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大字折尾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
福岡県 > 北九州市 > 八幡西区 > 大字折尾

大字折尾(おおあざおりお)は、かつて福岡県北九州市八幡西区に存在していた大字。2001年(平成13年)に消滅した。

地理

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八幡西区の北部西端に位置し、北に本城地区,浅川地区、東に陣原地区、南に則松地区,西に水巻町に囲まれた、かつての遠賀郡折尾村だった地域である。地形としては小山が多く高低差がある。

地域の特徴

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古くから交通の要所であり、JR鹿児島本線と筑豊本線が折尾駅で交差している。また、かつては門司から折尾まで西日本鉄道(前身は九州電気軌道)が通っていた。江戸時代には堀川運河が開削され、川ひらた(五平太船)による水運も盛んであったが、鉄道の普及もあり昭和13年にはその幕を閉じている。現在では多くの学校が立地する学園都市となっている。

歴史

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沿革

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  • 1878年(明治11年)11月1日 - 郡区町村編制法の福岡県での施行により、行政区画としての遠賀郡が発足。遠賀郡折尾村となる。
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、折尾村、永犬丸村、則松村、本城村、陣原村の5村が合併し、洞南村が発足。折尾村は洞南村大字折尾となる。
  • 1904年(明治37年)7月1日 - 洞南村が改称し、折尾村が発足。洞南村大字折尾は折尾村大字おりおとなる。
  • 1918年大正7年)12月1日 - 折尾村が町制施行し、折尾町が発足。折尾村大字折尾は折尾町大字折尾となる。
  • 1944年昭和19年)12月8日 - 折尾町が八幡市に編入。折尾町大字折尾は八幡市大字折尾となる。
  • 1963年(昭和38年)2月1日 - 八幡市、戸畑市小倉市若松市門司市の5市が合併し、北九州市が発足。八幡市大字折尾は北九州市八幡区大字折尾となる。
  • 1963年(昭和38年)4月1日 - 北九州市が政令指定都市に指定され、八幡区、戸畑区、小倉区、若松区、門司区の5区を設置。北九州市八幡区大字折尾は北九州市八幡区大字折尾となる。
  • 1973年(昭和48年)6月1日 - 大字折尾の一部が折尾一丁目,光明一丁目 - 二丁目,友田一丁目 - 三丁目,中須一丁目 - 二丁目,丸尾町になる[1]
  • 1974年(昭和49年)4月1日 - 八幡区が八幡西区八幡東区に分かれ、北九州市八幡西区大字折尾となる[2]
  • 1974年(昭和49年)6月1日 - 大字折尾の一部が折尾二丁目 - 五丁目,北鷹見町南鷹見町東筑一丁目 - 二丁目,長崎町西折尾町東折尾町則松一丁目 - 二丁目,堀川町になる[3]
  • 1977年(昭和52年)6月1日 - 大字折尾の一部が大膳一丁目 - 二丁目,則松三丁目,則松六丁目,美吉野町になる[4]
  • 1980年(昭和55年)6月1日 - 大字折尾の一部が自由ケ丘,日吉台一丁目 - 三丁目になる[5]。大字折尾の一部が西折尾町に編入する[5]
  • 1982年(昭和57年)6月1日 - 大字折尾の一部が本城東一丁目になる[6]
  • 1985年(昭和60年)6月1日 - 大字折尾の一部が本城東六丁目になる[7]
  • 1991年平成3年)6月1日 - 大字折尾の一部が松寿山一丁目,松寿山三丁目になる[8]
  • 1994年(平成6年)6月1日 - 大字折尾の一部が大膳一丁目 - 二丁目に編入する[9]
  • 1995年(平成7年)6月1日 - 大字折尾の一部が松寿山三丁目に編入する[10]
  • 1999年(平成11年)6月1日 - 大字折尾の一部がさつき台一丁目になる[11]
  • 2001年(平成13年)6月1日 - 大字折尾の全部がさつき台二丁目になる[12]。以上をもって大字折尾は消滅。

脚注

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  1. ^ 北九州市政だより 昭和48年6月1日版”. 北九州市広報室広報課. 2023年7月30日閲覧。
  2. ^ 北九州市政だより 昭和47年4月1日版”. 北九州市広報室広報課. 2023年7月30日閲覧。
  3. ^ 北九州市政だより 昭和49年4月1日版”. 北九州市広報室広報課. 2023年7月30日閲覧。
  4. ^ 北九州市政だより 昭和52年5月15日版”. 北九州市広報室広報課. 2023年7月30日閲覧。
  5. ^ a b 北九州市政だより 昭和55年6月1日版”. 北九州市広報室広報課. 2023年7月30日閲覧。
  6. ^ 北九州市政だより 昭和57年6月1日版”. 北九州市広報室広報課. 2023年5月21日閲覧。
  7. ^ 北九州市政だより 昭和60年6月1日版”. 北九州市広報室広報課. 2023年7月30日閲覧。
  8. ^ 北九州市政だより 平成3年6月1日版”. 北九州市広報室広報課. 2023年7月30日閲覧。
  9. ^ 北九州市政だより 平成6年6月1日版”. 北九州市広報室広報課. 2023年9月17日閲覧。
  10. ^ 北九州市政だより 平成7年6月1日版”. 北九州市広報室広報課. 2023年9月17日閲覧。
  11. ^ 北九州市政だより 平成11年6月1日版”. 北九州市広報室広報課. 2023年9月17日閲覧。
  12. ^ 北九州市政だより 平成13年6月1日版”. 北九州市広報室広報課. 2023年9月17日閲覧。