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後藤ひろひと

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
天才脚本家から転送)
ごとう ひろひと
後藤 ひろひと
後藤 ひろひと
2024年3月撮影
本名 後藤寛人
別名義 大王
生年月日 (1969-02-23) 1969年2月23日(55歳)
出生地 日本の旗 日本山形県山形市
国籍 日本の旗 日本
身長 172 cm
血液型 O型
職業 タレント舞台俳優劇作家演出家俳優構成作家造形作家
活動期間 1987年 - 現在
配偶者 楠見薫
公式サイト 公式サイト
備考
体重:78kg
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後藤 ひろひと(ごとう ひろひと、1969年2月23日 - )は、日本演出家劇作家俳優山形県出身。Piper所属。芸能事務所吉本興業所属。別名は「大王」。

来歴

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山形大学附属小学校卒業、山形大学附属中学校卒業、山形県立山形東高等学校卒業、大阪外国語大学ヒンディー語学科(現:大阪大学外国語学部外国語学科ヒンディー語専攻)中退。

1987年に劇団「遊気舎」に入団。1989年からは二代目座長を務め、ほぼ全ての作品の作・演出を手掛ける。1996年に「遊気舎」を退団後はフリーの劇作家として活躍し、1997年には元「劇団そとばこまち」の川下大洋と「Piper」を結成。1998年、吉本興業とマネジメント契約を締結。小劇場系の劇作家が吉本と契約を交わすのは、当時は異例のことだった。2001年には自身が主宰する「王立劇場」を旗揚げした。以降、大阪を拠点に活動する。代表作に『人間風車』、『ダブリンの鐘つきカビ人間』、『BIZ三部作』『MIDSUMMER CAROL ガマ王子 vs ザリガニ魔人』などがある。

吉本に入った当時、芸人は演劇に興味がなく、演劇人は吉本を嫌っているという状況だった。2000年baseよしもとで上演した『北大阪信用金庫』は初めての芸人たちによる本格派演劇であり、たむらけんじ小籔千豊西野亮廣といった芸人たちに影響を与える。吉本芸人が演劇に携わるきっかけを作る役割を担った[1]

海外活動用の芸名として「ELVIS GOTO」を名乗る。彼が敬愛するミュージシャン、エルヴィス・プレスリーエルヴィス・コステロがその由来。

2019年11月から粘土活劇「やめとけ!チキンマン」を開始した。

人物

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主な作品

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映画

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  • 彼岸にて(出演、1987年)
  • ガキンチョ・ROCK(出演、2004年)
  • YOSHIMOTO DIRECTOR'S 100 (2007年)
    • あなたにできない3つのこと… (監督・脚本・出演)
    • 14階段 (脚本)
    • カナリア (出演)
  • パコと魔法の絵本(原作、出演、2008年)
  • FLY!平凡なキセキ(出演、2012年)
  • デルシネ「エル・シュリケンvs悪魔の発明」 (監督・脚本、2013年)
  • デルシネ「エル・シュリケンvs新昆虫デスキート」 (監督・脚本、2016年)[2]
  • Diner ダイナー(脚本、出演、2019年)※杉山嘉一蜷川実花と共同
  • エキストロ(脚本、出演、2020年)オン・ヴ・モン!(嘘つき)ドキュメンタリー映画祭最高賞受賞
  • BOLT (出演、2020年)

