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安国寺 (山形県山辺町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
安国寺
楼門。
楼門。
所在地 山形県東村山郡山辺町大寺518
位置 北緯38度18分14.0秒 東経140度15分19.6秒 / 北緯38.303889度 東経140.255444度 / 38.303889; 140.255444座標: 北緯38度18分14.0秒 東経140度15分19.6秒 / 北緯38.303889度 東経140.255444度 / 38.303889; 140.255444
山号 太平山
宗派 曹洞宗
本尊 阿弥陀如来
創建年 建武政権
開基 斯波兼頼
正式名 太平山 安国寺
別称 安国寺庭園、安國寺
文化財 山形県指定有形文化財
法人番号 3390005001002 ウィキデータを編集
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安国寺(あんこくじ)は、山形県東村山郡山辺町にある曹洞宗寺院山号は太平山。本尊阿弥陀如来

概要

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足利尊氏後醍醐天皇や、建武の新政を巡り没した戦没者の追倬として行った一国一寺(もしくは一塔)の一つ[1]

開山した当時の物は焼失したものの宝暦中(1751年 - 1764年)に再建された楼門式の山門(別名:仁王門)、鐘楼や、夢窓国師作とされている庭園など一部残っている部分もある[1]

歴史

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1356年延文元年)に、奥州探題斯波家兼の次男兼頼によって開基される。これにより南朝についた大江氏を押えることを目的に寺院城郭として整備、北朝の重要な軍事拠点となった。しかし室町幕府の権威が弱まると同時に明応元和頃に寺の力が弱まり、民衆による檀家制度に移行された[2]

1749年寛延2年)、1751年(宝暦元年)に火災にあい、一部が焼失したが、その後に再建される[2]

1910年(明治43年)9月26日に182.0 x 363.5の法量の針子図の絵馬が奉納された[3]

2015年平成27年)3月24日に楼門が山形県指定有形文化財に指定された[4]

アクセス

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脚注

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  1. ^ a b 山形県観光物産協会, 公益社団法人. “安国寺/安国寺庭園|観光スポット(山辺町・村山地方)|やまがたへの旅 - 山形県の公式観光・旅行情報サイト”. やまがたへの旅 - 山形県観光情報ポータルサイト. 2023年9月24日閲覧。
  2. ^ a b 安国寺(出羽国)”. www.dewatabi.com. 2023年9月23日閲覧。
  3. ^ 『山形県の絵馬 : 所在目録』山形県立博物館、1985年3月30日、42頁。 
  4. ^ 『山形県広報』平成27年3月24日(火) 第2632号
  5. ^ a b c d e 卍安國寺|山形県東村山郡山辺町 - 八百万の神”. 八百万の神 - 日本の神社・寺院検索サイト. 2023年9月24日閲覧。

関連項目

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