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大塚海夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大塚 海夫
自衛艦隊司令部幕僚長当時の大塚海夫
生誕 (1960-08-06) 1960年8月6日(64歳)
日本の旗 日本 東京都
所属組織 海上自衛隊
軍歴 1983年 - 2019年
最終階級 海将
勲章 レジオン・オブ・メリット
国家功労勲章
レジオン・ドヌール勲章
出身校 防衛大学校機械工学科
ジョンズ・ホプキンズ大学ポール・H・ニッツェ高等国際関係大学院
配偶者 中谷好江(駐パラグアイ特命全権大使
除隊後ジブチ特命全権大使
伊藤忠商事株式会社参与
FRONTEO戦略アドバイザー
日本国際問題研究所客員研究員
英国王立防衛安全保障研究所特別名誉フェロー
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大塚 海夫(おおつか うみお、1960年昭和35年〉8月6日[1] - )は、日本海上自衛官外交官神職2020年(令和2年)9月に自衛官出身者として初めて特命全権大使(在ジブチ特命全権大使)に任命され[2]、妻で外交官中谷好江も同時に駐パラグアイ特命全権大使に任命された[2]2024年(令和6年)4月1日付で第14代靖国神社宮司に就任[3][4]

略歴

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東京都出身。暁星小学校暁星中学校・高等学校を経て、1983年(昭和58年)3月、防衛大学校機械工学科(第27期)を卒業後、海上自衛隊に入隊。1997年(平成9年)ジョンズ・ホプキンズ大学ポール・H・ニッツェ高等国際関係大学院修了、国際公共政策学修士[2][5]

護衛艦「とね」艦長、海上幕僚監部教育班長、海上幕僚監部防衛調整官、第21護衛隊司令、情報本部統合情報部長、海上自衛隊幹部学校副校長、第2護衛隊群司令、練習艦隊司令官、海上幕僚監部指揮通信情報部長アメリカ中央軍日本国首席連絡官、自衛艦隊司令部幕僚長、海上自衛隊幹部学校長、情報本部長を歴任し、2019年(令和元年)12月に退官[2][5]

公益財団法人日本国際問題研究所客員研究員英国王立防衛安全保障研究所特別名誉フェロー 、株式会社MIHARUスペシャルアドバイザー 、株式会社FRONTEO戦略アドバイザー、伊藤忠商事株式会社参与を経て、2020年(令和2年)9月11日閣議において、アフリカ東部のジブチ大使に任命することが決定した。自衛官出身者が大使に任命されるのは初めて[2][5][6]2023年(令和5年)11月21日付で在ジブチ特命全権大使を離任[7]

2024年(令和6年)4月1日付で靖国神社宮司に就任[8]。元自衛官が就任するのは松平永芳に次いで2人目。将官を務めた元自衛隊幹部の靖国神社宮司への就任は、初めてである[8]

年譜

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栄典

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脚注

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  1. ^ 海上自衛新聞(平成27年7月31日)第2面・主要人事略歴
  2. ^ a b c d e 自衛官出身者、初の大使に=ジブチ・大塚氏”. 時事通信. 2020年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月11日閲覧。
  3. ^ 靖国神社 14代目宮司に元海将が就任へ 元自衛官の就任は2人目”. NHKニュース. 日本放送協会 (2024年3月18日). 2024年3月18日閲覧。
  4. ^ 靖国神社の新たな宮司に元海将の大塚海夫氏 自衛隊の将官経験者で初”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞 (2024年3月15日). 2024年3月18日閲覧。
  5. ^ a b c d e f 大使略歴外務省
  6. ^ なお、皇軍時代までさかのぼれば、帝国陸軍中将で駐独大使を務めた大島浩や帝国海軍大将で駐米大使を務めた野村吉三郎などの先例がある。
  7. ^ 令和五年十一月二十一日付人事異動2023年11月21日、外務省報道発表。2023年11月26日閲覧。
  8. ^ a b 靖国神社の新たな宮司に元海将の大塚海夫氏 自衛隊の将官経験者で初”. 朝日新聞 (2024年3月15日). 2024年3月15日閲覧。

出典

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外部リンク

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