富山北口駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
富山北口駅
とやまきたぐち
Toyamakitaguchi
新富山 (1.0 km)
(1.7 km) 八ヶ山
地図
所在地 富山県富山市畑中
北緯36度42分11.6秒 東経137度11分57.3秒 / 北緯36.703222度 東経137.199250度 / 36.703222; 137.199250座標: 北緯36度42分11.6秒 東経137度11分57.3秒 / 北緯36.703222度 東経137.199250度 / 36.703222; 137.199250
所属事業者 富山地方鉄道
所属路線 射水線
キロ程 1.0 km(新富山起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1924年大正13年)10月12日
廃止年月日 1980年昭和55年)4月1日
備考 射水線廃線に伴い廃駅
テンプレートを表示

富山北口駅(とやまきたぐちえき)は、富山県富山市畑中にあった富山地方鉄道射水線廃駅)である。射水線の廃線に伴い1980年昭和55年)4月1日に廃駅となった。

歴史[編集]

駅構造[編集]

廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった[7]。ホームは線路の西側(新港東口方面に向かって左手側)に存在した[7]。かつては相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な交換駅であった[7]。駅舎側ホーム(西側)が下り線、対向側ホーム(東側)が上り線となっていた。使われなくなった対向ホーム側の1線は、交換設備運用廃止後は撤去されたが、ホームは残存していた[7]

業務委託駅となっていた[7]。駅舎は構内の南西側に位置しホーム南側に接していた[7]。周囲より若干高台にあり、駅舎入口へは階段を上る必要があった[8]。入口はホームに対し90度の角度で駅舎の南側に設置されていた[8]。ホームに待合所代わりの上屋を有した[7]

駅周辺[編集]

附近に学校があり、通学客が多く利用した[7]

駅跡[編集]

廃線後は代行バスの停留所となった[3]。1997年(平成9年)時点では、附近の線路跡は富山地鉄バス専用道路となっており、上下線の2つのホームが、ともに道路脇に雑草が生い茂った、朽ち果てた姿で残存していた[9]。その後当駅跡附近の地鉄バス専用道路は廃止され、2006年(平成18年)5月時点では駅跡は駐車場となっており[8]、2010年(平成22年)時点でも同様であった[10]

隣の駅[編集]

富山地方鉄道
射水線
新富山停留場 - 富山北口駅 - 八ヶ山駅

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 6 北信越』(監修:今尾恵介新潮社2008年10月発行)34ページより。
  2. ^ a b c d e 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く3 北陸・信州・東海編』(JTBパブリッシング2010年4月発行)211-212ページより。
  3. ^ a b c d 『保存版 ふるさと富山市』(2009年7月18日、郷土出版社発行)152ページ。
  4. ^ 富山地方鉄道株式会社編、『富山地方鉄道五十年史』(882及び884頁)、1983年(昭和58年)3月、富山地方鉄道
  5. ^ 書籍『RM LIBRARY 107 富山地鉄笹津・射水線』(著:服部重敬、ネコ・パブリッシング、2008年7月発行)35,45ページより。
  6. ^ 書籍『新 消えた轍 7 北陸』(著:寺田裕一、ネコ・パブリッシング、2010年12月発行)49-52ページより。
  7. ^ a b c d e f g h i 『RM LIBRARY 107』36,41ページより。
  8. ^ a b c d 書籍『富山廃線紀行』(著:草卓人、桂書房、2008年7月発行)62ページより。
  9. ^ 書籍『鉄道廃線跡を歩くIII』(JTBパブリッシング、1997年5月発行)108ページより。
  10. ^ 『新 鉄道廃線跡を歩く3』48-49ページより。

関連項目[編集]