宮尾五郎
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宮尾 五郎(みやお ごろう、1900年(明治33年)9月1日[1] - 1999年(平成11年)2月26日[2])は、昭和時代前期の台湾総督府官僚。台南州知事。
経歴
[編集]宮尾勝次郎の六男として[3]、長野県更級郡栄村(現長野市)に生まれる[1]。旧制松本高等学校を経て[4]、1926年(大正15年)3月、東京帝国大学法学部を卒業し、在学中の1925年(大正14年)11月に高等試験行政科に合格する[1]。大学卒業後直ちに台湾総督府警務局に奉職し高雄州高等警察課長、台南州教育課長、警察官及司獄官練習所教官兼府事務官警務課勤務巡査懲戒委員、高雄州警務部長を経て、1936年(昭和11年)10月、基隆税関監視部長に転じた[1]。その後、警務局理蕃課長、同衛生課長、新竹州総務部長、警務局警務課長、同理蕃課長を経て[3]、台南州知事に任じた。1943年正五位に叙された[4]。
戦後は1960年長野市監査委員、1965年長野県教育委員会委員長[4]。