君津共同発電所
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君津共同発電所 | |
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君津共同発電所 | |
種類 | 火力発電所 |
電気事業者 | 君津共同火力株式会社 |
所在地 |
日本 千葉県君津市君津1 |
北緯35度21分48秒 東経139度51分37秒 / 北緯35.36333度 東経139.86028度座標: 北緯35度21分48秒 東経139度51分37秒 / 北緯35.36333度 東経139.86028度 | |
3号機 | |
発電方式 | 汽力発電 |
出力 | 35万 kW |
燃料 | 高炉ガス、コークス炉ガス、石炭 |
着工日 | 1969年 |
営業運転開始日 | 1970年 |
4号機 | |
発電方式 | 汽力発電 |
出力 | 35万 kW |
燃料 | 高炉ガス、コークス炉ガス、石炭 |
着工日 | 1970年 |
営業運転開始日 | 1971年 |
5号機 | |
発電方式 | コンバインドサイクル発電 |
出力 | 30万 kW |
燃料 | 高炉ガス、コークス炉ガス |
熱効率 | 47.5%(HHV) |
着工日 | 2001年 |
営業運転開始日 | 2004年 |
6号機 | |
発電方式 | コンバインドサイクル発電 |
出力 | 15.29万 kW |
燃料 | 高炉ガス、コークス炉ガス |
着工日 | 2010年 |
営業運転開始日 | 2012年6月26日 |
公式サイト:君津共同火力株式会社 |
君津共同発電所(きみつきょうどうはつでんしょ)は、千葉県君津市君津1にある君津共同火力の火力発電所。
概要
[編集]八幡製鐵(現、日本製鉄)と東京電力の共同出資により設立された君津共同火力株式会社が運営する火力発電所で1969年に1号機が運転開始、4号機までが建設された。燃料は日本製鉄君津製鉄所からの副生ガス(高炉ガス、コークス炉ガス)を主に使用し、電力を同製鉄所および東京電力へ供給している。
2004年にはコンバインドサイクル発電方式を採用した5号機が運転開始、さらに2012年6月には6号機が運転開始した。一方で1、2号機が老朽化のため廃止された。
5号機の発電効率は、副生ガス焚きの複合発電設備としては世界最高の47.5%を達成[1]。日本機械学会賞および地球温暖化防止活動環境大臣賞を受賞している[2]。
発電設備
[編集]- 総出力:115.29万kW(2016年現在)[3]
- 3号機
- 定格出力:35万kW
- 使用燃料:高炉ガス、コークス炉ガス、石炭
- 営業運転開始:1970年
- ボイラ更新:2016年
- 4号機
- 定格出力:35万kW
- 使用燃料:高炉ガス、コークス炉ガス、石炭
- 営業運転開始:1971年
- 5号機
- 発電方式:1,300℃級コンバインドサイクル発電方式
- 定格出力:30万kW
- ガスタービン:26.8万kW × 1軸*
- 蒸気タービン:11.9万kW × 1軸*
- 使用燃料:高炉ガス、コークス炉ガス
- 熱効率:47.5%(高位発熱量基準)
- 営業運転開始:2004年
* ガスタービン、蒸気タービンの合計出力38.7万kWの内、8.7万kWをガス圧縮機の動力源として使用。
- 6号機
- 発電方式:1,250℃級コンバインドサイクル発電方式
- 定格出力:15.29万kW
- ガスタービン:8.89万kW × 1軸
- 蒸気タービン:6.4万kW × 1軸
- 使用燃料:高炉ガス、コークス炉ガス
- 営業運転開始:2012年6月26日
廃止された発電設備
[編集]- 1号機(廃止)
- 定格出力:12.5万kW
- 使用燃料:高炉ガス、コークス炉ガス
- 営業運転期間:1969年 - 2003年
- 2号機(廃止)
- 定格出力:12.5万kW
- 使用燃料:高炉ガス、コークス炉ガス
- 営業運転期間:1969年 - 2013年
沿革
[編集]- 1967年 - 1号機、2号機着工
- 1969年 - 1号機、2号機運転開始、3号機着工
- 1970年 - 3号機運転開始、4号機着工
- 1971年 - 4号機運転開始
- 2001年 - 5号機着工
- 2003年 - 1号機廃止、2号機用途変更
- 2004年 - 5号機運転開始
- 2010年 - 6号機着工
- 2012年6月26日 - 6号機運転開始
- 2013年 - 2号機廃止
- 2016年 - 3号機ボイラ更新[4]
出典
[編集]- ^ 君津共同火力株式会社:製鉄所副生ガス専焼高効率複合発電設備の導入 全国地球温暖化防止活動推進センター
- ^ 君津共同発電所5号機が環境大臣表彰を受賞 2007年1月 三菱重工
- ^ 発電所概要
- ^ 沿革