寺本一郎
| Ichiro TERAMOTO | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 名前 | 寺本 一郎 |
| 生年月日 | 1940年1月28日（84歳） |
| 身長 | 165 cm (5 ft 5 in) |
| 体重 | 67 kg (148 lb) |
| 国籍 |
 日本 |
| 出身地 | 兵庫県 |
| 経歴 | |
寺本 一郎（てらもと いちろう、1940年1月28日 - ）は兵庫県出身のプロゴルファー。
来歴
[編集]川西市立東谷中学校卒業後の1966年にプロ入りし[1]、1972年の日本プロでは中村通・松田司郎と並んでの7位タイ[2]、1975年のスポーツ振興インターナショナルでは高橋信雄と並んでの5位タイ[3]に入った。
1978年の日本プロマッチプレーでは準決勝で青木功と対戦し、5番パー3で先に青木に15ヤードのチップインを決められるが、寺本も同じような距離をチップインさせる粘りを発揮[4]。7番で70cmにつけて寺本がリードすると、10番で青木が取り返し、11番で寺本が1.5mを入れると、12番で今度は青木が3mを入れる[4]。寺本が先手を取るが青木が離れない、という展開は15番で初めて青木がリードし、16番で50cmにつけて2アップとリードを広げた[4]。ドーミーホールの17番パー３で、グリーン手前にショートした青木は、絶妙のアプローチでカップ手前5cmに寄せる[4]。寺本は3mのバーディーパットを外し、青木に2-1で振り切られた[4]。
1979年の日本プロでは初日にアウトで30をマークし通算6アンダーの66で、謝敏男（中華民国）に1打差付け、コース新[5]での単独首位スタートを決める[6]。
1979年には賞金ランク対象となった美津濃トーナメントで杉原輝雄と並んで橘田光弘の2位タイ[7]、1981年には関西オープンで甲斐俊光と並んで金本章生の2位タイ[8]に入る。
1980年のくずは国際では初日に68をマークして森憲二・入江勉・山本善隆・尾崎将司と並んでの8位タイ[9]でスタートし、最終日には金本・竹安孝博と並んでの7位タイ[10]に入った。岐阜関カントリー倶楽部開場15周年記念「岐阜関チェリーカップトーナメント」[11]では2日目に高橋五月・川上実と並んでの5位タイ[12]に浮上し、最終日には藤木三郎・豊田明夫と並んでの5位タイ[13] [14]に留まった。
1982年の広島オープンで小林富士夫と並んでの7位タイ[15]に入り、1983年には地元の兵庫県オープン[16]で初日を三好隆と並んでの2位タイ[17]でスタートし、最終日には69をマークして、川上・一岡義典・十亀賢二・金山和雄を抑えて初優勝[18]。
1987年の日本プロでは初日を中村忠夫と共に首位三上法夫と1打差2位[19]でスタートし、シニア入りした1990年には第1回「コマツアバンセオープン」を通算8アンダーで優勝[20]。
日本シニアオープンでは1991年にエレウテリオ・ニバル（フィリピン）と並んでの6位タイ[21]、1993年に金井清一・新井規矩雄・天野勝に次ぐ4位[22]、2000年には小林富士夫・上原宏一・井上久雄・中村忠と並んでの6位タイ[23]に入った。
1997年のダイドードリンコ静岡オープンでは2日目に通算4アンダーで9位タイと健闘し[24]、日本プロシニアでは2日目には初日首位の中山徹と共に2打差の2位[25]に着け、3日目には前日首位の榎本七郎から奪い返した中山から3打差2位[26]、最終日は72で回って通算2アンダーの286で逆転優勝[27]する。
1998年のミズノオープン[28]を最後にレギュラーツアーから引退し、1999年の日本プロシニアで中山・冨田三十士と並んでの6位タイ[29]に入り、2000年・2001年には日本グランドシニアを連覇[30] [31]。
主な優勝
[編集]- レギュラー
- 1983年 - 兵庫県オープン
- シニア
- 1990年 - コマツアバンセオープン
- 1997年 - 日本プロシニア
- 2000年 - 日本プログランドシニア
- 2001年 - 日本プログランドシニア
脚注
[編集]- ^ 寺本 一郎 ﾃﾗﾓﾄ ｲﾁﾛｳ ICHIRO TERAMOTO
- ^ 第40回日本プロゴルフ選手権（1972年）
- ^ 朝日新聞縮刷版p867 昭和50年7月28日朝刊13面「宮本康が逃げ切る インターナショナル・オープンゴルフ」
- ^ a b c d e 第4回日本プロゴルフマッチプレー選手権（1978年）
- ^ 寺本一郎（フリー） 男子プロゴルファー 日本プロゴルフ選手権 第１日
- ^ 第47回日本プロゴルフ選手権（1979年）
- ^ 第9回 1979年（昭和54年）｜ゴルフ｜ミズノ公式オンライン
- ^ McCormack, Mark (1982). Dunhill World of Professional Golf 1982. Springwood Books. pp. 181–182, 474–475. ISBN 0862540054
- ^ 毎日新聞縮刷版p418 昭和55年4月13日朝刊18面
- ^ 毎日新聞縮刷版p438 昭和55年4月14日朝刊14面「横島が逃げ切る」
- ^ 岐阜関カントリー倶楽部オフィシャルサイト ｜ 当倶楽部について
- ^ 毎日新聞縮刷版p631 昭和55年4月20日朝刊19面
- ^ 毎日新聞縮刷版p655 昭和55年4月21日朝刊19面
- ^ “Mya Aye wins Gifuseki Open”. The Business Times. AP: p. 11. (21 April 1980)
- ^ 朝日新聞縮刷版p1032 昭和57年9月27日朝刊18面「栗原が逆転優勝 羽川2位 広島オープンゴルフ」
- ^ 大会概要
- ^ 朝日新聞縮刷版p341 昭和58年7月9日朝刊19面
- ^ 朝日新聞縮刷版p374 昭和58年7月10日朝刊16面
- ^ 第55回日本プロゴルフ選手権（1987年）
- ^ シニアツアーの歴史｜コマツについて
- ^ JGA 日本ゴルフ協会 【1991年度(第1回)日本シニアオープンゴルフ選手権競技】
- ^ JGA 日本ゴルフ協会 【1993年度(第3回)日本シニアオープンゴルフ選手権競技】
- ^ 第10回日本シニアオープンゴルフ選手権競技
- ^ 1997年03月21日 健闘した寺本 静岡オープンゴルフ第２日
- ^ 日本プロシニア、榎本４アンダー単独トップ浮上。1997年10月11日 日本経済新聞 朝刊
- ^ 日本プロシニア、中山が単独首位、榎本３位に後退。1997年10月12日 日本経済新聞 朝刊
- ^ 日本プロシニア、寺本が逆転Ｖ。1997年10月13日 日本経済新聞 夕刊
- ^ 寺本 一郎選手 年度別大会成績 - 日本ゴルフツアー機構 - The Official Site
- ^ 1999日本プロゴルフシニア選手権大会
- ^ 2000年日本プログランドシニア選手権大会
- ^ 2001年日本プログランドシニア選手権大会