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小林莉子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小林 莉子
Riko Kobayashi
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1993-03-26) 1993年3月26日(31歳)
出身地 東京都あきる野市
身長 163.9cm
体重 59.8kg
選手情報
登録番号 014900
所属 日本競輪選手会東京支部
ホーム 立川競輪場
期別 102期
登録地
2012- 東京
業績
特別競輪勝利
ガールズグランプリ 2012
ガールズケイリンコレクション
2022 8月アルテミス賞
選手情報 KEIRIN.JP
■最終更新日:2022年8月10日  テンプレートを表示

小林 莉子(こばやし りこ、1993年3月26日 - )は、静岡県掛川市生まれ[1]で、東京都あきる野市出身[2]女子競輪選手日本競輪学校(当時。以下、競輪学校)第102期(ガールズケイリン第1期)生。日本競輪選手会東京支部所属。師匠は富山健一(競輪学校第43期生)。

来歴

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3姉妹の次女で、年子の姉と5歳下の妹がいる。 小学校3年頃よりソフトボールを始め、東海大学菅生高等学校時代は捕手として、全国私立高等学校女子ソフトボール選抜大会でベスト8を経験[4]。しかし、ソフトボールの実業団チームのセレクションを受けるも不合格となり、将来の進路に迷っていた[1]ところ、2010年7月、競輪学校で行われた女子自転車選手発掘プロジェクト「ガールズサマーキャンプ」に参加。その時の担当教諭から、「競輪でならオリンピックを狙えるぞ!」というアドバイスをもらったことがきっかけ[2]となったことに加え、日本自転車競技連盟よりいきなりジュニアの強化指定選手に選出された[1]ため、ガールズケイリン第1回生徒入学試験を受験することになった。

2011年2月25日、競輪学校入学試験に合格[5]。また、同年10月に行われたトラックレース全日本選手権・個人追抜伊豆ベロドローム)で3位に入った。

競輪学校時代の在校競走成績は第6位(14勝)[6]。卒業記念レースでは3位に入った。2012年5月1日、日本競輪選手会東京支部の競輪選手として登録された。

2012年7月1日平塚競輪場で48年ぶりの女子競輪復活開催となったガールズケイリンのオープニングレースがデビュー戦となり、2着。同月3日同場で行われた決勝戦を制して初勝利を挙げ、また初めて開催されたガールズケイリンで初優勝者として名を刻んだ。同年10月23日、同年12月28日に開催予定の第1回ガールズグランプリ出場選手に選出され[7]、同レースで優勝、初代優勝者の座を掴んだ[8]

その後も安定した活躍を続けており、2020年11月19日ガールズグランプリ2020トライアル小倉)2日目第11レースでは7着に終わったが、これにより通算取得賞金が100,064,800円となり、ガールズケイリンでは史上4人目となる通算取得賞金額1億円を突破した。8年4か月18日での達成であった(デビュー日を含まず)[9]

2021年3月27日、ホームバンクである京王閣FII(ナイター)2日目第7レースにおいて1着となり、ガールズケイリン史上7人目となる通算300勝を達成[10]。8年8か月26日での達成であった(デビュー日は含まず)。また同年は年間を通じて好調を維持し、ガールズグランプリ2021トライアル終了時点で賞金額は1554万円に達しランキング第3位に付けたことで、6年ぶりにガールズグランプリ出場を果たした(結果2着)[11]

2022年8月10日、同年のガールズケイリンコレクション西武園ステージ出場権を賭けた「ガールズケイリン総選挙」で第14位となりアルテミス賞への出場が決定。レースでは捲った梅川風子マークからゴール前で交わして優勝、自身10年ぶりのタイトルを獲得。ただ、同年末のガールズグランプリは、僅かに賞金が足らず補欠となった。

2023年1月23日、ガールズケイリン1期生として創成期から現在に至るまで10年間常にトップで活躍し続けた功績を称えられ、JKAより2022年競輪表彰選手として特別賞を受賞した[12][13]