テレビ

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ラジオ

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舞台

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  • 12人の入りたいやつら(1997年、作、出演)
  • 止まれない12人(1998年、2003年、作・出演)
  • 人間風車(2000年、作・出演)
  • 天才脚本家(2001年、作・出演)
  • BIZシリーズ
    • BIG BIZ 〜宮原木材危機一髪!(2001年、2002年、作・出演)
    • BIGGER BIZ 〜絶体絶命!結城死す?〜(2003年、2005年、作・出演)
    • BIGGEST BIZ 〜最後の決戦! ハドソン川を越えろ〜(2006年、作・出演)
  • 「お屋敷シリーズ」
    • SPOOKY HOUSE (2004年、作・演出・出演)
    • ひーはー (2006年、作・演出・出演)
    • ベントラー・ベントラー・ベントラー (2008年、作・演出・出演)
  • 仮装敵国(2005年、作)
  • ダブリンの鐘つきカビ人間(2002年、2005年、2015年、2022年、作・出演)
  • Shuffle(2005年、作・演出・出演)
  • MIDSUMMER CAROL ガマ王子 vs ザリガニ魔人(2004年、作・出演、2008年、2014年の再演には出演せず)
  • 姫が愛したダニ小僧(2005年、作・演出・出演)
  • OUR HOUSE(2006年、出演・訳詞)
  • みんな昔はリーだった 〜EXIT FROM THE DRAGON〜(2006年、作・出演)
  • 恐竜と隣人のポルカ -K/T BOUNDARY-(2008年、作・演出・出演)
  • ガス人間第1号(2009年、脚色・演出・出演)
  • THE LEFT STUFF(2010年、作・演出・出演)
  • スリー・ベルズ〜聖夜に起こった3つの不思議な事件〜(2010年、作・演出・出演)
  • ニッポン無責任新世代(2011年、作・演出・出演)
  • ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック(2013年、演出・出演)
  • 劇団ひろひょう第一回公演「荒波次郎」(2014年、作・演出・出演)
  • 劇団ひろひょう第二回公演「やすらぎの家」(2015年、作・演出・出演)
  • メイシアター×ホルマリン兄弟「TOUCHABLES」(2016年、作・演出・出演)
  • ABCホールプロデュース公演第5弾「だーてぃーびー 〜汚れたテレビ〜」(2016年、作・演出・出演)
  • 「FILL-IN」(2017年、作・演出・出演)
  • T-works#1「源八橋西詰 ~ I’M STANDING AT THE CROSSROADS AGAIN ~」(2018年、作・演出・出演)[3]
  • 工藤俊作プロデュースプロジェクトKUTO-10 第17回公演「財団法人親父倶楽部〜死んだと思って生きてみる〜」(2018年、作・演出・出演)
  • 大阪文化芸術FES『Small Town,Big City』(2018年、総合演出、作、出演)
  • 大阪文化芸術創出事業「リバー・ソングス〜大阪を流れていた6枚の枯葉〜」(2021年、総合演出、作、出演)
  • エミィ賞グランプリ「参議院議員にしのはら清子」西原希蓉美(2021年、作、演出)
  • 大阪文化芸術支援プログラム「STATION TO STATION〜あなたの駅の物語〜」(2021年、総合演出、作、出演)
  • 工藤俊作プロデュースプロジェクトKUTO-10 第21回公演「三大劇作家、逮捕される!」(2022年、作、演出、出演)
  • MousePiece-ree 20周年記念公演「CAT TOWER」(2022年、作、演出)
  • 王立ブロニーショー「姫が愛したダニ小僧」(2022年、作、演出、出演)
  • クラアク芸術堂 Masterworks#04 「ダブリンの鐘つきカビ人間」(2022年、作、演出、出演)
  • 山田朗働組合 第一回公演 「奇人たちの朗読会」(2024年2月、作、演出、出演(案内人))
  • FOLKER(2025年、作、演出、出演)[4]

脚注

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  1. ^ 後藤ひろひと「大阪は夢の場所」
  2. ^ 観客が出るシネマ”、日替わりで和牛、アキナ、祇園、霜降り明星ら登場”. お笑いナタリー. ナターシャ (2017年5月5日). 2017年5月11日閲覧。
  3. ^ T-works#1 源八橋西詰 公式HP
  4. ^ 舞台は女囚刑務所、後藤ひろひと作「FOLKER」約25年ぶりの再演に紅ゆずるら”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年7月17日). 2024年7月17日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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