大村孟
2018年4月7日、明治神宮野球場にて | |
基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 福岡県鞍手郡小竹町 |
生年月日 | 1991年12月21日(32歳) |
身長 体重 |
169 cm 78 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 捕手 |
プロ入り | NPB / 2016年 育成選手ドラフト1巡目 |
初出場 | NPB / 2018年4月5日 |
最終出場 | NPB / 2019年7月7日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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大村 孟(おおむら はじめ、1991年12月21日 - )は、福岡県鞍手郡小竹町出身の元プロ野球選手(捕手)。右投左打。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]高校卒業後は、国立の福岡教育大学に進学し福岡六大学リーグに加盟している硬式野球部に入部。1年次から公式戦に出場し、4年次の2013年春季は打率.385をマーク。チームから唯一、ベストナインに選出された[2]。プロ志望届を提出するも[3]、2013年のプロ野球ドラフト会議で指名は無かった。
大学卒業後は、社会人野球の九州三菱自動車に入団。販売店の営業マンとして勤務しながら、正捕手としてプレーする[2]。しかし、在籍していた2014年と2015年は、都市対抗野球と日本選手権ともに九州地区予選で敗退し、2大大会本戦出場は果たせなかった[2]。ドラフト対象となった2015年のプロ野球ドラフト会議でも指名漏れとなった。在籍時のチームメイトには、有吉優樹、寺岡寛治、谷川昌希らがいる。
野球に集中できる環境で勝負するために、トライアウトを経て2015年11月にベースボール・チャレンジ・リーグの石川ミリオンスターズに入団する[2]。
2016年は、67試合に出場しシーズンを通して正捕手として活躍した。
2016年10月20日、プロ野球ドラフト会議において東京ヤクルトスワローズから育成選手ドラフト1位で指名を受け[4]、入団した。背番号は120。チームメイトの、安江嘉純は育成1位で千葉ロッテマリーンズへ、坂本一将は育成4位でオリックス・バファローズへそれぞれ入団した。
ヤクルト時代
[編集]2017年は、ファームでは主に一塁手や指名打者で出場し打率.268を記録するも支配下登録はならなかった。
2018年は、オープン戦で結果を残し3月20日に支配下登録された。背番号は59。4月5日の対広島東洋カープ戦の6回裏、代打で初出場。四球を選び、そのまま一塁の守備についた[5]。なお、バッティンググローブは旧背番号120がついたものをつけていた。
2019年は、7月2日の広島戦でプロ初本塁打・初打点を記録した。
2020年と2021年は一軍出場がなく、2021年11月4日に球団より戦力外通告を受けた[6]。
現役引退後
[編集]戦力外通告の際に球団から裏方への転身を打診され承諾。2022年シーズンより球団職員とブルペン捕手を兼務する[7][8]。
プレースタイル・人物
[編集]最大の武器は、遠投115mと二塁送球1.8秒を記録する肩の強さ[2][9]。
2016年に石川ミリオンスターズで監督を務めた渡辺正人は、捕手として勉強熱心で学習能力が高いと評した[2]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2018 | ヤクルト | 9 | 10 | 8 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 | 0 | .125 | .300 | .250 | .550 |
2019 | 5 | 5 | 5 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .200 | .200 | .800 | 1.000 | |
通算:2年 | 14 | 15 | 13 | 2 | 2 | 1 | 0 | 1 | 6 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 | 0 | .154 | .267 | .462 | .729 |
- 2021年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
捕手 | 一塁 | |||||||||||||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
捕 逸 |
企 図 数 |
許 盗 塁 |
盗 塁 刺 |
阻 止 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2018 | ヤクルト | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
通算 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2021年度シーズン終了時
記録
[編集]NPB
[編集]- 初記録
- 初出場:2018年4月5日、対広島東洋カープ3回戦(明治神宮野球場)、6回裏に館山昌平の代打で出場
- 初打席:同上、6回裏に岡田明丈から四球
- 初安打:2018年4月12日、対中日ドラゴンズ3回戦(ナゴヤドーム)、佐藤優から左越二塁打
- 初本塁打・初打点:2019年7月2日、対広島東洋カープ12回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、9回表に島内颯太郎から右越ソロ
独立リーグでの打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
死 球 |
三 振 |
打 率 |
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2016 | 石川 | 67 | 234 | 26 | 67 | 10 | 0 | 2 | 33 | 0 | 5 | 1 | 21 | 2 | 35 | .286 |
背番号
[編集]- 22(2016年)
- 120(2017年 - 2018年3月19日)
- 59(2018年3月20日 - 2021年)
- 101(2022年 - )
登場曲
[編集]- 「Never Give Up」Sia(2018年 - 2019年)
- 「RAIN MAKER」Theme of: Kazuchika Okada オカダ・カズチカ のテーマ(2020年 - )
脚注
[編集]- ^ 2019スポニチプロ野球選手名鑑 スポーツニッポン新聞社
- ^ a b c d e f “Road to 10.20 VOL.11”. ROUTE INN BCL. 2017年11月25日閲覧。
- ^ “プロ野球志望届提出者 2013年”. 公益財団法人 全日本大学野球連盟. 2017年11月25日閲覧。
- ^ “プロ野球ドラフト会議”. 東京ヤクルトスワローズ (2016年10月20日). 2017年11月25日閲覧。
- ^ “ヤクルト大村「緊張すごいした」プロ初打席で四球”. 日刊スポーツ. (2018年4月5日)
- ^ “来季の契約について”. 東京ヤクルトスワローズ. 2021年11月4日閲覧。
- ^ “【さよならプロ野球】ヤクルト大村孟捕手 雄平の言葉で裏方転身”. 日刊スポーツ. (2021年12月29日) 2022年1月4日閲覧。
- ^ “【去る人ヤクルト編】大村孟が球団職員転身 ブルペン捕手&育成部門で貢献へ「強いチームを作り続けられるように」”. スポーツ報知. (2021年12月27日) 2022年1月4日閲覧。
- ^ “ヤクルトD1位・大村 「夢は一軍で活躍」 鳥原チーフスカウトも期待”. サンスポ (2016年11月2日). 2017年11月25日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 大村孟 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube