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宮古製糖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
宮古製糖株式会社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
906-0108
沖縄県宮古島市城辺字砂川836番地
設立 1959年(昭和34年)8月26日[1]
業種 食料品
法人番号 3360001013870
事業内容 砂糖(分蜜糖・黒砂糖)の製造及び販売、糖蜜の販売[2]
代表者 代表取締役社長 山城 一成[3][4]
資本金 3億8064万円[1]
従業員数 115名(2020年10月現在)[4]
外部リンク https://www.miyako-seitou.co.jp/
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宮古製糖株式会社(みやこせいとう)は、沖縄県宮古島市に本社を置く製糖会社である。

概要

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宮古島市宮古島の城辺工場、同伊良部島の伊良部工場、宮古郡多良間村多良間島の多良間工場の3つの製糖工場で製糖を行っている[1]。このうち、多良間工場は多良間村が建設したもので、宮古製糖はその指定管理者として操業している[5][6]

城辺工場、伊良部工場で生産された分蜜糖(粗糖)は原料糖として出荷され[7][8]、本土の大手製糖業者の工場で上白糖等に加工される[9]。一方、多良間工場で生産された含蜜糖黒糖)は、多良間島の特産品として販売されている[9][10][11]

工場

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  • 多良間工場
    • 所在地 - 〒906-0601 沖縄県宮古郡多良間村字塩川2795番地
    • 含蜜糖(黒糖)工場[12]
    • 公称能力 - 250t/日[5]
  • 城辺工場
    • 所在地 - 〒906-0108 沖縄県宮古島市城辺字砂川836番地
    • 分蜜糖(粗糖)工場[12]
    • 公称能力 - 1,800t/日
  • 伊良部工場
    • 所在地 - 〒906-0503 沖縄県宮古島市伊良部字伊良部1391番地
    • 分蜜糖(粗糖)工場[12]
    • 公称能力 - 490t/日

沿革

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  • 1959年(昭和34年)8月26日
    • 宮古製糖株式会社設立。城辺工場を設立[13]
    • 12月 - 宮古製糖株式会社が大阪製糖株式会社(現三井製糖株式会社)と提携[14]
  • 1960年(昭和35年)12月4日 - 宮古製糖株式会社操業開始[15]
  • 1961年(昭和36年)11月 - 伊良部製糖株式会社が大阪製糖株式会社と提携[14]
  • 1965年(昭和40年)7月24日 - 宮古製糖、伊良部製糖、宮多製糖の合併をめぐり宮古農民騒動が発生[16][17][18]
  • 1971年(昭和46年)9月 - 宮古製糖株式会社が、伊良部製糖株式会社及び宮多製糖株式会社を吸収合併[13]

多良間工場

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  • 1964年(昭和39年) - 多良間村農協の製糖施設を譲受け、宮多製糖株式会社が設立される(公称能力 50t/日)[1]
  • 1965年(昭和40年) - 糖業振興法に基づき増設を行い、公称能力が120t/日になる
  • 1971年(昭和46年)9月 - 合併により、宮多製糖株式会社は宮古製糖株式会社多良間工場となる。
  • 1976年(昭和51年) - 多良間工場が新築移転し、公称能力が250t/日になる
  • 2018年(平成30年) - 多良間工場の隣地に新工場完成[5][6][19]

脚注

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  1. ^ a b c d 会社概要 宮古製糖株式会社
  2. ^ グループ会社 三井製糖株式会社
  3. ^ “3期連続で赤字決算/宮古製糖株主総会”. 宮古毎日新聞. (2020年9月26日). http://www.miyakomainichi.com/2020/09/133275/ 
  4. ^ a b 求人情報”. ハローワークインターネットサービス. 厚生労働省. 2020年12月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月20日閲覧。
  5. ^ a b c “指定管理で協定書締結/村と宮糖 多良間の新製糖工場/黒糖づくりへ相互協力”. 宮古毎日新聞. (2018年11月18日). http://www.miyakomainichi.com/2018/11/114291/ 
  6. ^ a b “新製糖工場の指定管理協定締結、多良間村と宮糖”. 宮古新報. (2018年11月17日). http://miyakoshinpo.com/news.cgi?no=20439&continue=on 
  7. ^ “原料糖を初出荷/宮古製糖伊良部工場”. 宮古毎日新聞. (2017年12月28日). http://www.miyakomainichi.com/2017/12/104726/ 
  8. ^ “原料糖を初出荷/宮古製糖城辺工場”. 宮古毎日新聞. (2018年1月7日). http://www.miyakomainichi.com/2018/01/104920/ 
  9. ^ a b 田中高「日本製糖業の現状と課題について 縮小する市場と経営環境」『産業経済研究所紀要』第26号、中部大学産業経済研究所、2016年6月、37-60頁。 
  10. ^ 多良間島の特産品” (2009年3月22日). 2018年11月27日閲覧。
  11. ^ たらまの黒糖”. 2018年11月27日閲覧。
  12. ^ a b c 黒糖を使った地域との交流活動の試み 沖縄県
  13. ^ a b 宮古製糖が創立50周年、社業発展の決意新た 宮古新報、2009年11月25日
  14. ^ a b 斉藤高宏「沖縄のサトウキビ生産と糖業に関する「覚書」(下)」『農総研季報』第35巻、農林水産省農業総合研究所、1997年9月、25-61頁。 
  15. ^ 『宮古概観 平成28年度版』第9章 その他資料 (PDF) 沖縄県総務部宮古事務所、2017年3月
  16. ^ “宮古農民弾圧事件から50年、語る会が声明発表”. 宮古新報. (2015年7月25日). http://miyakoshinpo.com/news.cgi?no=13010&continue=on 
  17. ^ “宮古農民弾圧事件50年、語る会が記念誌を発刊”. 宮古新報. (2016年1月19日). http://miyakoshinpo.com/news.cgi?no=14135&continue=on 
  18. ^ 仲宗根將二「戦後50年 宮古の現状と課題~自然と文化の変容~」(PDF)『平良市総合博物館紀要』第6号、平良市総合博物館、1999年3月、33-46頁。 
  19. ^ “宮糖多良間工場 42年間シンボルの煙突を解体”. 宮古新報. (2018年8月8日). http://miyakoshinpo.com/news.cgi?no=19803&continue=on 

関連項目

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外部リンク

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