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土居裕子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
どい ゆうこ
土居 裕子
本名 和田 裕子
生年月日 (1958-11-27) 1958年11月27日(66歳)
出生地 日本の旗 日本愛媛県宇和島市[1]
血液型 B型[1]
職業 女優歌手声優
ジャンル 舞台テレビ
活動期間 1984年 -
配偶者 和田 行
公式サイト 土居裕子オフィシャルサイト
主な作品
シャボン玉とんだ宇宙までとんだ
マドモアゼル・モーツァルト
星の王子さま
『青空〜川畑文子物語〜』
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
ポカホンタス
『天使のわんちゃん チャーリーとイッチー』
ターザン
ポカホンタスII/イングランドへの旅立ち
シュガー・ラッシュ:オンライン
受賞
1990年 平成元年度(第40回)文化庁芸術選奨文部大臣新人賞
1994年 第1回読売演劇大賞優秀女優賞
1996年 第3回読売演劇大賞優秀女優賞
1997年 第4回読売演劇大賞優秀女優賞
1998年 WHO国際すこやか音楽大賞歌唱部門最優秀賞
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土居 裕子(どい ゆうこ、1958年11月27日[1] - )は、日本の女優歌手声優プランニング・クレア所属。身長158cm。血液型B型[1]

愛媛県宇和島市出身。東京藝術大学音楽学部声楽科(ソプラノ専攻)卒業。夫はフジテレビプロデューサーの和田行

来歴・人物

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3人姉妹の三女として愛媛県宇和島市に生まれる。海運会社に勤めていた父の転勤により、約13年間を大分県別府市で過ごし、中学2年のとき再び宇和島市へ戻る。

1974年宇和島市立城南中学校を卒業。大学受験に向けて同校の音楽教師であった神崎克彦に師事。 1977年愛媛県立宇和島東高等学校を卒業し一旦は音大へ進んだものの、その翌年(1978年東京藝術大学に合格。 1982年、同大学音楽学部声楽科を卒業。劇団四季研究所へ20期生として入所し、10か月間在籍した後、1983年退所。

この頃、NHK教育テレビおかあさんといっしょ』のうたのおねえさんのオーディションに合格していたものの、事情によりこれを務めることができなくなり、その際、同番組の構成台本を担当していた横山由和より「いつかいっしょにミュージカルやろうよ!」と誘いを受ける[2]。その後、NHKでアルバイト中にスカウトされ、1984年、NHK教育テレビの幼児向け番組『なかよしリズム』に出演。1988年の番組終了までの4年間、歌のお姉さん「Uちゃん」役を務めた。

同番組の終了が迫った頃、NHKの食堂にて横山由和より改めて誘いを受け、1988年、ミュージカル劇団「音楽座」へ入団。1996年の劇団解散まで8年間在籍した。

2009年4月より昭和音楽大学音楽学部音楽芸術運営学科ミュージカルコースの講師に就任。科目はヴォーカルを担当している。

現在は上記の他、舞台を中心にTV、吹き替え、コンサート活動など、幅広く活躍している。

補足、エピソード
  • 高校入学後、家族が再び別府市へ転居したため、一人暮らしをしていた。
  • 神崎克彦著『であい』(2002年、文芸社)、『ソプラニスタ奇蹟の歌声 岡本知高とその世界』(2005年、日本文芸社)で学生時代の土居が紹介されている。岡本は大学受験の準備で神崎のレッスンを受けていたが、学生時代から土居の大ファンで、後日共演を果たした。
  • 夫の和田行は、土居が主演しフジテレビが主催/企画製作に携わった音楽座ミュージカル『シャボン玉とんだ宇宙までとんだ』の公演で、アシスタントプロデューサーを務めていた。
  • 2001年よりミニチュア・シュナウザー(犬)を飼っている。名前は「坊(ぼう)」で、由来は映画『千と千尋の神隠し』に登場する「坊」。
  • 2008年3月、日本人宇宙飛行士土井隆雄が搭乗するスペースシャトルエンデバー」(STS-123)の搭乗15日目のウェイクアップコールに、土居が歌う唱歌「ふるさと」(CDアルバム『日本の心をうたう。』に収録)が使われた。この選曲は、土井夫人によるもの。
  • 劇団四季の看板女優だった濱田めぐみは四季入団前、土居に憧れて音楽座に在籍していた。

