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宮之浦港 (屋久島町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
宮之浦港
宮之浦港待合所
所在地
日本の旗 日本
所在地 鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦
座標 北緯30度25分51.1秒 東経130度34分19.9秒 / 北緯30.430861度 東経130.572194度 / 30.430861; 130.572194座標: 北緯30度25分51.1秒 東経130度34分19.9秒 / 北緯30.430861度 東経130.572194度 / 30.430861; 130.572194
詳細
管理者 鹿児島県
種類 地方港湾
統計
統計年度 2015年度
発着数 3,065隻(3,105,542総トン)[1]
旅客数 270,477人[2]
公式サイト 鹿児島県

宮之浦港(みやのうらこう)は、鹿児島県熊毛郡屋久島町にある地方港湾。鹿児島県が管理している[3]

概要

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屋久島の北東岸に位置する湾で、東シナ海に面している。古くは屋久杉の積み出し港として栄えた。現在は鹿児島種子島方面のフェリー・ジェットフォイル航路が発着し、屋久島の玄関口となっている。近年はクルーズ客船が年間20回程度寄港する[4]

港則法の適用港で、港湾区域は肥瀬ノ埼から0度800メートルの地点まで引いた線、同地点から塚埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた海面並びに宮之浦橋下流の宮之浦川水面と定められている。

2015年度の発着数は3,065隻(310万5,542総トン)[1]、利用客数は27万477人(乗船12万9,603人、下船14万874人)である[2]

航路

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高速船

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種子屋久高速船が運航するボーイング929(ジェットフォイル)「トッピー」「ロケット」が通常期4往復、繁忙期5往復運航している。全便が西之表港種子島)に寄港するが、一部は当港が先回りとなる。また、一部は指宿港を経由する。

フェリー

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  • 宮之浦港 - 鹿児島港(南埠頭旅客ターミナル)
折田汽船が運航する「フェリー屋久島2」が1日1往復運航している。
  • 宮之浦港 - 西之表港(種子島) - 鹿児島港(谷山港二区)
鹿児島商船グループの新屋敷商事が運航する「はいびすかす」が1日1往復運航している。

村営航路

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屋久島町が運航する「フェリー太陽[5]が1日1往復運航している[注釈 1]

奄美航路(社会実験)

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  • 那覇港(那覇ふ頭) - 本部港 - 与論島(与論港・供利地区) - 沖永良部島(和泊港) - 徳之島(亀徳港) - 奄美大島(名瀬港・新港地区) - 宮之浦港 - 鹿児島新港
マルエーフェリーが運航する。2018年3月4日より、鹿児島と奄美群島および沖縄を結ぶ航路のうち、一部の上り便について条件付きながら寄港が開始された。国土交通省の船旅活性化モデル地区事業を活用して約1年間の期限つきで実施される社会実験であり[8][9]、事前の予約人数が2人以上(当初は20人以上)ある場合のみ寄港する。運賃は名瀬から宮之浦港の区間に限り助成が適用される(名瀬以南から通して乗船する場合は、名瀬以南と以北の運賃を合算する)。当港からの乗船は不可[8][10]

港湾施設

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宮之浦地区

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フェリー、ジェットフォイルが発着する。宮之浦港フェリーターミナル、トッピーターミナル、ロケットターミナル(運航会社合併により集約)が設けられている[11]

  • -7.5m岸壁(-7.5m)[12]
  • -5.5m岸壁(-5.5m)[12]
  • 高速船浮桟橋

火之上山地区

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クルーズ客船の寄港に対応するため、宮之浦地区の対岸に新たに整備され2006年度に完成した。3万トン級のクルーズ客船が接岸可能である[12]

  • -7.5m岸壁(-7.5m×250m)[12]

関連項目

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脚注

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注釈

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  1. ^ 2016年(平成28年)5月2日に航路改善協議会が発足し、航路の評価分析と経営の課題把握に向けた協議が始まった[6]。問題を具体的に捉えて解決策に結びつける、航路改善計画を2017年(平成29年)に発表、口永良部航路は生活支援のため増便し、希望の多い1日2往復を限定的に設定するか検討がされる。対する島間航路は他の事業者の提供するサービスで代替できるため、口永良部航路に予算配分を厚くするなど、実証運航などを通じて対策が討議された[7]

出典

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  1. ^ a b 港湾統計(平成27年度)第2部第1表
  2. ^ a b 港湾統計(平成27年度)第2部第2表
  3. ^ 日本の港一覧 > 宮之浦港(九州エリア/鹿児島県)”. 国土交通省港湾局産業港湾課、観光庁国際観光課. 2020年7月13日閲覧。
  4. ^ お気軽にクルーズ客船のお見送りに参加ください!|人と自然と。世界自然遺産屋久島”. 屋久島町観光まちづくり課 観光推進係. 2020年7月11日閲覧。
  5. ^ 屋久島町船舶建造委員会. “新造船の「船名」を募集します | 令和2年3月10日(火)から令和2年 3月31日(火)まで”. 屋久島町政策推進課 企画調整係. 2020年7月11日閲覧。
  6. ^ 【フェリー太陽】航路改善計画を策定しました | 人と自然と。世界自然遺産屋久島”. 2020年7月11日閲覧。
  7. ^ 航路改善計画 宮之浦〜口永良部・島間航路(様式第2-12号の3 )』(pdf)屋久島町、2017年3月14日http://www.town.yakushima.kagoshima.jp/t_yakushima/wp-content/uploads/2017/03/4cee7897ef9ef880a324a00ce85a908f.pdf 
  8. ^ a b 屋久島に寄港、実証実験開始…マルエーフェリー奄美―鹿児島」『読売新聞』2018年3月6日。2018年6月29日閲覧。
  9. ^ 屋久島ルート利用者千人達成 マルエーフェリー”. 南海日日新聞 (2019年11月13日). 2020年7月11日閲覧。
  10. ^ 屋久島寄港に関するQ&A”. マルエーフェリー. 2018年6月29日閲覧。
  11. ^ ◇ 優良工事 : 宮之浦港改修工事(1工区) : 株式会社森建設”. 鹿児島県. 令和元年度 鹿児島県土木部優良工事等熊毛支庁建設部長表彰式. 鹿児島県熊毛支庁 建設部建設課 (2019年11月11日). 2020年7月11日閲覧。
  12. ^ a b c d 第8 地域づくり (3) 港湾』鹿児島県熊毛支庁、2009年8月、168-170頁https://www.pref.kagoshima.jp/ap01/chiiki/kumage/chiiki/documents/h2108tiikizukuri.pdf2020年7月13日閲覧 

参考文献

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港湾統計(年報)』国土交通省、2016年https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00600280&kikan=006002017年4月16日閲覧 

外部リンク

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