東村山郡
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人口23,153人、面積92.6km²、人口密度250人/km²。(2024年11月1日、推計人口)
以下の2町を含む。
郡域
[編集]1878年(明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記2町のほか、下記の区域にあたる。
- 山形市の一部(滝平、芳沢、常明寺、並柳、古館、[この間、耕地整理による町名変更のため不詳]、土樋のうち馬見ヶ崎川、双月町、上山家町、下山家町、上東山以北)
- 天童市の大部分(山口・川原子・道満・乱川・田麦野を除く)
歴史
[編集]郡発足までの沿革
[編集]知行 | 村数 | 村名 | |
---|---|---|---|
幕府領 | 幕府領 | 12村 | ●小塩村、向新田、●中野村、●南中野村、●北中野村、●見崎村、北山村、簗沢村、●久野本村、●風間村、●山元村、●矢野目村 |
旗本領(高力氏) | 2村 | 深堀村、大寺村 | |
藩領 | 上野館林藩 | 20村 | ●北高擶村、●南高擶村、●山寺村、●高木村、上東山村、●下東山村、高沢村、●清池村、杉下村、三河尻村、●上中野村、●漆山村、●貫津村、南蔵増村、北蔵増村、●七浦村、十文字村、大森村、●上荻野戸村、下荻野戸村 |
下総佐倉藩 | 19村 | 古館村、常明寺村、畑谷村、滝平村、根際村、大塚村、●下山家村、要害村、深沢村、北作村、上反田村、下反田村、●船町村、●吉野宿村、●陣場村、●江俣村、●大野目村、●上山家村、●高原村 | |
出羽天童藩 | 16村 | ●荒谷村、●青柳村、●千手堂村、成安村、土橋村、●灰塚村、中野目村、●寺津村、●小関村、大清水村、●窪野目村、●東中野村、芳賀村、●長岡村、●天童村、北目村(現・山辺町) | |
出羽山形藩 | 7村 | ●長町村、●印役村、●内表村、●志戸田村、●青野村、達磨寺村、●今塚村 | |
常陸土浦藩 | 7村 | 渋江村、藤内新田村、●老野森村、●北目村(現・天童市)、双月村、高野村、●落合村 | |
陸奥棚倉藩 | 6村 | 岡村、柳沢村、金沢村、大蕨村、山野辺村、●成生村 | |
館林藩・棚倉藩 | 1村 | 鮨洗村 | |
天童藩・土浦藩 | 1村 | ●奈良沢村 | |
幕府領・藩領 | 幕府領・山形藩 | 1村 | 長崎村 |
幕府領・土浦藩 | 1村 | 原町村 | |
旗本領(高力氏)・天童藩 | 1村 | 高楯村 | |
その他 | 寺社領 | 2村 | 中里村、切畑村 |
- 慶応2年6月19日(1866年7月30日) - 棚倉藩が武蔵川越藩に転封。棚倉藩には陸奥白河藩が転封。
- 慶応4年
- 明治元年
- 明治2年7月26日(1869年9月2日) - 酒田民政局の管轄区域に酒田県(第1次)が発足。
- 明治3年
- 明治4年
- 明治初年 - 高楯村が東高楯村・西高楯村に分村。(97村)
- 明治6年(1873年) - 深沢村が芳沢村に、北目村(現・山辺町)が北垣村にそれぞれ改称。
- 明治7年(1874年) - 旧・天童城郭内に田鶴町が起立。(1町97村)
- 明治9年(1876年) - 南中野村・北中野村が中野村に合併。(1町95村)
郡発足後の沿革
[編集]- 明治11年(1878年)11月1日 - 郡区町村編制法の山形県での施行により、村山郡のうち1町97村に行政区画としての東村山郡が発足。郡役所が天童村に設置[4]。
- 明治14年(1881年)(1町92村)
- 北高擶村・南高擶村が合併して高擶村となる。
- 南蔵増村・北蔵増村が合併して蔵増村となる。
- 上中野村が中野村に合併。
- 明治15年(1882年)(1町90村)
- 田鶴町・天童村が合併して天童町となる。
- 東中野村が中野村に合併。
- 明治18年(1885年) - 深堀村・山野辺村・東高楯村・西高楯村が合併して山辺村となる。(1町87村)
- 明治22年(1889年)4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。(1町23村)
- 天童町 ← 天童町、北目村、老野森村、久野本村(現・天童市)
- 成生村 ← 成生村、高木村、小関村、大清水村、南村山郡今町村(現・天童市)
- 蔵増村 ← 蔵増村、矢野目村、高野辺村、窪野目村(現・天童市)
- 津山村 ← 貫津村、山元村(現・天童市)
- 干布村 ← 奈良沢村、原町村、下荻野戸村、上荻野戸村(現・天童市)
- 山寺村 ← 山寺村(現・山形市)、荒谷村(現・天童市)
- 高瀬村 ← 下東山村、上東山村、切畑村、高沢村、中里村、大森村(現・山形市)
- 楯山村 ← 風間村、青柳村、十文字村、青野村(現・山形市)
- 鈴川村 ← 上山家村、下山家村、印役村、双月村、大野目村、高原村(現・山形市)
- 千歳村 ← 長町村、落合村(現・山形市)
- 出羽村 ← 漆山村、千手堂村、七浦村(現・山形市)
- 高擶村 ← 高擶村、清池村、長岡村、芳賀村(現・天童市)
- 寺津村 ← 藤内新田村、寺津村(現・天童市)
- 明治村 ← 中野目村、灰塚村、渋江村(現・山形市)
- 大郷村 ← 中野村、船町村、成安村、今塚村、見崎村(現・山形市)
- 金井村 ← 江俣村、陣場村、内表村、志戸田村、鮨洗村、吉野宿村、南村山郡陣場新田(現・山形市)
- 最上村 ← 長崎村、達磨寺村、向新田(現・中山町)
- 豊田村 ← 岡村、小塩村、土橋村、柳沢村、金沢村(現・中山町)