出演

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舞台

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演劇、ミュージカル

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  • ファンタスティックス(1986年・1987年・1988年) - ルイザ 役
  • のはらうた(1988年、うたよみ座)
  • シャボン玉とんだ宇宙までとんだ(1988年・1989年・1990年・1991年・1993年、音楽座) - 折口佳代 役
  • 夢見る乙女(1988年、劇団NLT
  • ルート・ラブ(1998年、音楽座) - ジュリアン 役
  • カム・ブロー・ユア・ホーン(1989年)
  • マイ・ファット・フレンド(1989年・1992年、加藤健一事務所) - ヴィッキー 役
  • ホフマン物語(1989年) - 自動人形オランピア 役
  • チェンジ(1990年・1992年、音楽座) - 中田今日子 役
  • マドモアゼル・モーツァルト(1991年・1992年・1993年・1996年、音楽座) - エリーザ/モーツァルト 役(初演のみ音楽教師 役との2役)
  • アイ・ラブ・坊っちゃん(1992年 - 1993年・1995年、音楽座) - 鏡子 役 / 登世 役(2役)
  • リトルプリンス(1993年・1995年・1998年・2022年[3]、音楽座) - 王子 役
  • ホーム(1994年、音楽座) - 坂本いずみ 役
  • 絆1995秋/絆1996年秋(1995年・1996年) - 杉浦みき 役
  • ザ・フォーリナー(1997年、加藤健一事務所) - キャサリン 役
  • 青空〜川畑文子物語〜(1997年・1999年・2001年) - 川畑文子
  • SHE LOVES ME(1997年、東宝) - イローナ・リター 役
  • 花よりタンゴ(1997年、こまつ座) - 月岡桃子 役
  • ブッダ(1998年、新国立劇場) - ヤショダラ 役
  • 34丁目の奇跡〜Here's Love〜(1998年・1999年) - ドリス=ウォーカー 役
  • ビギン・ザ・ビギン(2000年、東宝) - 日向佐知子 役
  • きみはいいひと、チャーリーブラウン(2000年) - ルーシー 役
  • 國語元年(2002年・2005年、こまつ座) - 南郷光 役
  • ジェイプス(2002年、ひょうご舞台芸術) - アニータ 役 / ウェンディ 役(2役)
  • レディ・ゾロ(2003年、松竹) - ジェシカ 役
  • 紙屋町さくらホテル(2003年・2006年、こまつ座) - 神宮淳子 役
  • ひめゆり(2004年・2005年、ミュージカル座) - 上原婦長 役
  • タン・ビエットの唄(2004年・2008年・2010年、TSミュージカルファンデーション) - ティエン 役 / タオ 役(2役)
  • ピッピ(2004年) - プリセリウス 役
  • ベルリン・トゥ・ブロードウェイ(2005年)
  • 女相続人(2006年) - キャサリン役
  • マリー・アントワネット(2006年 - 2007年、東宝) - アニエス・デュシャン 役
  • 眠れぬ夜のストレイトドックエレジー〜蘇州夜曲〜(2007年、水木英昭プロデュース) - 郷田亜矢子 役
  • 異人の唄〜アンティゴネ〜(2007年) - 淀江アン / アンティゴネ
  • ぼんち(2008年、ココロ・コーポレーション) - 幾子 役
  • 王様とおばさん〜Japanese Lady in Hawaii〜(2008年、東宝) - 小野雅代 役
  • 眠れぬ夜のホンキートンクブルース完結編〜ホスト参上〜(2008年、水木英昭プロデュース) - 七海 役
  • 艶は匂へど…(2008年) - 紫上
  • この森で、天使はバスを降りた(2009年、東宝) - シェルビー 役
  • 虹色唱歌〜眠れぬ夜のオールドメロディー〜(2009年、水木英昭プロデュース) - 清子 / 潔子 役(2役)
  • シェイクスピアレビュー - 笑いすぎたハムレット - (2009年、オフィスひらめ/マリアート) - オフィーリア
  • おたふく(2010年、演劇倶楽部『座』) - おしず 役
  • モリー先生との火曜日(2010年、東京労音) - ジャニーン・アルボム 役
  • 夢の裂け目(2010年、新国立劇場) - 川口ミドリ 役
  • 夢の泪(2010年、新国立劇場) - ナンシー岡本 役
  • サウンド・オブ・ミュージック(2010年 - 2011年、劇団四季) - マリア 役
  • 神戸 はばたきの坂(2012年)
  • ショウ・ボート(2015年、オーバード・ホール) - マグノリア 役
  • 俳優座劇場プロデュース公演・音楽劇 人形の家(2019年・2021年・2022年) - 主演・ローラ
  • 俳優座劇場プロデュース公演・音楽劇 母さん(2019年・2024年) - 主演・春 / 鳩子 役[4]
  • ミュージカル「いつか〜one fine day」(2021年、CBGKシブゲキ!!)- 榎本サオリ 役
  • ミュージカル『モダン・ミリー』(2024年7月、シアタークリエ) - マジー・ヴァン・ホスミア 役
  • 俳優座劇場プロデュース公演・音楽劇 わが町(2025年1月、俳優座劇場[5]

朗読

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  • LOVE LETTERS(ラヴ・レターズ)(1991年・2006年、パルコ
  • ドラマリーディング「堰」(1999年)

