小川有美
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小川 有美(おがわ ありよし、1964年 - )は、日本の政治学者。立教大学法学部教授、日本政治学会理事長[1]。専門は、ヨーロッパ(とくに北欧)政治史、比較政治学。
略歴
[編集]石川県生まれ。金沢大学附属高等学校、東京大学教養学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。 千葉大学法経学部助手・助教授を経て、現職。
著書
[編集]編著
[編集]共編著
[編集]- (岩崎正洋)『アクセス地域研究(2)先進デモクラシーの再構築』(日本経済評論社, 2004年)
- (山口二郎・宮本太郎)『市民社会民主主義への挑戦――ポスト「第三の道」のヨーロッパ政治』(日本経済評論社, 2005年)
- (遠藤誠治)『グローバル対話社会――力の秩序を超えて』(明石書店, 2007年)
論文
[編集]雑誌論文
[編集]- 「デンマークにおける議院内閣制問題と『体制変革』――スカンディナヴィア比較政治の視座から」『國家學會雑誌』105巻7・8号(1992年)
- 「『計画の政治』と北欧社会民主主義体制の形成」『千葉大学法学論集』10巻1号(1995年)
- 「ヨーロッパ化する党派政治空間――『第三の道』の欧州テスト」『社会科学研究』54巻1号(2003年)
- "Europeanization and Corruption: A Most Advanced but Irresponsible Form of Governance?" 『立教法学』64号(2003年)
- 「時間の歴史政治学・端書――民主化論・社会運動論・労働時間論から遠近法的分析へ」『千葉大学法学論集』18巻1号(2003年)
- 「ヨーロッパ政治と『憲法化』――法システムと政治システムの間」『レヴァイアサン』35号(2004年)
- 「『第三の道』からポスト・デモクラシーへ?」『現代の理論』3号(2005年)
単行本所収論文
[編集]- 「『EUヨーロッパ』の拡大――国家形成か開発協力か」秋元英一編『グローバリゼーションと国民経済の選択』(東京大学出版会, 2001年)
- 「北欧福祉国家の政治――グローバル化と女性化の中の『国民の家』」宮本太郎編『講座・福祉国家のゆくえ(1)福祉国家再編の政治』(ミネルヴァ書房, 2002年)
- 「政治社会論」河野勝・岩崎正洋編『アクセス比較政治学』(日本経済評論社, 2002年)
- 「ヨーロッパ化と政治的正統性の行方」日本比較政治学会編『EUのなかの国民国家――デモクラシーの変容』(早稲田大学出版部, 2003年)
- 「新しい統治としてのOMC(開放的協調)とヨーロッパ化する政党政治――あいまいな制度を求めて?」中村民雄編『EU研究の新地平――前例なき政体への接近』(ミネルヴァ書房, 2005年)
- 「『ヨーロッパ市民権』はいかにありうるか」木畑洋一編『ヨーロッパ統合と国際関係』(日本経済評論社, 2005年)
- 「グローバル化と価値・規範コミュニティ」宮島喬・五十嵐暁郎編『平和とコミュニティ――平和研究のフロンティア』(明石書店, 2007年)
- 「越境社会と政治文化――『ヨーロッパ』は『市場』か『要塞』か、深層(サブ)政治界か?」『年報政治学2007-II』(木鐸社, 2007年)
- 「EUのインフォーマル政策システム」平島健司編『政治空間の変容と政策革新(2)国境を越える政策実験・EU』(東京大学出版会, 2008年)
- 「ヨーロッパ化する労働運動」新川敏光・篠田徹編『労働と福祉国家の可能性――労働運動再生の国際比較』(ミネルヴァ書房, 2009年)
脚注
[編集]- ^ 「歴代理事長」日本政治学会 - ウェイバックマシン(2022年3月2日アーカイブ分)