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阿波池田駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
阿波池田駅
駅舎(2015年5月)
あわいけだ
Awa-Ikeda
D21・B24 (5.1 km)
(3.9 km) 三縄 D23
地図
所在地 徳島県三好市池田町サラダ1840番地5[1]
北緯34度1分37.84秒 東経133度48分16.63秒 / 北緯34.0271778度 東経133.8046194度 / 34.0271778; 133.8046194座標: 北緯34度1分37.84秒 東経133度48分16.63秒 / 北緯34.0271778度 東経133.8046194度 / 34.0271778; 133.8046194
駅番号 D22[1]
B25[1]
所属事業者 四国旅客鉄道(JR四国)
所属路線 土讃線
徳島線直通含む)
キロ程 43.9 km(多度津起点)
電報略号 イケ
駅構造 地上駅
ホーム 3面5線[2]
乗車人員
-統計年度-
647人/日(降車客含まず)
-2018年-
乗降人員
-統計年度-
1,538人/日
-2018年-
開業年月日 1914年大正3年)3月5日[3]
備考 直営駅[4]管理駅[5]
みどりの券売機プラス設置駅[1]
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阿波池田駅(あわいけだえき)は、徳島県三好市池田町サラダにある、四国旅客鉄道(JR四国)土讃線である。

線路名称上では土讃線単独駅であるが、隣の佃駅から分岐する徳島線列車も当駅を運転系統上の起点としている。そのため、土讃線と徳島線の双方の駅番号が割り当てられており、土讃線はD22、徳島線はB25である。

三好市における主要駅であり、四国まんなか千年ものがたりを除く全特急列車停車する[注釈 1]

歴史

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旧駅舎(1988年3月)

駅構造

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ホームは相対式1面1線・島式2面4線で合わせて3面5線ある[2]地上駅[1]。県内の駅で最も線路の数が多い(県の代表駅である徳島駅は4線)。なお、四国内のJR駅で5線以上のホームがある駅は、4面9線の高松駅と当駅のみである。

相対式ホーム1面は駅舎に直結しているが、島式ホームの2面は跨線橋にて連絡[2]。元々は島式2面4線であったが、バリアフリー対策としてスロープを併設した相対式ホームの現1番線を新たに設置、2011年3月より使用開始した[12]。このほか、ホーム南側に留置側線が多数ある。

終日社員配置(駅長配置)駅。土讃線多度津 - 高知間の運行管理を行う阿波池田駅制御所が併設されている[15][16]

駅舎内には、みどりの券売機プラスが設置されているほか、コンビニセブンイレブンKiosk[注釈 2](営業時間6:40 - 20:00)」がある。

トイレは、改札外に男女別水洗式が設けられている。

かつてはホームにのみ電照幕式の発車案内が設置されていたが後に撤去され、新たにLED式の発車案内がホームと改札口に設けられた。4・5番ホームに祖谷のかずら橋の模型がある。

駅スタンプ1980年代半ばごろに盗難にあって以降は同じデザインのものは設置されていなかったが、臨時列車「たらぼけ号」を企画した鉄道カメラマンの坪内政美が当時のものを復刻し、2012年に寄贈した[17][18]

また、駅付近の徳島県立池田高等学校の校歌が接近メロディーとして採用されている[19]

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1・2・3
4・5
土讃線 下り 大歩危高知中村方面
上り 琴平多度津高松岡山方面
徳島線 - 穴吹徳島方面
付記事項
  • 運転系統上の境界駅であり、どのホームも全方向への発車に対応している。おおむね、1番のりばまたは2番のりばが土讃線特急、3番のりばが徳島線特急、3番のりばまたは5番のりばが徳島線普通列車という使い方がされるが、土讃線普通列車についてはのりば(おりば)が一定していない。
  • 土讃線の普通列車はおおむね当駅を境に系統が分割されている[注釈 3]。なお、当駅における土讃線の普通列車の最終列車は下りの土佐岩原以遠高知・伊野行きが当駅17時48分発(大歩危行きは当駅19時10分発)、上りの琴平行きが当駅18時39分発と非常に早い[20]

利用状況

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徳島県統計書によると、1日平均乗車人員は下記の通りである。

駅周辺

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当駅周辺は、鉄道の開通や接続するバス路線の整備と共に四国の交通上の要衝となって発達し、1922年(大正8年)には人口9,434人の町に旅館が45軒も存在し、県庁所在地の徳島市や海港のある小松島市の人口1万人当たり9.3軒を上回る宿泊地となった[3]。だが、土讃線が開通して当駅での鉄道からバスへの乗り換えに伴う宿泊需要が消滅したことから、1976年(昭和51年)には21軒へ半減することになった[3]

コロナ禍になる直前までは、大歩危祖谷地区を観光する外国人旅行客による宿泊需要が増えたこともあり[21]、JR四国は駅前通り商店街にあった空き家を改装し、簡易宿泊所「4S STAY阿波池田駅前」を2018年11月にオープンさせた。

