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祖谷渓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
奥祖谷から転送)
祖谷渓展望台から見た祖谷渓

祖谷渓(いやだに/いやけい)は、徳島県三好市祖谷川による深いV字谷の続く渓谷祖谷谷祖谷渓谷ともいう。

概要

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祖谷渓は吉野川支流の祖谷川にあり、全長は10kmにも及ぶ。高さ数十~100mの高低差もさることながら、降水量も多いために樹木が生い茂り、隔絶された深山幽谷景観を擁する。また一帯は平家の落人伝承がある隠れ里との伝承があり、山麓にへばりつくように集落が点在する。とくしま88景に選定されている。

「四国三郎」ともいわれた吉野川は水害が多い暴れ川として知られ、支流のこの川も例外ではなかった。加えて河谷の急峻さもあって、川を跨ぐのは至難の業であった。そのために集落を跨ぐ橋が設けられた。それが西祖谷山にあるかずら橋重要有形民俗文化財)であり、東祖谷山には奥祖谷二重かずら橋がある。

名物の祖谷そばは有名で、他にはこんにゃくなどを産する。祖谷温泉が湧出してからは、観光地としての色も一段と高まった。標高が高いために冬期には降雪も確認される。

東祖谷には次郎笈三嶺、西に進むと大歩危小歩危がある。いずれも剣山国定公園の指定地域となっている。

歴史

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祖谷渓の景勝地・施設

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周辺の景勝地・施設

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交通

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JR四国土讃線が近くを通る(路線バスへの乗り継ぎは下記参照)。高速道路では徳島自動車道井川池田インターチェンジが最寄りで[5]、祖谷渓道路が祖谷渓に沿って走る。

祖谷のかずら橋へ
奥祖谷二重かずら橋へ
祖谷渓へ
  • 阿波池田駅より四国交通バスで40分。
  • 祖谷のかずら橋より四国交通バスで30分。

脚注・出典

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  1. ^ ひの字渓谷 / にし阿波お勧めビューポイント100選”. 徳島県西部総合県民局 企画振興部. 2022年11月5日閲覧。
  2. ^ 祖谷渓・ひの字渓谷”. 日本旅マガジン. 2021年7月31日閲覧。
  3. ^ 祖谷渓 / 阿波ナビ”. 一般財団法人 徳島県観光協会. 2022年11月5日閲覧。
  4. ^ a b 小便小僧 / 阿波ナビ”. 一般財団法人 徳島県観光協会. 2022年11月5日閲覧。
  5. ^ 【湯の心旅】大歩危・祖谷温泉郷(徳島県)霧立ち上る幽谷の神秘『日本経済新聞』朝刊2020年7月18日別刷りNIKKEIプラス1(13面)

関連項目

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外部リンク

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