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宮崎隆睦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
宮崎 隆睦
生誕 (1969-05-23) 1969年5月23日(55歳)
出身地 日本の旗 日本兵庫県神戸市須磨区
学歴 甲南大学卒業
ジャンル フュージョン
職業 サクソフォーン奏者
担当楽器 サクソフォーン
ウインドシンセサイザー
共同作業者 T-SQUARE
A.O.I.
Teatro Raffinato
Tri Horn Buffalo
ベリーメリーオーケストラ
公式サイト 宮崎隆睦 公式HP
著名使用楽器
ヤナギサワ SC-9937PGP(ソプラノ・サックス)
EWI
NuRAD

宮崎 隆睦(みやざき たかひろ、1969年5月23日 - )は、兵庫県神戸市須磨区出身のサクソフォーン奏者。血液型A型。

来歴・人物

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甲南中学校入学後、13歳のときからサクソフォーンを始め、16歳のときに地元のジャズクラブなどで音楽活動を始めた。

甲南大学経営学部卒業後、1992年9月渡米。バークリー音楽院に入学、3年間の在学中にナタリー・コールナット・アダレイと共演。

帰国後、織田裕二古内東子のツアーに参加。

1997年発売の織田の楽曲「Love Somebody」のPVに参加。

1998年T-SQUAREに加入。

2000年、T-SQUAREを退団、ソロ活動のほか、加入前に結成したバンド「Back Bay Gang」の活動も行う。演奏家の活動の他、講師として後進の育成に励んでいる。

EWIプレイヤーとしても知られているが、T-SQUARE加入が決まってから使用を始めた(後述)。

2004年11月9日、高橋亜土とのユニット「A.O.I.」CD『Mouth to Hands』がCHIKEN GEORGE RECORDSよりリリース。

2006年1月18日、T-SQUARE退団後初のソロアルバム『Nostalgia』がポニーキャニオンよりリリース。本作はカバーアルバムであり、T-SQUAREのアルバム『Sweet & Gentle』の表題曲も収録されている。

2006年5月23日、青木智仁の新生・青木バンドのサックス奏者としてライブを行った。

2010年8月31日、アルソ出版よりEWI教則本『EWI MASTER BOOK』を発売。

2010年12月22日、バークリー時代からの仲間でもありBack Bay Gangのメンバーでもあるベーシスト下野ヒトシと共に「Teatro Raffinato」を結成。メンバーは2人だが、ライブでは弦カル・ピアノ・ドラム&パーカッションのサポートを迎え、重厚感のある質の良い空間を提供している。

2011年5月27日、トランペット奏者・ふさはらただひろ、ベーシスト日野賢二らと共に新バンド「Tri Horn Buffalo」始動。

2015年、松木隆裕、上杉雄一、入山和代、東條あづさらとHornsユニット「B-sty Horns(ビースティ・ホーンズ)」を結成。

使用楽器

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EWI 5000、EWI USBを所有しているが、メインはEWI 4000[1][出典無効]

EWI 1000はヤフオク!で購入したがブレスセンサーが壊れていた。そのため、AKAIにある最後のブレスセンサーをつけている。ヤフオク!で落札したことが知れてから1000の相場が上がってしまった[1]

EWIは3020から始めた。T-SQUAREの35周年の際のレコーディングでも使用した[1]

2022年頃からはリリコンも使用している[2]

サックスはヤナギサワ。使用楽器はソプラノ SC-9937PGP、アルト A-WO37PGP、テナー T-9937PGP、リードはRICO[3]、マウスピースはヤナギサワ製、メタル(総銀)の7番[1]

ベリーメリーオーケストラ

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2008年12月21日、バークリー音楽院にゆかりのあるメンバーで結成した「木原健太郎withベリーメリーオーケストラ」名義でCDをリリース。

2010年4月7日、バンド名称が「ベリーメリーオーケストラ」になり、公式サイトがオープン。

その他・エピソード

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EWIは、T-SQUARE入団直前に事務所からEWI3020とEWI3030を同時に手渡され、「2週間で最低でも『TRUTH』は吹けるように」と言われ、宮崎は地獄のような練習をしたという。その2週間の練習後は『GRAVITY』の収録だった。この時の経験が『EWI MASTER BOOK』の制作に役立っているという[4]伊東たけし本田雅人はEWIを全てC調で吹いているが、宮崎はアルトサックスの経験が長いことからE♭調にトランスポーズして吹くことが多い。

T-SQUAREでの在籍期間は2年と短かったため、演奏していない楽曲も多い[1]

よくコピーしたのはデイヴィッド・サンボーングローヴァー・ワシントン・ジュニア渡辺貞夫。高校時代はT-SQUAREのコピーバンドをしていた[1]

実家は鋼材販売の会社を経営していた[1][5]

著書

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  • Peter Weniger 著、宮崎隆睦 訳『ファンクを極める本物のエチュード ブリードイズファンキン Bフラットインストゥルメンツ 2CD付』エー・ティ・エヌ(原著2006年10月27日)。ISBN 978-4754936242 
  • Peter Weniger 著、宮崎隆睦 訳『ファンクを極める本物のエチュード ブリードイズファンキン バスクレフインストゥルメンツ 2CD付』エー・ティ・エヌ(原著2006年11月10日)。ISBN 978-4754936273 
  • Peter Weniger 著、宮崎隆睦 訳『ファンクを極める本物のエチュード ブリードイズファンキン E♭インストゥルメンツ 2CD付』エー・ティ・エヌ(原著2006年11月10日)。ISBN 978-4754936259 
  • ギルソン・シャクニック 著、宮崎隆睦 訳『初心者のための ビギニング・イヤー・トレーニング CD付』エー・ティ・エヌ(原著2008年4月19日)。ISBN 978-4754932411 
  • 宮崎隆睦『EWI MASTER BOOK CD付 教則完全ガイド』アルソ出版(原著2010年8月31日)。ISBN 978-4873122045 
  • 古谷光広、宮崎隆睦、COLORFUL『EWI BEST Maniax! 演奏+カラオケCD付き楽譜』アルソ出版〈EWI BESTシリーズ〉(原著2011年12月15日)。ISBN 978-4873122236 
  • 宮崎隆睦『極上テクニックをDVDで学ぶ 宮崎隆睦/アルト・サックス・アドリブ・メソッド』ドレミ楽譜出版社(原著2013年8月30日)。ISBN 978-4285137170 
  • 宮崎隆睦『EWI MASTER BOOK CD付 教則完全ガイド 改訂版[USB/4000/5000対応]』アルソ出版(原著2015年8月26日)。ISBN 978-4873123493 
  • ギルソン・シャクニック 著、宮崎隆睦 訳『リズムと音符につよくなる 楽譜初心者のための やさしいイヤートレーニング CD付』エー・ティ・エヌ(原著2018年10月26日)。ISBN 978-4754932459 
  • 宮崎隆睦『宮崎隆睦 サックス アドリブマスターブック(CD付)』シンコーミュージック(原著2020年3月16日)。ISBN 978-4401648139 

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e f g 2015年4月2日放送 東京メトロ東西線ニコ生レコ―ディーングにおける本人による発言より。
  2. ^ 宮崎隆睦 [@takahiro_miya] (2022年4月7日). "宮崎本人のポスト". 2022年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。X(旧Twitter)より2024年1月2日閲覧
  3. ^ ヤナギサワ楽器”. 2018年4月18日閲覧。
  4. ^ アルソ出版『EWI MASTER BOOK』より。
  5. ^ 神戸大橋に使用されている材料等を提供していた。川崎重工も得意先の一つであった。

外部リンク

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