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奥田都子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
奥田 都子おくだ みやこ
居住 日本の旗 日本
国籍 日本の旗 日本
研究分野 家政学
研究機関 お茶の水女子大学
静岡県立大学
出身校 お茶の水女子大学家政学部卒業
お茶の水女子大学大学院
家政学研究科修士課程修了
主な業績 日本近代家族
生活の形成史の研究
福祉領域における
家政学の役割に関する研究
プロジェクト:人物伝
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奥田 都子(おくだ みやこ)は、日本家政学者(家族関係学・家族生活史・家政学原論生活経営学)。学位は、家政学修士お茶の水女子大学・1988年)。静岡県立大学短期大学部社会福祉学科准教授。

来歴

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お茶の水女子大学に進学し、家政学部の家庭経営学科にて家政学を学んだ[1]1986年3月にお茶の水女子大学を卒業すると、そのまま同大学の大学院に進学した[1]。大学院では家政学研究科に在籍し、1988年3月に修士課程を修了し[1]、家政学修士の学位を取得した[2]

1991年4月より、母校であるお茶の水女子大学にて、家政学部の助手に就任した[3]。また、1993年4月から共立女子大学の家政学部にて、1996年4月から東洋英和女学院大学にて、それぞれ講師を非常勤で務めた[3]。また、2002年4月に静岡県立大学短期大学部に転じ、社会福祉学科の助教授に就任した[3]学校教育法の改正にともない、2007年4月より社会福祉学科の准教授となった[3]。そのほかにも、静岡市男女共同参画審議会の委員といった公職を務めた[4][5][6]

研究

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専門は家政学であり、家族関係学、家族生活史、家政学原論生活経営学といった分野を研究している[7]。特に、日本の近代における家族生活の形成史についての研究に取り組んでおり[8]、論文だけでなく学術書も複数著している[9][10][11][12]。また、家族関係学は、家政学のみならず社会学法学心理学といった学問ともかかわりが深いことから、多様な視点で研究に取り組んでいる[13]。たとえば、家政学の視点から社会福祉学的な分野の研究にも従事しており、福祉における家政学の活用や、高齢者福祉に携わる人材育成への生活史の活用を試みており[8]、学術書も複数著している[9][14][15][16]

学術団体としては、日本家政学会、日本家族社会学会、日本社会福祉学会日本介護福祉学会、日本比較家族史学会、日本消費者教育学会、日本家庭科教育学会、などに所属している[17]

略歴

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著作

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共著

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執筆

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脚注

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  1. ^ a b c 「学歴」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  2. ^ 「学位」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  3. ^ a b c d 「主な経歴」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  4. ^ 「主な社会活動」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  5. ^ 平成21年度第1回男女共同参画審議会会議録』2009年7月29日、1頁。
  6. ^ 平成24年度第1回男女共同参画審議会会議録』2012年7月27日、1頁。
  7. ^ 「専門分野」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  8. ^ a b 「主要研究テーマ」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  9. ^ a b 「主要研究業績」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  10. ^ 奥田都子・藤井信幸「戦時期日本の地方工業化とその帰結」中村隆英・藤井信幸編著『都市化と在来産業』日本経済新聞社、2002年。
  11. ^ 湯沢雍彦編『祖母・母たちの娘時代――庶民生活史の一つの試み』クレス出版、1999年。
  12. ^ 湯沢雍彦・中原順子・奥田都子ほか『百年前の家庭生活』クレス出版、2006年。
  13. ^ 平成21年度第1回男女共同参画審議会会議録』2009年7月29日、3頁。
  14. ^ 中川英子編著『介護福祉のための家政学』建帛社、2004年。
  15. ^ 中川英子編著『介護福祉のための家政学実習』建帛社、2005年。
  16. ^ 中川英子編著、大塚順子ほか『福祉のための家政学』建帛社、2010年。
  17. ^ 「所属学会」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。

関連人物

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関連項目

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