥伝社 ISBN 978-4396636098)
- 『母親からの小包はなぜこんなにダサいのか』(2021年9月 中央公論社 ISBN 978-4120054648 / 2024年8月 中公文庫 ISBN 978-4122075498)
- 『そのマンション、終の住処でいいですか?』(2022年1月 新潮文庫 ISBN 978-4101036816)
- 『古本食堂』(2022年3月 角川春樹事務所 ISBN 978-4758414166 / 2023年9月 ハルキ文庫 ISBN 978-4758445948)
- 『財布は踊る』(2022年7月 新潮社 ISBN 978-4103525127)
- 『老人ホテル』(2022年10月 光文社 ISBN 978-4334914929)
- 『図書館のお夜食』(2023年6月 ポプラ社 ISBN 978-4591178249)
- 『喫茶おじさん』(2023年10月 小学館 ISBN 978-4093866965)
- 『定食屋「雑」』(2024年3月 双葉社 ISBN 978-4575247275)
- 『古本食堂 新装開店』(2024年6月 角川春樹事務所 ISBN 978-4758414678)
単行本未収録作品
[編集]- ナチュラルママ!(『すばる』2008年4月号)
- AS AS AS(『すばる』2008年12月)
- 失踪クラブ(『すばる』2009年5月)
- 台詞(『群像』2009年5月)
- 権力の娘(『すばる』2010年12月)
- 来星(『すばる』2012年6月)
- こなこな(『文學界』2012年12月)
- シュガーベイブ、シュガーダディ(『すばる』2013年5月)
- 恥ずかしい子供(『すばる』2015年1月)
- ササミ(「Mephisto Readers Club」 2022年6月)
アンソロジー収録作品
[編集]- 立春(『君と過ごす季節』2012年12月 ポプラ社文庫)
- クラシックカー(『12星座小説集』2013年5月 講談社文庫)
- 君が忘れたとしても(『十年交差点』2016年8月 新潮文庫)
- 定食屋『雑』(『ほろよい読書』2021年8月 双葉文庫)
- ササミ(『黒猫を飼い始めた』2023年2月 講談社)
- 一生遊んで暮らせる方法(『ここだけのお金の使いかた』2022年12月 中公文庫)
- 夏のカレー(『夏のカレー 現代の短篇小説ベストコレクション2024』2024年9月 文春文庫) - 初出掲載時「冴子」から改題。
シナリオ
[編集]映像化作品
[編集]テレビドラマ
[編集]- 『一橋桐子の犯罪日記』(2022年10月8日 - 11月5日、NHK総合「土曜ドラマ」、主演:松坂慶子)
- 『三千円の使いかた』(2023年1月7日 - 2月25日、フジテレビ系列「土ドラ」枠、主演:葵わかな)
脚注
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 原田ひ香 (@LunchSake) - X(旧Twitter)