コンサート、ライブ、その他

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  • 土居裕子ドラマチックコンサート「マリー・ベルの恋」(1990年、ヒューマンデザイン)
  • バリアフリーディスコパーティー「LAVELA」(1996年、香瑠鼓プロデュース)
  • 土居裕子コンサートVOL.1(1999年、プランニング・クレア)
  • 土居裕子コンサートVol.2「CANON」(2000年、プランニング・クレア)
  • 土居裕子コンサートvol.3(2003年、プランニング・クレア)
  • 「Sachiko」Sachiko GOTO:50th Anniversary! Performance (2006年、ルミエール)
  • 土居裕子 Summer live(2007年、プランニング・クレア)
  • Yuko Doi live @ PARCO(2008年、パルコ東宝
  • YUKO DOI X'mas Live 2008 IN MANDALA(2008年、プランニング・クレア)
  • 土居裕子&小原孝ジョイントコンサート live@クリエ(2009年、東宝芸能
  • クリエミュージカルコンサート「M.クンツェ&S.リーヴァイの世界」(2010年、東宝)
  • ブロードウェイ・ミュージカルライブ2010(2010年、ブロードウェイミュージカルライブ実行委員会)
  • YUKO DOI X'mas Live 2010 in MANDALA(2010年、プランニング・クレア)
  • LAFFOO charity concert in Osaka Vol.7「Tender Xmas with Yuko Doi」(2010年、LAFFOO関西支部)

※上記の他、小規模な、あるいは地方での、コンサート、ライブ、イベントなどに多数出演。

テレビ

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ドラマ

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子供向け番組

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CM

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その他

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※上記の他、情報番組、ニュース番組、舞台関係番組、バラエティ番組などに多数出演(舞台の紹介、宣伝のためであることが多い)。

映画

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ラジオ

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(再放送の放送年は省略)

※上記の他、情報番組、バラエティ番組などに多数出演(舞台の紹介、宣伝のためであることが多い)。

アニメ・吹き替え(声優としての出演)

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ディスコグラフィ

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シングル

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# 発売日 タイトル c/w 規格 規格品番
PLATZ
1st 1989年10月21日 泣くために愛したい 29才のイヴ達 8cmCD P10G-1006

アルバム

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オリジナル・アルバム

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発売日 タイトル 規格 規格品番
キングレコード
1st 1990年3月21日 ローレライ〜珠玉の名唱集[注釈 1] CD KICG-1
東芝EMI / 東芝レコード
2nd 1990年3月28日 ドリーム CD TOCZ-9141
プランニング・クレア
3rd 2000年2月16日 カノン〜風の記憶〜 CD DY-1
aquarell records
4th 2005年 日本の心をうたう。 CD AQCD-0007
プランニング・クレア
5th 2012年12月14日 こどものじかん‐未来へ‐ CD DY-0002

タイアップ

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曲名 タイアップ 収録作品
泣くために愛したい TVドラマ『いとしの婿どの』主題歌(東海TVフジTV系全国25局ネット)[11] シングル「泣くために愛したい」

その他

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受賞歴

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(団体での受賞や作品としての受賞は省略)


脚注

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注釈

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  1. ^ 2008年にプランニング・クレア限定販売にて再リリース。

出典

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  1. ^ a b c d 土居裕子の解説”. goo人名事典. 2022年1月13日閲覧。
  2. ^ ありがとうございました!”. 土居裕子オフィシャルブログ「do-it!」 (2015年5月3日). 2017年9月11日閲覧。
  3. ^ シアタークリエ ミュージカル『リトルプリンス』”. 東宝. 2024年6月15日閲覧。
  4. ^ サトウハチローとその母・春をめぐる音楽劇「母さん」に土居裕子が再び出演”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年1月21日). 2024年1月22日閲覧。
  5. ^ さようなら俳優座劇場、西川信廣演出「音楽劇 わが町」主演は土居裕子”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年10月22日). 2024年10月23日閲覧。
  6. ^ しあわせのマスカットThe Grapes of Joy”. 公益財団法人ユニジャパン. 2020年9月6日閲覧。
  7. ^ 「しあわせのマスカット」Story”. 「しあわせのマスカット」公式サイト. 2021年4月16日閲覧。
  8. ^ “話題のふきカエ シュガー・ラッシュ:オンライン”. ふきカエル大作戦!!. (2018年12月16日). https://www.fukikaeru.com/?p=10747 2018年12月22日閲覧。 
  9. ^ こちら葛飾区亀有公園前派出所”. メディア芸術データベース. 2022年1月13日閲覧。
  10. ^ “映画「ウィッシュ」カメオ声優に石丸幹二・尾上松也・濱田めぐみ・松たか子ら”. ステージナタリー (ナターシャ). (2023年12月15日). https://natalie.mu/stage/news/553218 2023年12月15日閲覧。 
  11. ^ いとしの婿どの”. テレビドラマデータベース. 2023年6月4日閲覧。
  12. ^ 紀伊國屋演劇賞”. 紀伊國屋書店. 2024年6月4日閲覧。
  13. ^ 菊⽥⼀夫演劇賞(2021年〜2011年 受賞者)”. 一般社団法人 映画演劇文化協会. 2024年6月4日閲覧。

外部リンク

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先代
岡崎裕美
幼稚園・保育所向けの時間
音楽番組のお姉さん
1984年-1987年
同代 中山圭以子
次代
前川礼美