二岐山
表示
二岐山 | |
---|---|
白河布引山から 2008年10月 | |
標高 | 1,544.3 m |
所在地 |
日本 福島県岩瀬郡天栄村・ 南会津郡下郷町 |
位置 | 北緯37度14分47.0秒 東経139度58分02.5秒 / 北緯37.246389度 東経139.967361度座標: 北緯37度14分47.0秒 東経139度58分02.5秒 / 北緯37.246389度 東経139.967361度 |
山系 | 奥羽山脈 |
種類 | 成層火山、溶岩ドーム |
二岐山の位置 | |
プロジェクト 山 |
二岐山(ふたまたやま)は、奥羽山脈の南部に位置し、福島県岩瀬郡天栄村と南会津郡下郷町とにまたがる第四紀火山である。男岳と女岳からなる双耳峰[1]。標高1,544.3m。二等三角点「二岐山」設置。大川羽鳥県立自然公園に指定されている。
概要
[編集]栃木県と福島県の県境付近に南北約20kmにわたって分布する那須火山の一つで火山群の最北部にある[2]。安山岩からなる成層火山、溶岩ドームである。火山活動の時期は14万~9万年前[3]。北北西方向に流れた溶岩流地形(岩山溶岩)が明瞭に残っている[3]。
三角点のあるピーク男岳の北西約0.5kmにもう一つのピーク女岳(標高1,504m)が並び、双子のような特徴的な山容をしている。ダイダラ坊(ダイダラボッチ)が跨ごうとして山体が割れたという伝説がある[1]。谷文晁の「日本名山図会」にも描かれている[1]。
自然
[編集]山中はブナ、アスナロの原生林が残り、「福島県の鳥」キビタキ、オオルリなどが生息している。
登山
[編集]日本三百名山、うつくしま百名山に選定されている。登山口駐車場からブナ平を経て山頂まで約3.0km。約1時間40分。
-
二岐山の地形図
-
白森山から二岐山(中央)
-
登山口近くの御鍋神社
-
ブナ平から見た西岳(男岳)
-
二岐山からの飯豊連峰
-
二岐山からの磐梯山と吾妻連峰
-
二岐山からの那須連峰
-
太平洋クラブ白河リゾートからの二岐山
脚注
[編集]- ^ a b c 「【アウトドア キャンプ 自然と生きる】男岳と女岳描く稜線美 「大男」の伝説残る 二岐山(天栄)」福島民報社
- ^ 「高橋正樹、中島洋一、安井真也、金丸龍夫、南雲旭「那須茶臼岳火山噴出物の全岩主化学組成―分析データ114個の総括―」」日本大学文理学部自然科学研究所研究紀要No.51 (2016) pp.129- 177
- ^ a b 出典: 日本の火山 二岐山 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター、2016年12月閲覧
外部リンク
[編集]- 地理院地図 (電子国土Web)
- 日本の火山 二岐山 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター