安部駅
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安部駅 | |
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駅舎(2009年11月) | |
あべ Abe | |
◄隼 (2.7 km) (2.7 km) 八東► | |
鳥取県八頭郡八頭町日下部字徳尾1236-2 | |
所属事業者 | 若桜鉄道 |
所属路線 | ■若桜線 |
キロ程 | 7.1 km(郡家起点) |
電報略号 | アヘ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
54人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1932年(昭和7年)2月5日[1] |
備考 | 簡易委託駅 |
安部駅(あべえき)は、鳥取県八頭郡八頭町日下部字徳尾にある、若桜鉄道若桜線の駅。
歴史
[編集]若桜線の開業は1930年(昭和5年)12月1日であるが、ホームの位置を線路の東側・西側のどちらに設置するかという問題が政治的対立にまで発展した影響により、若桜線の隼駅 - 若桜駅の開業から1年2ヶ月後の開業となった。
因果関係は不明だが、安倍駅の駅舎は構造がやや変わっており「玄関が線路と並行に向いていて、ホームのすぐそばで線路を横切る道路に面している。」という構造になっている[2] 。
年表
[編集]- 1932年(昭和7年)2月5日:国鉄若桜線の隼駅 - 八東駅間に新設開業[1]。旅客・貨物の取扱を開始[1]。
- 1962年(昭和37年)
- 1971年(昭和46年)以前:貨物側線撤去[2]。
- 1987年(昭和62年)
- 2008年(平成20年)7月23日:駅本屋およびプラットホーム(ともに1932年建築)が国の登録有形文化財に登録される[5][6]。
駅名の由来
[編集]- 駅舎のある日下部地区と、八東川の対岸にある安井宿地区とで駅名の争奪戦が起きた結果、双方から1字ずつ取ったことによる。周辺に「安部」という地名はない(駅開業以降に発足した団体等の名称に使用されていることはある)。
駅構造
[編集]若桜方面に向かって左側に単式1面1線のホームを持つ地上駅(停留所)。便所は改札外に男女共用の水洗式便所がある。
駅本屋は理髪店と一体化しており、出札業務が同店に簡易委託され、理髪店のオーナーが駅長を兼務している。なお、理髪店の休業日は無人駅となる。
利用状況
[編集]1日の平均乗降人員は以下の通りである[7]。
乗降人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2011年 | 52 |
2012年 | 33 |
2013年 | 33 |
2014年 | 31 |
2015年 | 29 |
2016年 | 40 |
2017年 | 48 |
2018年 | 54 |
駅周辺
[編集]- 日下部簡易郵便局
- 遠藤農園
- 八頭町立安部小学校 - 2017年3月閉校
- 安部保育所
- 安部地区公民館
- 安部地区総合運動公園
- ふれあいスポーツセンター
- 八頭郵便局
- 平木山
- 新興寺
- 八東川
- 国道482号
- 鳥取県道153号才代船岡線
その他
[編集]- 映画「男はつらいよ 寅次郎の告白」のロケ地となったことがあり、ホーム脇に記念植樹されている。また、駅舎には同映画に因んだぬいぐるみが置かれている。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、326頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 『シーナリィガイド』河田耕一、機芸出版社、1974年、p.180-188「若櫻線」(元記事は『鉄道模型趣味』No.277・278、1971年7・8月号掲載)
- ^ 「七駅を部外委託 米鉄、非採算線区を合理化」『交通新聞』交通協力会、1962年3月18日、1面。
- ^ 「通報 ●若桜線隼駅ほか3駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1974年10月31日、2面。
- ^ 若桜鉄道安部駅本屋(2008年〈平成20年〉7月8日指定、登録有形文化財)、国指定文化財等データベース(文化庁) 2024年1月14日閲覧。
- ^ 若桜鉄道安部駅プラットホーム(2008年〈平成20年〉7月8日指定、登録有形文化財)、国指定文化財等データベース(文化庁) 2024年1月14日閲覧。
- ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ - 国土交通省、2021年3月10日閲覧