大阪精神医療センター
表示
(大阪府立精神医療センターから転送)
大阪精神医療センター | |
---|---|
ファイル:Osaka Psychiatric Medical Center.jpg | |
情報 | |
正式名称 | 地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪精神医療センター |
英語名称 | Osaka Phychiatric Medical Center |
前身 |
大阪府立中宮病院 大阪府立精神医療センター |
標榜診療科 | 精神科・児童思春期精神科・歯科 |
許可病床数 |
473床 精神病床:473床 |
機能評価 | 精神科病院(200床以上)(主たる機能):3rdG:Ver.1.0 |
開設者 | 地方独立行政法人大阪府立病院機構 |
管理者 | 岩田 和彦(院長) |
開設年月日 | 1926年(大正15年)4月 |
所在地 |
〒573-0022 |
位置 | 北緯34度48分50.6秒 東経135度39分43.0秒 / 北緯34.814056度 東経135.661944度座標: 北緯34度48分50.6秒 東経135度39分43.0秒 / 北緯34.814056度 東経135.661944度 |
二次医療圏 | 北河内 |
PJ 医療機関 |
大阪精神医療センター(おおさかせいしんいりょうセンター)とは、 大阪府枚方市にある医療機関・病院。
概要
[編集]主に措置入院・緊急措置入院・応急入院などの行政的医療や精神科救急医療、民間医療では対応の困難な医療、児童・思春期、司法精神等の専門医療などを行っている。
本記事では前身機関である「大阪府立中宮病院」「大阪府立精神医療センター」も扱う。
沿革
[編集]府立中宮病院
[編集]- 1926年(大正15年)4月 - 精神病院法に基づき「大阪府立中宮病院」開院。病床数300床。
- 1954年(昭和29年)10月22日 - 安静館が全焼。入院患者5人が行方不明[1]。
- 1964年(昭和39年)6月 - 増改築工事着工。
- 1968年(昭和43年)3月 - 増改築工事竣工 病床数800床。
- 1970年(昭和45年)7月 - 自閉症児施設「松心園」を設置。病床数42床。
- 1980年(昭和55年)11月 - 松心園が第一種自閉症児施設として認可。
- 1982年(昭和57年)2月 - 臨床研修病院に指定。
- 1988年(昭和63年)9月 - 応急入院指定病院となる。
- 1991年(平成3年)12月 - 緊急救急病棟を設置。
- 1994年(平成6年)4月 - 大規模デイケアセンターを設置。
府立精神医療センター・大阪精神医療センター
[編集]- 2003年(平成15年)10月 - 大阪府立精神医療センターに改称。
- 2006年(平成18年)4月 - 大阪府病院事業条例が廃止され、病院の運営を大阪府立病院機構に移行。
- 2007年(平成19年)9月 - 医療観察法専用病床を開設。
- 2009年(平成21年)10月 - PFI方式による再編整備事業入札を実施。
- 2010年(平成22年)2月 - 選定事業者検討委員会で決定した事業者が設立したSPCと事業契約締結。
- 2011年(平成23年)6月 - 新病院着工。
- 2013年(平成25年)2月 - 新病院施設(第一期工事)完成、引渡し。
- 2013年(平成25年)4月 - 新病院開院。
- 2013年(平成25年)12月 - 第二期解体工事完了。
- 2015年(平成27年)2月 - 日本医療評価機構病院機能評価認定精神科病院(3rdG: Ver.1.0)に指定される。
- 2017年(平成29年)4月 - 大阪精神医療センターに改称。
診療科
[編集]医療機関の指定・認定
[編集](下表の出典[2])
保険医療機関 | 生活保護法指定病院(中国残留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中国残留邦人等及び特定配偶者の自立の支援に関する法律(平成六年法律第三十号)に基づく指定医療機関を含む。) |
臨床研修病院 | 結核指定病院 |
精神保健指定医の配置されている医療機関 | 指定自立支援医療機関(精神通院医療) |
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(昭和二十五年法律第百二十三号)に基づく指定病院又は応急入院指定病院 |
- 精神科緊急病院指定病院[3]
- 特定診療災害医療センター[3]
- 医療観察法指定入院医療機関[3]
- 医療観察法指定通院医療機関[3]
- 医療型障害児入所施設[3]
- 日本専門医機構精神科専門研修プログラム基幹研修施設[3]
- 日本精神神経学会精神科専門医研修施設[3]
- 日本精神科看護技術協会精神科認定看護師制度指定実習施設[3]
- 公益財団法人日本医療機能評価機構認定病院[4]
- 依存症専門医療機関(アルコール健康障害、薬物依存症、ギャンブル等依存症 拠点)[5]
- このほか、各種法令による指定・認定病院であるとともに、各学会の認定施設でもある。
交通アクセス
[編集]不祥事・医療ミス・医療事故
[編集]2019年(令和元年)5月18日、午後4時ごろ、男性看護師(40代)が、大声を出すなどしていた男性患者(30代)を個室の病室内で注意。しゃがみこんだ患者を計10回ほど、平手でたたいたり、足やひざで蹴ったりしたという。同日に患者が「たたかれた」と訴え、病院側が室内のカメラを確認したところ暴行が発覚。看護師は「感情をコントロールできなかった」などと説明した。男子患者は顔に全治1週間のけが[7]。5月27日、枚方市保健所が事前聞き取り調査実施。30日、同保健所が臨時精神科病院実地指導を実施[8]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 日外アソシエーツ編集部 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年9月27日、103頁。ISBN 9784816922749。
- ^ a b c d “大阪府医療機関情報システム”. 大阪府 健康医療部 保健医療室 保健医療企画課. 2021年1月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “病院概要”. 大阪精神医療センター. 2021年1月2日閲覧。
- ^ “病院評価結果の情報提供”. 公益財団法人日本医療機能評価機構. 2020年8月15日閲覧。
- ^ “依存症専門医療機関及び依存症治療拠点機関リスト 令和2年3月31日現在(Excelファイル)”. 依存症対策全国センター. 2020年8月15日閲覧。
- ^ a b “交通アクセス - 公共交通機関でお越しの方”. 大阪精神医療センター. 2021年1月2日閲覧。
- ^ “大声出した患者に看護師が平手打ち 大阪の精神科病院”. 朝日新聞 2019年5月31日 20時17分. 2020年8月15日閲覧。
- ^ “大阪精神医療センターにおける看護師による患者への暴力行為について” (PDF). 独立行政法人大阪府立病院機構大阪精神医療センター 令和元年5月31日. 2020年8月15日閲覧。