小南武朗
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小南武朗(こみなみ たけろう、1927年(昭和2年)11月28日[1] - 2017年(平成29年)7月10日[2])は、日本の劇作家。テレビ草創期のドラマ演出家。元小樽短期大学学長。
経歴
[編集]北海道函館市出身。1953年北海道大学文学部卒業。1953年(昭和28年)北海道放送(HBC)に入社。ラジオドラマの作・演出に携わる。同社がテレビを開局するとテレビドラマに移り、TBS系「東芝日曜劇場」の同社制作第1作となる「北緯四十三度」を全編生放送で演出する。以後、北海道の風土を背景にしたドラマ制作の基礎を築く。小南に師事した演出家には守分寿男がいる。1982年定年退職。
1983年北海道大学や藤女子大学で講師(1994年まで)。1986年小樽女子短期大学助教授。1992年小樽女子短期大学教授。1995年同学長。1999年小樽短期大学学長退職。2001年藤女子大学文学部客員教授。2005年藤女子大学退職。
同人誌『弦』『北方文芸』『札幌文学』などに参加した[3]。1976年、『海の音』で北海道新聞文学賞候補。2013年、第7回まほろば賞特別賞[3]。
受賞
[編集]- 1961年(昭和36年):近鉄金曜劇場『オロロンの島』(北海道放送) - 芸術祭テレビ部門芸術祭賞[3]
- 1963年(昭和38年):東芝日曜劇場『虫は死ね』(北海道放送) - 芸術祭テレビ部門奨励賞[3]
著作
[編集]- 『ぬばたま』(近代文芸社、1982年)
- 『自分にとっての美しい日本語 ― 表現についての断章』(東林出版、1995年)
脚注
[編集]- ^ 『新訂 現代日本人名録 2002 かなーせ』p978
- ^ “小南武朗氏がご逝去されました”. 日本脚本家連盟 (2018年3月26日). 2018年6月28日閲覧。
- ^ a b c d “小南武朗氏(札幌文学同人)が「第7回 まほろば賞」特別賞を受賞 |”. www.nakanishi-printing.co.jp. 中西印刷株式会社 (2013年9月25日). 2021年12月8日閲覧。