- 山辺村 ← 山辺村、三河尻村(現・山辺町)
- 大寺村 ← 大寺村、北垣村、杉下村(現・山辺町)
- 中村 ← 大蕨村、北山村(現・山辺町)
- 作谷沢村 ← 畑谷村、北作村、簗沢村(現・山辺町)
- 相模村 ← 根際村、要害村、大塚村(現・山辺町)
- 大曽根村 ← 古館村、上反田村、下反田村、滝平村、常明寺村、芳沢村(現・山形市)
- 明治24年(1891年)4月1日 - 郡制を施行。
- 明治29年(1896年)7月27日 - 山辺村が町制施行して山辺町となる。(2町22村)
- 明治30年(1897年)8月26日 - 最上村が町制施行・改称して長崎町となる。(3町21村)
- 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 大正15年(1926年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 昭和12年(1942年)7月1日 - 「東南村山地方事務所」が山形市に設置され、南村山郡とともに管轄。
- 昭和18年(1943年)4月1日 - 鈴川村・千歳村が山形市に編入。(3町19村)
- 昭和29年(1954年)10月1日(3町4村)
- 昭和30年(1955年)1月1日 - 高擶村・干布村が合併して豊栄村が発足。(3町3村)
- 昭和31年(1956年)
- 4月1日 - 大曽根村が山形市に編入。(3町2村)
- 6月1日 - 山寺村の一部(荒谷)が豊栄村、残部(山寺)が山形市に分割編入。(3町1村)
- 昭和33年(1958年)10月1日 - 天童町が市制施行して天童市となり、郡より離脱。(2町1村)
- 昭和37年(1962年)10月20日 - 豊栄村が天童市に編入。(2町)
- 平成13年(2001年) - 東南村山地方事務所が廃止。「村山総合支庁」が山形市に設置され、山形市・寒河江市・上山市・村山市・天童市・東根市・西村山郡・北村山郡とともに管轄。
変遷表
[編集]自治体の変遷
明治22年以前 | 明治22年4月1日 | 明治22年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和29年 | 昭和30年 - 昭和64年 | 平成1年 - 現在 | 現在 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
天童町 | 天童町 | 昭和29年10月1日 天童町 |
昭和33年10月1日 市制 |
天童市 | 天童市 | ||
成生村 | 成生村 | ||||||
蔵増村 | 蔵増村 | ||||||
津山村 | 津山村 | ||||||
寺津村 | 寺津村 | ||||||
北村山郡 田麦野村 |
北村山郡 田麦野村 | ||||||
北村山郡 山口村 |
北村山郡 山口村 | ||||||
高擶村 | 高擶村 | 高擶村 | 昭和30年1月1日 豊栄村 |
昭和37年10月20日 天童市に編入 | |||
干布村 | 干布村 | 干布村 | |||||
山寺村 | 山寺村 | 山寺村 | 昭和31年6月1日 豊栄村に編入 | ||||
昭和31年6月1日 山形市に編入 |
山形市 | ||||||
鈴川村 | 昭和18年4月1日 山形市に編入 |
||||||
千歳村 | |||||||
高瀬村 | 高瀬村 | 昭和29年10月1日 山形市に編入 | |||||
楯山村 | 楯山村 | ||||||
出羽村 | 出羽村 | ||||||
明治村 | 明治村 | ||||||
大郷村 | 大郷村 | ||||||
金井村 | 金井村 | ||||||
大曾根村 | 大曾根村 | 大曾根村 | 昭和31年4月1日 山形市に編入 | ||||
最上村 | 明治30年8月26日 町制改称 長崎町 |
昭和29年10月1日 中山町 |
中山町 | 中山町 | 中山町 | ||
豊田村 | 豊田村 | ||||||
山辺村 | 明治29年7月27日 町制 |
昭和29年10月1日 山辺町 |
山辺町 | 山辺町 | 山辺町 | ||
大寺村 | 大寺村 | ||||||
中村 | 中村 | ||||||
作谷沢村 | 作谷沢村 | ||||||
相模村 | 相模村 |
行政
[編集]- 歴代郡長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 明治11年(1878年)11月1日 | |||
大正15年(1926年)6月30日 | 郡役所廃止により、廃官 |
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 6 山形県、角川書店、1981年12月1日。ISBN 4040010604。
- 旧高旧領取調帳データベース
関連文献
[編集]- 『東村山郡史. 巻之1』東村山郡、1919年。NDLJP:927078。
- 『東村山郡史. 巻之2』東村山郡、1919年。NDLJP:927079。
- 『東村山郡史. 巻之3』東村山郡、1919年。NDLJP:927080。
- 『東村山郡史. 巻之4』東村山郡、1919年。NDLJP:927081。
- 『東村山郡史. 巻之5』東村山郡、1919年。NDLJP:927082。
- 『東村山郡史. 続編 巻1』東村山郡、1923年。NDLJP:927076。
- 『東村山郡史. 続編 巻2』東村山郡、1923年。NDLJP:927077。
関連項目
[編集]先代 村山郡 |
行政区の変遷 1878年 - |
次代 (現存) |