竹内奎人
くふうハヤテベンチャーズ静岡 #15 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 静岡県賀茂郡河津町 |
生年月日 | 1999年5月29日(25歳) |
身長 体重 |
181 cm 83 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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竹内 奎人(たけうち けいと、1999年5月29日 - )は、静岡県賀茂郡河津町出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。くふうハヤテベンチャーズ静岡所属。
経歴
[編集]河津南小学校1年生時に河津ジャガーズで野球を始める。6年時には3番でエースとして東海大学黒潮旗静岡県学童軟式野球大会など3県大会に出場した[1]。河津中では伊東リトルシニアに所属し3年時には侍ジャパンU-15日本代表に選出され[2]WBSC U-15ワールドカップで7位を獲得した[3]。
静岡県立静岡高等学校では1年秋からベンチ入り、2年秋は中部地区3回戦までエースだったが同級生の池谷蒼大に背番号1を奪われた。3年春には第89回選抜高等学校野球大会に出場し、不来方との1回戦には登板機会はなかったものの[4]、根尾昂、藤原恭大らを擁する大阪桐蔭との2回戦は先発の池谷のあとを受けて甲子園初登板を果たすも、試合には敗れた[5]。3年夏は静岡県大会準決勝で敗れ、2季連続での甲子園出場を逃した。2学年上に堀内謙伍、1学年上に鈴木将平、1学年下に村松開人がいた。
大学では中学生からの夢であった整形外科医になるため勉強に専念して第1志望の群馬大学医学部に一般公募推薦入試で現役合格し[6]、大学進学後は準硬式野球部でプレーを続けた。 3年生の秋に右肘の手術を受けたが、同時期に池谷がドラフト指名を受けたのを見て一念発起する[7]。6年時春の公式戦では6試合に登板し5勝1敗を記録した。2023年4月には自身のTwitter(現X)で自己最速となる147km/hを記録したと発表。同10月4日にプロ志望届を提出した[8][9]ものの、ドラフト会議では指名されることはなかった。
その後現役続行の意思を示し翌2024年からのウエスタン・リーグへの参加が内定しており、地元・静岡県の球団であるハヤテ223新球団(その後チーム名は「くふうハヤテベンチャーズ静岡」と発表)のトライアウト[10]を受験した。打者4人に対しての実戦テストでは与四球2と調整不足の面もあったが[7]、12月7日にくふうハヤテへの入団が発表された[11][12]。背番号は15。くふうハヤテでは池谷と再度チームメイトとなり[7]、池谷が同月に左肘のクリーニング手術を受けた当日には医療スタッフの一人として立ち会った[13]。
2024年2月3日・4日に行われた医師国家試験を受験し、3月15日に合格が発表された。くしくも合格発表のときにはウエスタン・リーグの開幕戦に2番手として登板している最中であった[14]。なお、合格後も野球に専念し、現役引退後に研修医となる考えである[7]。くふうハヤテではリリーフでの登板が多いものの、4月18日の中日ドラゴンズ戦で初めて先発登板を経験した(3回3失点〈自責2〉で勝ち負けつかず[15])。その後、5月16日の東京ヤクルトスワローズとのファーム交流戦(静岡草薙球場)でホーム初先発登板し、勝ち星はつかなかったものの5回1失点の好投を見せた[16]。
選手としての特徴
[編集]球種として最速147km/hの直球のほかにツーシーム、カットボール、カーブ、スプリットを持っている[17]。
詳細情報
[編集]背番号
[編集]- 15(2024年 - )
脚注
[編集]- ^ “Z会旗県大会組み合わせ!” (2011年8月23日). 2024年2月29日閲覧。
- ^ “2014年第2回 IBAF 15Uワールドカップ出場選手一覧”. 侍ジャパンオフィシャルサイト. 2024年2月29日閲覧。
- ^ “2014年第2回 IBAF 15Uワールドカップ試合・大会詳細”. 侍ジャパンオフィシャルサイト. 2024年2月29日閲覧。
- ^ “不来方 対 静岡 - スコア詳細 - 第89回選抜高校野球(2017)”. 日刊スポーツ (2017年3月24日). 2024年2月29日閲覧。
- ^ “大阪桐蔭 対 静岡 - スコア詳細 - 第89回選抜高校野球(2017)”. 日刊スポーツ (2017年3月27日). 2024年2月29日閲覧。
- ^ “静岡高の竹内奎人投手が、群馬大医学部に合格”. 日刊スポーツ (2017年12月6日). 2024年2月29日閲覧。
- ^ a b c d 宮内宏哉「医学部ゆえの注目「悪いことじゃない」 最速147km、竹内奎人が頭に描く12球団入り→医師の道」『THE ANSWER』2023年12月14日。2024年3月16日閲覧。
- ^ “群馬大医学部準硬式の竹内奎人投手がプロ志望届を提出”. 上毛新聞ニュース (2023年10月4日). 2024年2月29日閲覧。
- ^ “医学部6年生147キロ右腕、プロ志望届提出のワケ 整形外科医目指す群馬大・竹内奎人「一言で言えば…」”. スポニチ (2023年10月17日). 2024年2月29日閲覧。
- ^ “ウエスタン新規参入ハヤテ223トライアウト初日に96人…4日2次試験からはNPB経験者も参加”. スポーツ報知 (2023年11月4日). 2024年2月29日閲覧。
- ^ 「「ハヤテ223」が新入団29人発表 元NPBは10人…ロッテ戦力外の福田&西川、元DeNA田中健ら」『Full-Count』2023年12月7日。2024年2月29日閲覧。
- ^ 「群馬大医学部からプロへ くふうハヤテ・竹内奎人、医師への道を一時“封印”し野球に全力投球」『日刊スポーツ』2024年1月19日。2024年2月29日閲覧。
- ^ 「FM Haro!#えんしゅう ハヤテの池谷蒼大投手(浜松市中央区出身)」『中日新聞しずおかWeb』2024年4月12日。2024年4月12日閲覧。(要購読契約)
- ^ くふうハヤテ 2番手登板の147キロ右腕・竹内が医師国家試験に合格! 試合中の午後2時に発表
- ^ 「2024年4月18日 中日ドラゴンズvs.くふうハヤテベンチャーズ静岡 試合出場成績 - プロ野球」『スポーツナビ』。2024年5月21日閲覧。
- ^ 「くふうハヤテ球団初の交流戦カードで勝ち越し…医師国家試験合格の先発・竹内奎人が5回1失点」『スポーツ報知』2024年5月17日。2024年5月21日閲覧。
- ^ “【Deep Baseball】史上初NPBリーグ戦に医学部医学科から〝白衣の挑戦〟プロ&医師の夢追う二刀流「ハヤテ223」竹内奎人”. サンスポ (2023年12月17日). 2024年2月29日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 竹内奎人 (@takentin1) - X(旧Twitter)