コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

吹越烏帽子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
吹越烏帽子
西方の菜の花畑から見た吹越烏帽子(2011年5月)
標高 507.8 m
所在地 日本の旗 日本
青森県横浜町六ヶ所村
位置 北緯41度02分15秒 東経141度19分02秒 / 北緯41.03750度 東経141.31722度 / 41.03750; 141.31722座標: 北緯41度02分15秒 東経141度19分02秒 / 北緯41.03750度 東経141.31722度 / 41.03750; 141.31722
吹越烏帽子の位置(日本内)
吹越烏帽子
吹越烏帽子の位置
プロジェクト 山
テンプレートを表示

吹越烏帽子(ふっこしえぼし)は、下北半島にある標高507.8mの山である。

地理

[編集]

下北半島の柄の部分に位置する山が吹越烏帽子である。この地域の最高峰は550mの山であるが、吹越烏帽子はより立派な登山道があり、多くの登山者が訪れている。山頂付近は高緯度で、強い卓越風のため森林限界を超え、極めて見晴らしが良いことがこの山の人気の元となっている。短時間の登山で高山の雰囲気を味わうことができる。ヤマツツジの群落がある。

登山道入り口から頂上まで140分、2.5km。登山道は杉の造成地の緩やかな道から始まる。次第に傾斜が増してきて、松と広葉樹の林を抜けて、岩砂礫地に出ると一気に視界が開ける。草原の急坂をひと登りすると吹越烏帽子の山頂につく。

山頂には、一等三角点と木造のがある。展望は360度あり、極めて見晴らしが良い。陸奥湾太平洋下北半島を一望できる。六ヶ所村の核燃料サイクル基地や、むつ小川原国家石油備蓄基地のタンク群、風力発電施設、八甲田連峰、北海道まで見渡すことができる。 登山入門者や子供にも手ごろな山であるが、頂上付近はいったん天気が崩れると著しい強風となる。また、冬には八甲田山並みの難所となる。

関連項目

[編集]

参考文献

[編集]
  • 東北百名山地図帳 ,山と渓谷社
  • 青森銀行山岳会編『青森県の山~日帰りコース案内~』(昭和62年)pp158-159