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塚田貴之

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
塚田 貴之
2016年3月20日 阪神鳴尾浜球場にて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 茨城県古河市
生年月日 (1993-09-26) 1993年9月26日(31歳)
身長
体重
184 cm
82 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2015年 育成選手ドラフト1位
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

塚田 貴之(つかだ たかゆき、1993年9月26日 - )は、茨城県古河市出身[1]の元プロ野球選手投手)。左投左打。

経歴

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プロ入り前

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小学校2年生から野球を始め、白鷗大学足利高等学校白鷗大学では投手を務めた[2][3]。高校1年生の頃にヘルニアと成長痛を併発し、1年時は全く練習できないままだったという[4]

2015年度ドラフト会議でオリックス・バファローズから育成ドラフト1位で指名され[5]、11月下旬に支度金300万円、年俸250万円で仮契約。背番号は120に決まった[6]

プロ入り後

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2016年シーズン序盤、ウエスタン・リーグで11試合に救援登板して防御率1.35の好成績を残し、4月15日に支配下登録を勝ち取った。これに伴い、背番号が91に変更となった[7]。最終的にはウエスタン・リーグ新記録となる61試合に登板したが、一軍昇格は果たせなかった。

2017年も一軍昇格は果たせず、ファームで9試合に登板したのみで10月2日に戦力外通告が発表された[8]12球団合同トライアウトを受験したが、打者4人に対して2被安打1与四球という内容だった[9]

オリックス退団後

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2017年12月6日、BCリーグ福井ミラクルエレファンツに入団することが発表された[10]

NPB球団に戻ることを目標にした入団であり、2018年シーズン終了後に12球団合同トライアウトを2年連続で受験したが、打者3人に対して2与四球で、大暴投を投げてしまうなど制球が定まらなかった。NPB球団からのオファーはなく、福井に残留。この様子はTBSテレビのドキュメンタリー番組『プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達』で取り上げられた[11]

リーグ内でも2年連続で今一つな成績に終わり、2019年シーズンで福井を退団し[12]、現役を引退。野球選手は22歳から25歳までが一番伸びる時期だという考えだったが、それまでにNPBに戻ることができなかったことで現役に区切りをつけた[13]

現役引退後

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現役引退後は東京都港区六本木ヒルズ森タワーに所在するIT企業・デジタルデータソリューション株式会社に入社し、フロント業務を担当。BCリーグ主催のセカンドキャリアセミナーで資料を見て、自身が全く知らない業界だったことから却って興味を持ったという。同社への職場見学のために福井から東京まで車で行き、同時に会社説明と適性検査も受けたところ、「福井から何度も来ていただくのは申し訳ない」とそのまま社長と面接になり、そのまま採用となった[13]

また、現在は草野球チーム「琉球システマ」に所属し、主に中堅手を務めている。

選手としての特徴

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長身の左サイドハンド。力のある直球とキレのあるスライダーが武器で、高校時代からオリックスのスカウトが注目していたという。制球力が課題[3][14]。左投げだが、右利きである[4]

詳細情報

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年度別投手成績

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  • 一軍公式戦出場なし

独立リーグでの投手成績

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W
H
I
P
2018 福井 26 2 1 0 0 .667 38.2 182 38 3 35 27 8 25 25 9 0 5.82 1.70
2019 23 0 2 0 0 .000 23.1 122 22 0 28 26 2 17 13 7 0 5.01 2.06
通算:2年 49 2 3 0 0 .400 62.0 304 60 3 63 53 10 42 38 16 0 5.52 1.98

背番号

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  • 120(2016年 - 同年途中)
  • 91(2016年途中 - 2017年)
  • 13(2018年 - 2019年)
  • 6(2020年 - )

脚注

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  1. ^ プロ野球ドラフト会議で在学生が育成指名されました - 白鷗大学公式ホームページ
  2. ^ 塚田12K1失点完投/栃木大会 - 日刊スポーツ(2011年7月13日)
  3. ^ a b 白鷗大・塚田「貪欲な気持ちで」 オリックス、ドラフト指名あいさつ 下野新聞朝刊(2015年10月28日)
  4. ^ a b “塚田12K1失点完投/栃木大会”. 日刊スポーツ. (2011年7月13日). https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/p-bb-tp3-20110713-804255.html 2020年8月31日閲覧。 
  5. ^ 2015年度ドラフト会議 契約交渉権獲得選手”. オリックス・バファローズオフィシャルサイト. 2016年3月12日閲覧。
  6. ^ オリ、育成ドラフト1位・塚田と仮契約 年俸250万円 - サンスポ(2015年11月27日)
  7. ^ オリ育成ドラ1左腕 塚田支配下登録へ 早期の1軍昇格も - スポニチアネックス(2016年4月16日)
  8. ^ 戦力外通告のお知らせ”. オリックス・バファローズオフィシャルサイト (2017年10月2日). 2017年10月2日閲覧。
  9. ^ 【速報】トライアウト2017”. BASEBALL KING (2017年11月15日). 2020年8月31日閲覧。
  10. ^ “元オリックス塚田貴之投手を獲得 福井ミラクルエレファンツ”. 福井新聞. (2017年12月7日). http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/268696 2018年1月11日閲覧。 
  11. ^ “元オリックス塚田、戦力外で結婚延期 清掃員の婚約者「こんなに残酷とは…」”. デイリースポーツ online. (2018年12月31日). https://www.daily.co.jp/baseball/2018/12/31/0011946268.shtml 2020年8月31日閲覧。 
  12. ^ 選手退団のお知らせ - ベースボール・チャレンジ・リーグ(2019年9月27日)
  13. ^ a b 塚田貴之(インタビュー)「Next Challenge 〜元選手たちの新たなる挑戦〜 vol.3」『ルートインBCリーグ』、2020年8月27日https://www.bc-l.jp/news.php?keyno=2722020年8月30日閲覧 
  14. ^ 大学生・プロ志望届提出者一覧/10・22ドラフト(日刊スポーツ)

関連項目

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外部リンク

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