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室見川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
室見川
室見川河口域から博多湾を望む(福岡市早良区
水系 室見川
種別 二級河川
延長 15.1 km
平均流量 -- m3/s
流域面積 99.1 km2
水源福岡県糸島市瑞梅寺)
水源の標高 -- m
河口・合流先 博多湾
福岡県福岡市西区/早良区
流域 糸島市福岡市
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地図
地図

室見川(むろみがわ)は、福岡県の主に福岡市を流れ博多湾に注ぐ二級河川

地理

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福岡県糸島市瑞梅寺に源を発し概ね北流。福岡市西区愛宕浜早良区百道浜の境界(シーサイドももち地区の西側)から博多湾に注ぐ。

最上流部には福岡市の水源となる曲渕ダムがあり、そのさらに上流は八丁川で、野河内(のごうち)渓谷等の美しい渓流となり、糸島市の水無鍾乳洞に至る。

農耕地の広がる中流部は「ホタルの里」として知られており、1989年4月には、「室見川中上流一帯のほたる」が、環境庁の「ふるさといきものの里100選」に選定された。

下流の市街地には、延長4.7 kmにおよぶ室見川河畔公園が作られ、市民の憩いの場となっている。この公園は、1993年度に「福岡アメニティ百選」の一つに選定されている。

河口付近では干潟があり、毎年2月から4月はじめにかけてからは名物の白魚(しろうお)(地元では「しらうお」と呼ばれることもあるが、標準和名は「シロウオ」)が博多湾からのぼってくる。

自然

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鳥類

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室見川は、福岡の街中を流れるにもかかわらず、毎年100種類を超える野鳥が観察される。河口部では冬にスズガモなどのカモ類やカモメ類が多く見られ、下流から中流にかけてはカワセミバンカイツブリが、上流部にはヤマセミカワガラス等の渓流の鳥が繁殖している。

室見川では1984年2月に日本で初めてハシボソカモメが観察されたと言う記録もあり(その後1991年頃まで毎冬見られたという)、2001年夏にはヤマショウビンが1か月以上も滞在した記録がある。

福岡市の海の鳥であるユリカモメが多く生息している。

魚類

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上述のように下流域の浅瀬 - 干潟にはシロウオが、中流域には準絶滅危惧種のオヤニラミ[1]が、上流域にはヤマメが生息する[2]。また、過去にはタナゴ類も棲息が確認されている。

春には川沿いを桜が咲く(室見駅より南へ約3 kmの橋本橋より下流方向を撮影/2010年3月28日)

河川施設および支流

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曲渕ダム
  • 水無鍾乳洞(福岡県糸島市瑞梅寺)
  • 曲渕ダム(福岡市水道局、福岡県福岡市早良区大字曲渕)

橋梁

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上流から

流域の観光地

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福岡タワーより望む室見川

交通手段

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河口部や下流部は、福岡市営地下鉄室見駅又は橋本駅まで行き、そこから徒歩で回るのが便利。 中流部や上流部は、駐車場が少ないので、車で行く際には注意が必要である。

脚注

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  1. ^ オヤニラミ | 種の解説|福岡県レッドデータブック”. biodiversity.pref.fukuoka.lg.jp. 2022年5月16日閲覧。
  2. ^ サクラマス(ヤマメ) | 種の解説|福岡県レッドデータブック”. biodiversity.pref.fukuoka.lg.jp. 2022年5月16日閲覧。

関連項目

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