古賀英三郎
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古賀 英三郎(こが えいざぶろう、1928年(昭和3年)9月16日 - 1990年(平成2年)12月1日)は、日本の思想史家。専門は社会思想史で、オーギュスト・コント研究から始め、のちシャルル・ド・モンテスキュー研究の第一人者として知られた[1]。祖父に江頭安太郎。
広島県生まれ。東京育ち。旧制東京市立緑が丘尋常小学校、旧制攻玉社中学校を経て、1949年東京商科大学(現:一橋大学)予科修了、52年同本科卒、一橋大学特別研究生。高島善哉門下[1]。
1956年一橋大学社会学部助手、59年講師、64年助教授。フランス留学を経て、70年一橋大学社会学部教授、77 - 79年第12代社会学部長、85年関東社会学会幹事。1987年、田中正司退任後、一橋大学社会科学古典資料センター教授併任。1990年センター教授を任期満了退任。後任は永井義雄。同年膵臓がんのため死去[1]。
ゼミの指導学生に渡辺雅男(一橋大学名誉教授)[1]、山崎耕一(元一橋大学教授)[2]、柳父圀近(東北大学名誉教授)[3]、西岡芳彦(明治学院大学教授)[4]、植村邦彦(関西大学教授)[5]、川上源太郎(評論家、元清泉女学院大学副学長)[6] など。
著書
[編集]- 共編
- 『社会科学小辞典』山中隆次共編集 春秋社 1980
翻訳
[編集]- ロバート・H・ローウィ『国家の起源』法政大学出版局 叢書・ウニベルシタス 1973
- ジャン・スタロバンスキー『モンテスキュー その生涯と思想』高橋誠共訳 法政大学出版局 叢書・ウニベルシタス 1993
脚注
[編集]- ^ a b c d 「古賀英三郎先生の思い出」
- ^ 「昭和49年度学位授与単位修得論文」 一橋研究
- ^ [1]
- ^ [2]
- ^ 「昭和51年度 学位授与・単位修得論文」 一橋研究
- ^ 「昭和41・42年度学位授与・単位修得論文」 一橋研究