バス路線

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阿波池田駅前
  • 四国交通
    • 11・21 祖谷線:祖谷口・久保
    • 15・25 三加茂線:加茂駅前北・東みよし町役場前
    • 16・26 井内線:井内馬場
    • 34 白地循環線:白地方面 ※西回り
    • 35 白地循環線:白地方面 ※東回り
    • 32・33・42・43 野呂内線:野呂内口
  • 三好市営バス
    • 山城町茂地方面
    • であい(出合)方面
    • 漆川八幡神社方面
    • 三好病院方面
    • 佐野方面
    • 三野町方面 ※道の駅三野まで降車不可
  • 東みよし町営バス
阿波池田バスターミナル
2006年4月1日に新設されたバスターミナル[23]。それ以前は阿波池田駅前バス停に案内所が設置されていたほか、高速バスを含む路線バスの全線および定期観光バスが阿波池田駅前に発着していたが、同ターミナルの供用開始によりその機能は移された。現在は、阿波池田駅前からは高速バス、定期観光バスの発着はない。また、四国交通の路線バスのうち、本社線は阿波池田駅前を通らないため、バスターミナルでの乗降となる。

特記事項

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土讃線と徳島線が合流するのは当駅から1駅隣の佃駅だが、佃駅は特急列車は通過する。そのため、徳島線徳島方面と土讃線多度津・高松方面を利用する場合、特急列車同士の乗り換えと、特急列車から普通列車に乗り換え、普通列車から特急列車に乗り換えに限り、分岐駅通過の特例により佃駅と当駅間に関しては往復とも運賃計算から除外できる(佃駅での乗り換えとみなされる)。ただし、その場合は当駅での途中下車はできない[24]

その他

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  • 当駅のある池田町サラダという地名は、珍地名の一つとして紹介されることがある[25]

隣の駅

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四国旅客鉄道(JR四国)
土讃線
普通
佃駅 (D21) - 阿波池田駅 (D22) - 三縄駅 (D23)
徳島線(佃駅 - 当駅間は土讃線)
普通
佃駅 (B24) - 阿波池田駅 (B25)

脚注

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注釈

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  1. ^ 「四国まんなか千年ものがたり」は当駅では運転停車扱いのため、乗降は不可(扉は開くため、停車中に乗客がホームに降りて記念撮影などを行っている)。
  2. ^ ビッグキヨスクを改装し、2016年7月21日にオープンした。
  3. ^ 2008年(平成20年)3月14日までは、全列車が系統分断されていた。

出典

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本文中の出典

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  1. ^ a b c d e 阿波池田駅”. 四国旅客鉄道. 2015年12月30日閲覧。
  2. ^ a b c 阿波池田駅 駅構内図”. 四国旅客鉄道. 2015年12月30日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g 池田町史編纂委員会『池田町史 中巻』池田町、1983年。
  4. ^ 『JR全線全駅 2001年版』弘済出版社、2000年12月7日、507頁。 
  5. ^ 有人駅連絡先JR四国2022年3月5日閲覧
  6. ^ 阿部弘賢(2014年4月19日). “JR徳島線:全通100周年 記念乗車券を発売”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  7. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、105頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  8. ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、664頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  9. ^ 『交通年鑑 昭和63年版』 交通協力会、1988年3月。
  10. ^ 「阿波池田駅の改築完成」『交通新聞』交通新聞社、1990年4月6日、4面。
  11. ^ 「駅すてーしょん 阿波池田(土讃線)」『交通新聞』交通新聞社、1996年3月25日、2面。
  12. ^ a b “情報とくしま 3月11日・3月12日の催し”. 徳島新聞(朝刊) (徳島新聞社): p. 27. (2011年3月11日) 
  13. ^ a b 「みどりの券売機プラス」を16駅に設置します』(PDF)(プレスリリース)四国旅客鉄道、2021年7月26日。オリジナルの2021年7月29日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210729074010/http://jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2021%2007%2026.pdf2021年8月1日閲覧 
  14. ^ 徳島県立池田高等学校校歌が阿波池田駅の列車接近メロディーに!』(PDF)(プレスリリース)徳島県立池田高等学校同窓会 桜陵会/徳島県立池田高等学校/三好市/四国旅客鉄道、2022年3月29日。オリジナルの2022年3月29日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20220329085108/https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2022%2003%2029.pdf2022年3月29日閲覧 
  15. ^ 琴平町 1.条例、規則、要項等[リンク切れ]
  16. ^ JR四国お仕事紹介 No.7 運行管理”. JR四国25周年特設サイト. JR四国. 2013年11月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月22日閲覧。
  17. ^ 徳島JR3駅の記念スタンプ寄贈 香川の鉄道カメラマン - 朝日新聞デジタル(2012年11月20日付、2013年12月26日閲覧) ※インターネットアーカイブ
  18. ^ 「駅スタンプ寄贈します。」 - 坪内政美公式ブログII(2012年11月14日付、同年12月28日閲覧)
  19. ^ 徳島県教育委員会. “阿波池田駅メロディ校歌導入記念セレモニー開催!”. ikeda-hs.tokushima-ec.ed.jp. 2022年4月14日閲覧。
  20. ^ 交通新聞社『JR時刻表』2021年3月号
  21. ^ 外国人宿泊客が2年連続1万人超 徳島・大歩危祖谷」『徳島新聞』2018年1月18日。オリジナルの2022年4月21日時点におけるアーカイブ。2023年4月22日閲覧。
  22. ^ 長谷川千尋(2015年12月6日). “師走点描 街の夜を彩る光のオブジェ 三好で点灯式”. 朝日新聞(朝日新聞社)
  23. ^ 四国交通年譜(1963年.~ ) (PDF)
  24. ^ きっぷのご利用案内:JR四国”. www.jr-shikoku.co.jp. 2024年10月9日閲覧。
  25. ^ 取材班が選んだ珍地名(4)鼻毛&サラダ”. ニッポン旅マガジン. プレスマンユニオン. 2022年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月22日閲覧。

利用状況の出典

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関連項目

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外部リンク

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