奥田域太
この記事の主題はウィキペディアにおける人物の特筆性の基準を満たしていないおそれがあります。 (2024年3月) |
くふうハヤテベンチャーズ静岡 #16 | |
---|---|
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 三重県四日市市 |
生年月日 | 2001年4月26日(23歳) |
身長 体重 |
176 cm 71 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
|
奥田 域太(おくだ かなた、2001年4月26日 - )は、三重県四日市市出身の[1]プロ野球選手(投手)。左投左打。くふうハヤテベンチャーズ静岡所属。
経歴
[編集]三重県立西笹川中学校で野球部に所属。卒業後は三重県立菰野高等学校に進学し、岡林勇希と共に左右のダブルエースを構築する[1]。県の秋季大会優勝を飾ったこともあったが、最終年度の夏はベスト4で敗れ甲子園出場はならなかった。プロ志望届を岡林と共に提出するが、岡林が中日ドラゴンズよりドラフト5位指名をされる中、奥田は指名されなかった[1]。高校で野球をやめることも考えたが、指名漏れの悔しさから大学でも野球を続けることを決意した[2]。1学年上には田中法彦がいた。
大学は星城大学経営学部に進学し[3][3]、愛知大学野球連盟の2部Aリーグに所属する硬式野球部でプレー。1年春から左のエースとして登板し、3年春のリーグ戦では故障による離脱を経験するも[4]、通算26勝を記録[3][5]。特に4年秋のリーグ戦では4勝0敗防御率0.79という圧巻の成績を残した[5]。
複数の軟式野球部から勧誘されるが硬式野球継続を希望。2024年よりウエスタン・リーグに参戦するくふうハヤテベンチャーズ静岡(当時球団名未決定)のトライアウトを受験し、打者4人に対して三振を3つ奪う好投を見せ、2023年12月7日に入団が発表された[5]。
2024年は開幕より先発ローテーション投手として登板を重ねる。3月24日の対阪神タイガース戦(阪神鳴尾浜球場)では5回途中15失点の大炎上で初めて敗戦投手となった[6]。4月12日の対広島東洋カープ戦(ちゅ〜るスタジアム清水)では8回92球を投げ、被安打2、与四球0、無失点の快投を見せて初めて勝利投手となり、チームにとっての初めての連勝ならびに本拠地球場での初勝利に貢献した[7][8][9]。最終的に二宮衣沙貴と並んでチームトップの5勝を挙げてシーズンを終えた[10]。
選手としての特徴
[編集]高いリリースポイントから角度のある球を投げる[5]。くふうハヤテ入団時のストレートの最速は139k/mと早くはないが抜群の制球力と縦のスライダー、カーブ、ツーシームを中心に5種類の変化球を操り勝負する軟投派[2][11]。星城大学監督の政山恵輔は、フィールディングや牽制などの能力にも秀でていると評価する[5]。
高校時代は打撃もミートがうまく、一塁手として出場することもあった[12]。
人物
[編集]高校時代の同級生である岡林勇希とは2024年現在も親交が続いている。くふうハヤテ入りが決まった2023年12月に、冗談交じりに岡林にグラブをねだると、翌年2月に奥田の名前の刺繡入りのグラブが岡林から届いた[2]。
詳細情報
[編集]背番号
[編集]- 16(2024年 - )
脚注
[編集]- ^ a b c 「悔しさばねにNPB目指す 星城大の奥田投手」『中日新聞Web』2023年12月26日。2024年1月25日閲覧。
- ^ a b c 伊藤明日香「新球団くふうハヤテの左腕・奥田域太が2回完全投球…紅白戦で来月15日開幕戦へアピール」『スポーツ報知』2024年2月19日。2024年3月18日閲覧。
- ^ a b c 「《硬式野球部》プロ野球選手誕生!」『星城大学受験生サイト』2023年12月23日。2024年3月17日閲覧。
- ^ 梅本憲「愛知大学野球2部リーグ優勝決定戦開幕直前特集前編!“三度目の正直なるか”Bリーグ優勝の星城大スタメン大予想:達人に訊け!」『中日新聞Web』2022年10月12日。2024年3月17日閲覧。
- ^ a b c d e 梅本憲「新球団ハヤテ223への入団は必然か!愛知大学野球2部から羽ばたく星城大学・奥田域太「野球漬けになれる環境で無我夢中に」」『中日新聞Web』2023年12月12日。
- ^ 「【ファーム情報】ヤクルトドラ2・松本健が1勝目 くふうハヤテ先発・奥田域は5回途中で15失点」『スポニチ Sponichi Annex』2024年3月24日。2024年4月12日閲覧。
- ^ 「【ウエスタン】くふうハヤテが完封リレーで球団初の連勝 先発・奥田域太が8回2被安打無失点の好投」『日テレNEWS NNN』2024年4月12日。2024年4月12日閲覧。
- ^ 「くふうハヤテが広島から球団最多となる8点を奪って本拠初勝利!19戦目でついに球団初の本塁打も」『スポーツ報知』2024年4月12日。2024年4月12日閲覧。
- ^ 「【くふうハヤテ】ついにホーム初勝利! 先発左腕奥田域太が8回無失点、仲村来唯也がチーム1号」『日刊スポーツ』2024年4月12日。2024年4月12日閲覧。
- ^ 名倉正和「⚾くふうハヤテ最終戦飾れず ちゅ~るスタに最多2355人 プロ参入1年目は28勝84敗8分け」『静岡新聞DIGITAL』2024年9月29日。2024年9月28日閲覧。
- ^ 「投手・奥田域太 制球力武器、左の技巧派【くふうハヤテ選手紹介】」『静岡新聞』2024年2月29日。2024年3月17日閲覧。
- ^ 「奥田 域太 選手 菰野」『高校野球ドットコム』2019年5月9日。2024年3月19日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)