小野寺公二
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小野寺 公二(おのでら こうじ、1920年2月5日 - 1998年10月8日)は日本の歴史小説作家。別名義に田原 耕二(たはら こうじ)[1]。
略歴
[編集]青森県生まれ[2]。後に父の郷里である岩手県胆沢郡胆沢町(現在の奥州市)へ転居し[3]、旧制一関中学校(現岩手県立一関第一高等学校)を卒業。東京の中央大学経済学部へ進学し、卒業した後に病気療養のため帰郷する。1954年(昭和29年)に「奥羽のキリスト」でデビューするが、以後しばらくは「田原耕二」名義で懸賞歌謡の作詞を中心に活動し1964年(昭和39年)に「岩手県民の歌」(作曲:中田喜直)が入選した。
1970年代以降は主に歴史小説を手掛け、東北地方を舞台にしたものや算学を題材にしたものに特色がある。
作品リスト
[編集]※ 単行本の刊行順に記す。
- 滅びの果実 紅玉物語(1980年3月、時事通信社)
- 南部一揆の旗(1985年9月、三一書房、1995年2月、集英社文庫) ISBN 4-08-748284-7
- 算学武士道(1989年2月、文藝春秋、1994年1月、光文社文庫) ISBN 4-334-71831-0
- 幕末算法伝(1990年10月、講談社、1994年7月、光文社文庫) ISBN 4-334-71912-0
- 平泉落日(1992年11月、光文社文庫) ISBN 4-334-71617-2
- 新宿お取潰し(1993年6月、光文社文庫) ISBN 4-334-71718-7
- 賊軍の狙撃者(1997年8月、光文社文庫) ISBN 4-334-72455-8