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寿好堂よし国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
義経千本桜』四段目「河連法眼館」 左から二代目澤村國太郞の狐忠信(源九郎狐)、初代淺尾額十郞のしづかノ前。文政8年(1825年)8月、大坂中の芝居。よし国画。

寿好堂 よし国(じゅこうどう よしくに、生没年不詳)とは、江戸時代大坂浮世絵師

来歴

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蘭英斎芦国の門人と推定される。大坂の人で多くの役者絵を描く。作画期は文化10年(1813年)から天保3年(1832年)にかけてで、その間に数種の画名、画号を用いている。当初は寿好または芦麿、芦丸と名乗り、のち文化13年の頃によし国と改名した。ほかにも作からは芳国、芳洲、寿好堂、寿好亭、寿公堂の画名や号が確認できる。「寿好」という画号から、松好斎半兵衛の門人かともいわれている。また「たかき」という印章を使用したものがあり、これは「高木」または「高城」という名をあらわしたものかという。落款には豊川や高という姓も見られる。

文化文政期において大坂で役者絵を普及させた絵師の一人であり、狂歌師「狂画連よし国」としても活躍しており、役者絵にも多くの狂歌を賛として記している。門人に寿暁堂梅国寿鶴堂政国寿陽堂とし国寿宝堂千歌国寿松堂ふじ国寿曙堂清国豊川英国高よし幸などがいる。

作品

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参考文献

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  • 松平進 「寿好堂よし国 ―上方の役者絵(五)―」 『梅花女子大学文学部紀要(国語・国文)』7 梅花女子大学文学部、1970年
  • 『上方役者絵集成』(第1巻) 財団法人阪急学園池田文庫、1997年
  • 『上方役者絵集成』(第3巻) 財団法人阪急学園池田文庫、2001年 ※169頁
  • 国際浮世絵学会編 『浮世絵大事典』 東京堂出版、2008年

関連項目

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