小樽天狗山ロープウエイ
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(小樽天狗山ロープウェイから転送)
小樽天狗山ロープウエイ(おたるてんぐやまロープウエイ、英: OTARU TENGUYAMA ROPEWAY)は、北海道小樽市にあるロープウェイ。
概要
[編集]天狗山の斜面にあり、小樽港や石狩湾などを一望することができるビューポイントとなっている。北海道中央バスのグループ会社「中央バス観光開発」が運営している。周辺にはガラス工房やペンションが立地している。冬季は「小樽天狗山スキー場」となる。
2009年(平成21年)には「小樽天狗山ロープウェイ・展望台」として『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』(フランス語版)で一つ星に選定された[1]。
路線データ
[編集]搬器は、赤い搬器に「OTARU」、青い搬器に「TENGU」と書かれているが、正式な呼び名は、赤い搬器を「1号車」、青い搬器を「2号車」と呼称している[2]。開業当初は、北海道中央バスの「ハイデッカーカラー」と呼ばれる、白地に灰色とワインレッドの帯に塗られていたが、後に「高速カラー」と呼ばれる白地に赤い2本線・アクセントに赤斜線になっている[3]。
- 種別・方式:普通索道・3線交走式(1支索2曳索)
- 路線距離:735 m
- 高低差:271 m
- 定員:30名
- 運行速度:3.6 m/秒
- 所要時間:4分
- 駅数:2駅(起終点駅を含む)
料金
[編集]中学生から大人料金となり、未就学児は大人1名につき1人無料となる。また、身体障がい者手帳や療育手帳を持っている本人と同伴者1名は、大人料金の半額となる。札幌・小樽発着のロープウェイ+バスのセット料金を設定している。
- 一般
- 往復:大人1,400円、小人700円
- 片道:大人840円、小人420円
- 団体(20名以上)
- 往復:大人1,300円、小人650円
沿革
[編集]1979年(昭和54年)に北海道中央バスが小樽市から天狗山のスキー場を取得してロープウェイなどを設置し[4]、「小樽天狗山スキー場」としてオープンした[5]。その後も資料館やシマリス公園、神社、スライダーなどの施設を整備していった[6][7][8]。
施設
[編集]山頂施設
- 山頂駅
- 山頂展望レストランてんぐ・ショップ
- 天狗の館、小樽スキー資料館、天狗山ギャラリー
- 屋上展望台
- 天狗桜展望台
- 第1展望台
- 第2展望台(冬期閉鎖)
- 第3展望台(冬期閉鎖)
- 天狗山スライダー
- 天狗山神社
- 鼻なで天狗さん
- シマリス公園
- 天狗広場
山麓施設
- 山麓駅
- チケット売場
- ヴィラ・マウンテング
- ザ・グラス・スタジオ イン オタル
- 小樽天狗山 本館
- 小樽天狗山 山麓館
イベント
[編集]アクセス・駐車場
[編集]脚注
[編集]- ^ “小樽天狗山 「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」一つ星”. 小樽ジャーナル. 小樽ジャーナル社 (2009年3月27日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ “オリジナルチョロQ”. 小樽天狗山ロープウエイ. 2015年4月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月21日閲覧。
- ^ “天狗山ロープウェイと小樽市街 北海道”. アマナイメージス. アマナ. 2019年3月21日閲覧。
- ^ “沿革”. 北海道中央バス. 2019年3月21日閲覧。
- ^ 有価証券報告書 2016, p. 4.
- ^ “「天狗」ありスキーあり 小樽・天狗山、山頂に資料館完成”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1981年12月24日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ “小樽・天狗山 守り神も登場 神仏ゾーンの整備完了”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1982年9月7日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ “棚から牡丹餅の“天狗山スライダー”ブーム”. 小樽ジャーナル. 小樽ジャーナル社 (2008年8月20日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ “小樽ゆき物語・余市ゆき物語”. 2019年3月18日閲覧。
参考資料
[編集]- “有価証券報告書 第73期(平成27年4月1日—平成28年3月31日)” (PDF). 北海道中央バス (2016年). 2019年3月21日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 小樽天狗山ロープウエイ/スキー場
- 小樽天狗山ロープウエイ・スキー場 (tenguyamaropeway) - Facebook
- 小樽天狗山ロープウエイ | スキー場 (@otaru_tenguyama) - Instagram
- 小樽天狗山ロープウエイ - YouTubeチャンネル