大久保忠利
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大久保 忠利(おおくぼ ただとし、1909年8月28日 - 1990年6月1日[1])は、日本の言語学者・国語学者・文筆家。
概要
[編集]神奈川県小田原市生まれ。1929年東京外国語学校卒。新聞記者、ユーモア作家、中学教師などを経て、東京都立大学教授。言語学、国語学、国語教育などについて多くの著述活動をした。
著書
[編集]- 『百万人の言語学』(真光社) 1947
- 『コトバの心理と技術』(春秋社) 1952
- 『生きたコトバ』(東洋経済新報社、家庭文庫) 1953
- 『演説と討論の手帖』(春秋社、現代の生活技術新書) 1953
- 『コトバの魔術と思考』(春秋社) 1953
- 『コトバの力をのばそう』(金子書房、少年図書館選書) 1954
- 『小学生・話しコトバの発達と指導』(光風出版) 1954
- 『ことばの技術』(河出新書) 1955
- 『コトバの生理と文法論』(春秋社) 1955
- 『コトバづかいの心理』(六月社) 1956
- 『小学生のコトバ 発達と伸ばし方』(創元社) 1956
- 『日本コトバ読本』(東洋経済新報社) 1957
- 『話しのしかた』(春秋社) 1957
- 『コトバの切れ味とユウモア』(春秋社) 1958
- 『コトバの著作集』1 - 8(春秋社) 1958 - 1959
- 『コトバの機能と教育・国語教育』(明治図書出版) 1961
- 『文章の切れ味』(春秋社) 1961
- 『コトバづかいの心理』(新興出版社.真昼文庫) 1963
- 『言語の機能と文学のコトバ』(明治図書出版) 1966
- 『話しかた第二歩』(春秋社) 1966
- 『国語・文学教育とコトバの心理』(大明堂) 1968
- 『日本文法陳述論』(明治書院) 1968
- 『国語教育解釈学理論の究明』(勁草書房) 1969
- 『話し上手・聞き上手』(実業之日本社、実日新書) 1969
- 『日本文法の心理と論理』(国土社、教育実践シリーズ) 1970
- 『コトバの魔術と切れ味』(三省堂新書) 1971
- 『こころの通いあう手紙の書きかた』(実業之日本社、実日新書) 1972
- 『国語教育本質論』(春秋社、新・国語教育シリーズ) 1973
- 『新日本文法入門』(三省堂新書) 1973
- 『日本文法と文章表現』(東京堂出版) 1974
- 『国語教育・構造と授業』(あゆみ出版、国語教育実践シリーズ) 1975
- 『楽しくわかる日本文法 中学生・高校生 日本語が見えてくる副読本』(一光社) 1976.9
- 『人間教師の文学教育 国語教育⇄文学教育でほんものの人間づくりを』(一光社) 1977.3
- 『一億人の国語国字問題』(三省堂選書) 1978.6
- 『文章に強くなる本 書けない悩みを解決する20章』(実業之日本社、実日新書) 1978.10
- 『ユーモアに強くなる本』(実業之日本社、実日新書) 1980.12
- 『全面発達の国語教育』(一光社) 1981.5
- 『みんなに好かれる話し方』(あゆみ出版) 1982.2
- 『漢字と教育 漢字教育はどうあるべきか』(一光社) 1986.9
- 『少年少女の文章上達法』(民衆社、手をつなぐ中学生の本) 1987.5
- 「大久保忠利著作選集」全6巻(大久保忠利著作選集編集委員会編、三省堂) 1991 - 1992
- 『説明文・文学文』
- 『話しコトバ・作文・漢字・文法』
- 『話し・聞き』
- 『読み・書き』
- 『コトバの心理と論理』
- 『大久保・日本文法』
共編
[編集]- 『小学校現場の国語教育』第1-3(阪本一郎ほか共編、春秋社) 1954
- 『教室の心理と技術』(小林喜三男共編、明治図書出版) 1955
- 『わたしたちのことばと文字』(寒川道夫共編著、アルス、日本児童文庫) 1955
- 『講座・小学校の国語教育 第1 文法教育』(松山市造共編、春秋社) 1956
- 『講座・小学校の国語教育 第3 話し・作文・話し合い教育』(小林喜三男共編、春秋社) 1956
- 『講座・小学校の国語教育 第5 生活指導とマス・コミ教育』(阪本一郎, 菱沼太郎共編、春秋社) 1956
- 『文法教育の実践』第1 - 2(阪本一郎, 松山市造共編、春秋社) 1957 - 1958
- 『教師の話しかた技術』(小林喜三男共編著、明治図書出版) 1959
- 『しあわせと影 主婦たち・娘たちのつづり方』(内山みち子共編、春秋社) 1959
- 『労働者の日本語 全電通生活とことばのグループ』(渡辺武共編、三一新書) 1959
- 『話しコトバ指導の技術』(小林喜三男共編、明治図書出版) 1961
- 『女の夜明け 主婦たち・娘たちのつづり方 第2』(内山みち子, 馬場香夫子共編、春秋社) 1962
- 『われら大学1年生 生活と意見』(井上尚美共編、新興出版社、真昼文庫) 1964
- 『わが名は主婦 主婦たち・娘たちのつづり方. 第3』(内山みち子, 松井浪子共編、春秋社) 1966
- 『思考力・言語能力を高める討論指導』(小林喜三男共編著、明治図書出版) 1967
- 『わが大学生活に悔いなし 大学卒業期の手記』(井上尚美共編、新興出版社、真昼文庫) 1967
- 『ゆうもあ話術』(黒豹介共著、明治書院、ビジネスマン"ことば"シリーズ) 1970
- 『新・日本語講座 6 国語教育の過去現在そして未来像』(林進治共編、汐文社) 1974
- 『話し方文章上達法』(鈴木敬司共編、あゆみ出版、現代人コトバシリーズ) 1974
- 『暮らしのコトバ上達法』(田中積共編著、あゆみ出版、現代人コトバシリーズ) 1975
- 『コトバのやりとり上達法』(武藤辰男共編著、あゆみ出版、現代人コトバシリーズ) 1975
- 『新・日本語講座 2 日本文法の見えてくる本』(奥津敬一郎共編、汐文社) 1975
- 『本の読み方上達法』(井上尚美共編著、あゆみ出版、現代人コトバシリーズ) 1975
- 『マスコミ見方聞き方上達法』(堀川直義共編著、あゆみ出版、現代人コトバシリーズ) 1976
- 『表現よみと国語教育』(斎藤郁子共編、明治図書出版、現代言語表現シリーズ) 1982.8
- 『中学生の作文・話し方教育』(渡辺武共編、明治図書出版、現代言語表現シリーズ) 1983.3
翻訳
[編集]- 『アジアの人と神秘』(オッセンドフスキー、生活社) 1941
- 『ゲーテの母 - 母の伝記』(マーガレット・リークス、高田書院) 1941
- 『愛と友情』(ジェイン・オースティン、実業之日本社) 1943、のち復刻『オースティン著作集5』(文泉堂) 1996
- 『論理学原論 (A Preface to Logic)』(モリス・R・コーエン、先駆社) 1949
- 『わが父マーク・トウェーン』(クララ・クレメンス、太平洋出版社) 1950
- 『思考と行動における言語』(S・I・ハヤカワ、岩波書店、岩波現代叢書) 1951
- 『女』(パール・バック、中央公論社) 1953
- 『論理とことば』(B・F・フッペ, J・カミンスキー、紀伊国屋書店) 1958
脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典 1988~1990』(日外アソシエーツ、1993年)p.122
参考文献
[編集]- 『ユーモアに強くなる本』著者紹介文