吉上昭三
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吉上 昭三(よしがみ しょうぞう、1928年2月27日 - 1996年1月28日)は、日本のロシア・ポーランド文学者、翻訳家。東京大学名誉教授。
生涯
[編集]大阪市出身。1951年早稲田大学露文科卒業後、ラヂオプレス通信社入社。1964年より1年間ポーランドに留学。1973年、東京大学教養学部講師、1975年、助教授。1980年、教授。1988年定年退官後、創価大学教授となる。1990年、ポーランドに関する総合文化誌「ポロニカ」を創刊。1991年、ポーランド功労黄金勲章。自宅の火事により焼死。
妻は児童文学者・内田莉莎子(父は洋画家・内田巌。祖父は評論家・内田魯庵)。息子は翻訳家の吉上恭太。
共著
[編集]翻訳
[編集]- 『美の教育 子供に対する音楽・美術・舞踊の指導法』(ヴェ・エヌ・シャーツカヤ、理論社) 1955
- 『聖週間』(アンジェイェフスキー、恒文社、現代東欧文学全集7) 1966
- 『ばかあかい』(ゴンブロヴィッチ、工藤幸雄共訳、集英社、世界文学全集) 1967
- 『台所の太陽 / スカリシェフの教会』(イヴァシュキェヴィッチ、木村彰一共訳、恒文社、現代東欧文学全集) 1967
- 『根つけ綺譚』(アナトーリ・ルイバコフ、勁草書房、新しいソビエトの文学) 1968
- 『祖国へのマズルカ ショパンの生涯』(ブロシュキヴィチ、学習研究社) 1969
- 『トラストD・E』(エレンブルグ、早川書房、世界SF全集) 1970
- 『宇宙少年イオン』(ブロシュキェヴィチ、学習研究社) 1971
- 『尼僧ヨアンナ』(イヴァシュキェヴィッチ、関口時正共訳、学習研究社、世界文学全集) 1978
- 『燈台守』(シェンキェヴィチ、新日本出版社、世界短編名作選) 1979
- 『クオ・ヴァディス』(シェンキェヴィッチ、旺文社文庫) 1980
スタニスワフ・レム
[編集]- 『星からの帰還』(スタニスワフ・レム、集英社) 1968、のちハヤカワ文庫
- 『宇宙創世記ロボットの旅』(スタニスワフ・レム、村手義治共訳、集英社) 1973、のちハヤカワ文庫
- 『枯草熱』(スタニスワフ・レム、沼野充義共訳、サンリオSF文庫) 1979
- 『レムの宇宙カタログ』(スタニスワフ・レム、F・ロッテンシュタイナー編、深見弾共訳、大和書房)1981