2024年2月17日川崎FII(ミッドナイト)2日目第2レースに出走し、ガールズケイリンとして初の1000回出走を達成(1着)[14]

主な獲得タイトルと記録 

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エピソード

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  • クルマが好きで、特にアメ車がお気に入り[15]。車の購入代金に「家一軒分建つほど」つぎ込んでいる。
  • 大の猫好きでもあり、自宅で3匹のを飼っている(2023年10月時点)。元は立川競輪場そばの公園で生まれた野良猫を保護したのがきっかけで、自宅で飼っているもののほか、選手仲間などに譲渡したりと保護猫活動も行っている。その縁で、猫専門バラエティ番組「ねこ自慢」から取材を受けVTR出演した[16]

参考文献

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  1. ^ a b c “19歳・小林莉子、笑顔はじけた初代女王!…48年ぶり復活「ガールズケイリン」”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2012年7月4日). オリジナルの2012年10月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121012051445/http://hochi.yomiuri.co.jp/gamble/keirin/news/20120703-OHT1T00264.htm 2023年2月6日閲覧。 
  2. ^ a b Vol.1 ガールズケイリン@小林莉子 『夢五輪。底知れない元気で勝負!~18歳の小林莉子』 - ガールズケイリン・夢挑戦~松瀬学日誌(2)”. girlskeirin.com (2011年7月1日). 2011年11月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月6日閲覧。
  3. ^ ヤクルト戦で競輪初代ガールズGP女王・小林莉子ノーバン始球式 - SANSPO.COM、2017年4月13日
  4. ^ 2017年4月12日第71回日本選手権競輪のキャンペーンとなった「東京オーヴァル京王閣スペシャルナイター」(ヤクルト・中日戦)で、神宮球場始球式に登場した[3]
  5. ^ 日本競輪学校女子第1回生徒入学試験合格者名簿 (PDF) - KEIRIN.JP
  6. ^ 競走成績戦法別一覧表 (PDF) - KEIRIN.JP
  7. ^ 『ガールズグランプリ2012【FII】』出場予定選手の決定について - KEIRIN.JP 10月23日付
  8. ^ 【ガールズGP】最年少19歳・小林が初代賞金女王 - スポニチアネックス 2012年12月28日付
  9. ^ 小林莉子選手(東京・102期)の通算取得賞金1億円達成について”. KEIRIN.JP (2020年11月20日). 2020年11月20日閲覧。
  10. ^ “小林莉子が通算300勝「地元で良かった」/京王閣”. 日刊スポーツ(nikkansports.com) (日刊スポーツ新聞社). (2021年3月27日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202103270001090.html 2021年3月29日閲覧。 
  11. ^ “尾方真生&坂口楓華は初出場 ガールズグランプリ出場選手7人が決定”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2021年11月21日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202111210000156.html 2021年11月21日閲覧。 
  12. ^ 2022年競輪表彰選手の決定について”. KEIRIN.JP(JKA) (2023年1月23日). 2023年2月2日閲覧。
  13. ^ 2022年 表彰選手一覧表” (PDF). KEIRIN.JP (2023年1月23日). 2023年2月2日閲覧。
  14. ^ “【競輪】小林莉子ガールズ最多1000回出走、保険のプロも驚く鎖骨骨折直後に優勝/川崎ミッド”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2024年2月17日). https://www.nikkansports.com/public_race/keirin/mid_cal/news/202402170001595.html 2024年2月18日閲覧。 
  15. ^ 【小林莉子選手】ガールズケイリン屈指のアメ車好き! ダッチ ラムバン”. けいりんマルシェ(JKA) (2023年6月30日). 2023年10月15日閲覧。
  16. ^ BS-TBS『ねこ自慢』に小林莉子選手(102期・東京)が出演します!”. けいりんマルシェ(JKA) (2023年10月10日). 2023年10月15日閲覧。

外部リンク

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